【内朱塗 茶籠揃 弘入・香山・浄益、青磁等】 [茶道具]
ここのところ、大阪美術倶楽部の研修会やら、なんやら・・で綺麗な花を見る機会に恵まれておりました。
桜はちょっと、出遅れて見逃してた感がありましたもので。。。
京都国立近代美術館、では大阪画壇の展観がされております。
なかなかの、ボリュームだったのです。
近くでは、遅い時期の桜も。
場所は変わって・・
ネモフィラ、祭りです。
名前すら…馴染みのない花、ですがかわいくて、綺麗なものでした。
そんな、お花見日和・・・といえば、『茶箱』『茶籠』です。
お点前としては、裏千家流ではきっちりとございますので、お稽古用をお持ちの方々もたくさんいらっしゃることと思います。
しかし、それ以上・・・こういうものの、『茶会用』という定義はなく、あとは『時代モノ』でしか存在せず、故に・・・全てが異なる『一点もの』であることになるのです。
中身も様々で・・・いろんな時代の、組み合わせる茶人様方の様々な趣向が凝らされております。
そんな、茶籠のピリッとした出物がございましたので、ご紹介致します。
いつもと、順番を変えまして・・・出していく様、でご紹介して参ります☆
養生箱です。
仕覆に包まれた茶籠です。
【茶籠】
幅 19cm×16.5cm 高さ 14・5cm
明治末~大正初期
蓋を開けてみます。
内側は、朱の一閑張りです。
中から・・・さらに、お仕覆を取り出します。
展開してみましょう。
【初代 眞葛香山 仁清意吉野山 茶碗】
幅 11.5cm 高さ 6.5cm 高台径 4.3cm
明治末~大正初期
香山用の『亀の子』印です。
【樂 弘入 赤茶碗】
幅 9cm 高さ 7.3cm 高台径 4.3cm
明治末期~大正初期
窯変が良く、出ております。
印は、側面下部です。
高台脇には、『十二代』の彫りが。
【高台寺蒔絵 棗】
幅 6.1cm 高さ 6.6cm
時代 明治末~大正初期
京塗師
上質な、蒔絵です。
【牙 茶杓】
長さ 15cm 幅 1.6cm
牙、の芯の部分を使用した上質な茶杓です。
次は、こちら。
【青磁 振出し】
幅 4.3cm 高さ 9.9cm
時代 江戸時代
口縁部、金直し
この、茶籠揃い・・・は、この青磁を中心として、手に入れた茶人さまが、当時の『現代モノ』を誂えて製作されたものなのです。
【染付富士之絵 巾筒】
幅 2.9cm 高さ 7cm
明治期
京焼
『画所預 従五位上土佐守光貞』
土佐光貞の時代には、京焼では染付技術が有りませんでしたので、意匠を用いて明治期に作られたものです。おそらく三代道八辺りだと推測されます。
【九代中川浄益 南鐐片木目 茶筅筒】
幅 3.5cm 高さ 9.3cm
在銘です。
青磁の振出を活かす為に意図され・・・きっちりと、明治末期頃にコストをかけて・・・名工たちの競演にて、仕立てられた茶籠揃いなのです。
なかなか、無い出物です!
※ご成約済みです。
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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桜はちょっと、出遅れて見逃してた感がありましたもので。。。
京都国立近代美術館、では大阪画壇の展観がされております。
なかなかの、ボリュームだったのです。
近くでは、遅い時期の桜も。
場所は変わって・・
ネモフィラ、祭りです。
名前すら…馴染みのない花、ですがかわいくて、綺麗なものでした。
そんな、お花見日和・・・といえば、『茶箱』『茶籠』です。
お点前としては、裏千家流ではきっちりとございますので、お稽古用をお持ちの方々もたくさんいらっしゃることと思います。
しかし、それ以上・・・こういうものの、『茶会用』という定義はなく、あとは『時代モノ』でしか存在せず、故に・・・全てが異なる『一点もの』であることになるのです。
中身も様々で・・・いろんな時代の、組み合わせる茶人様方の様々な趣向が凝らされております。
そんな、茶籠のピリッとした出物がございましたので、ご紹介致します。
いつもと、順番を変えまして・・・出していく様、でご紹介して参ります☆
養生箱です。
仕覆に包まれた茶籠です。
【茶籠】
幅 19cm×16.5cm 高さ 14・5cm
明治末~大正初期
蓋を開けてみます。
内側は、朱の一閑張りです。
中から・・・さらに、お仕覆を取り出します。
展開してみましょう。
【初代 眞葛香山 仁清意吉野山 茶碗】
幅 11.5cm 高さ 6.5cm 高台径 4.3cm
明治末~大正初期
香山用の『亀の子』印です。
【樂 弘入 赤茶碗】
幅 9cm 高さ 7.3cm 高台径 4.3cm
明治末期~大正初期
窯変が良く、出ております。
印は、側面下部です。
高台脇には、『十二代』の彫りが。
【高台寺蒔絵 棗】
幅 6.1cm 高さ 6.6cm
時代 明治末~大正初期
京塗師
上質な、蒔絵です。
【牙 茶杓】
長さ 15cm 幅 1.6cm
牙、の芯の部分を使用した上質な茶杓です。
次は、こちら。
【青磁 振出し】
幅 4.3cm 高さ 9.9cm
時代 江戸時代
口縁部、金直し
この、茶籠揃い・・・は、この青磁を中心として、手に入れた茶人さまが、当時の『現代モノ』を誂えて製作されたものなのです。
【染付富士之絵 巾筒】
幅 2.9cm 高さ 7cm
明治期
京焼
『画所預 従五位上土佐守光貞』
土佐光貞の時代には、京焼では染付技術が有りませんでしたので、意匠を用いて明治期に作られたものです。おそらく三代道八辺りだと推測されます。
【九代中川浄益 南鐐片木目 茶筅筒】
幅 3.5cm 高さ 9.3cm
在銘です。
青磁の振出を活かす為に意図され・・・きっちりと、明治末期頃にコストをかけて・・・名工たちの競演にて、仕立てられた茶籠揃いなのです。
なかなか、無い出物です!
※ご成約済みです。
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藤井香雲堂
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2022-04-18 16:33
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