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仁阿弥道八 螺形波之図 鉢 八代道八 極箱 [幕末京焼]

只今、ベースでは『道八』特集、展示中です☆

その中から・・・少しご紹介いたしましょう。

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仁阿弥道八 螺(にし)形波之図 鉢

なんとも、造形的な鉢です。

栄螺の形状を手ひねりで作り上げております。

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幅 21.2㎝×15.3㎝ 高さ6・5㎝

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内側には、呉須で漢詩風に・・・貝が海に浮かぶ情景を詠んだ文字が記されております。

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どこから見ても造形的です。

側面に色絵で押しては引く・・・波の流れを意匠化しており、貝が波に流される風情を醸し出しております。

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この、脚の造りは道八特有の削りです。 弟子であった初代清風与平にも受け継がれております。

そして、ちょっとおもしろい点は・・・この作品に押されている印が、道八のほら貝印と呼ばれるものです。

鉢の形状と相まっております。

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箱は、八代道八の極め箱になります。

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趣向の主菓子鉢でも、懐石でお使いにも良い作品です。

席中で、お客様の波間を流れていく貝をお楽しみください。

※ご成約済です。
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