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6月のベースのお知らせです。

休む暇なく、次のベースです。(^^;

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ハガキの掲載情報に、記載漏れがありました。

二代香山 御祓図平茶碗、はせい斎の書付がございます。

現在のご予約状況です。

2 予約枠終了 ✕

3 午前中 二件 予約有り 午後からのみ


明日から、金沢出張へ行ってまいります。


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北大路魯山人 唐津風 十草文 筒盃 陶々庵極箱 [近代工芸]

十翔会は、いつものように・・・休む暇の無い3日間でした。

毎度お顔を出してい頂けるお馴染み様や、お馴染み様方からのご紹介など・・・・今回はご縁が広がり、皆様に感謝です。

次回は11月に第32回が開催されます。 どうぞ、宜しくお願い申し上げます。


さて・・・当店ではかなり珍しい、北大路魯山人作品の御紹介です。


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北大路魯山人 唐津風 十草文 筒盃


見た瞬間に、何とも言えず・・魅せられまして。

筒盃ですから、たっぷり楽しめそうです、よ。


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星ヶ丘の印銘です。

魯山人といえば、昨年に読んだ本が実に面白かったんです。

新書で発刊されたものなんですが、主人公(魯山人の晩年の秘書)が臨終の魯山人にこれまで縁が深かったのに長らく疎遠になった知己の人たちを、お見舞いに来てもらう為に邂逅していくうちに・・・魯山人の闇、というか本当の心、これまでの偉大さのルーツをたどる旅になるという、そのままドラマ化しても良いのでは?というフィクションのようなノンフィクションのような物語でした。

その・・・・タ、タイトルが思い出せないのです。(^^;

新書で買って読むのは好きなのですが、置く場所が無い上読み返すことも無いので、半年に一度売ってしまうんです。(CDや本)

なので、ご紹介したいのですが・・・また思い出しましたら書きます。

さて、作品に戻ります。

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黒田陶々庵の極箱です。


唐津風 十草文 筒盃

十草文 = 木賊文 ですね。

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口径 5.7㎝ 高さ 6.9㎝


魯山人の盃といえば、志野などが有名ですがちっちゃいので実用ではありません。(ちっちゃいのに価格はちっちゃくありませんし(^^;)


この筒盃、お楽しみ頂きたく思います☆


※売却済みです。
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第31回 十翔会 始まりました! [催事]

初日、終了いたしました。

おなじみ様、新しいご縁の方などなど・・・本日はご来場有難うございました。

一時、最大10組同時にご対応しないといけない場面があり・・・お待たせしてしまったり、ご説明する時間が取れなかったり、と皆様に大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。


明日・明後日も皆様のご来訪をお待ち申し上げております。

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会場内、当店エリアの風景です。

今回は、入口入って目の前でございます☆
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第31回 十翔会のお知らせです。 [催事]

半年に一度・・・若手美術商が集まって当時、関西唯一の正札会形式の展示会として始まりました、「十翔会」でしたが、早いもので・・・16年目に突入しました。


令和元年 5月25日(土)~27日(月) 10:00~18:00(最終日は17時迄)

会場 大阪美術倶楽部 新館2階

入場無料


初めての方、は受付にて「藤井香雲堂」のブログを見て、とお申し出ください。

ご不明な点のご説明や、商品の見方やお買い求め方法、アドバイス等のお手伝いをさせていただきます。

取引責任が担当制になっておりますので、どの商店の商品にかかわらず、一貫してお世話をさせて頂く形となっております。

もちろん、見るだけでもOKなので、ご気軽にお越しくださいませ。


さて、今回の当店ですが・・・

半分をマニアックゾーン、半分を茶会レベル作家さんのお手頃ゾーンという感じになります。

食器は、向付が3種、銘々皿が1組、絵替り小皿1組、蓋物 1組 です。

是非、ご高覧下さいませ☆
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2019年5月12日~21日の新入荷情報です。 [新入荷]

恒例の十翔会が近づく中・・・・仕入出張に飛び回っておりました。

からの、鋭意準備中です。(^^♪

まずは、新入荷情報をお届け致します。



平安十匠 合作 秀衡調 箸洗 【10客】※ご成約済

初代 諏訪蘇山 青貝 盆 薮内透月斎極箱

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楽 了入 黒 茶碗 共箱 庚寅 当代極め外箱 ※商談中

仁阿弥道八 三島 茶碗

仁阿弥道八 南蛮模 炮烙 ※ご成約済

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北大路魯山人 唐津風 十草文 筒盃 陶々庵極箱

真葛香斎 杜若之絵 信楽茶碗 ※ご成約済

楠部 (千之助) 粟田焼 薩摩手瓢形小花瓶

永楽妙全 金襴手向付 【10客】

二代 眞葛香山 乾山意百合花形 向付 【20客】

二代 眞葛香山 呉祥瑞意松竹梅之画 蓋物 【5客】 10客箱ニ入ル



※以下 極め箱作成中

二代 眞葛香山 色染付牡丹絵 蓋物 【5客】 箱無し

二代 眞葛香山 仁清意観世水絵 小皿 【10枚】 箱無し

二代 眞葛香山 乾山意七宝透舟形 向付 【9客】 箱無し

二代 眞葛香山 赤絵花鳥魚文 向付・小皿 【5客組】 箱無し

二代 眞葛香山 安南写 茶器揃 箱無し

二代 眞葛香山 染付山水人物画 中皿 【5枚】 箱無し

二代 眞葛香山 染付山水人物画 小皿 【5枚】 箱無し

二代 眞葛香山 染付山水人物画 豆皿 【5枚】 箱無し

二代 眞葛香山 染付山水画 汲出し 【5枚】 箱無し

二代 眞葛香山 赤絵 酒瓶1対 盃 5客 箱無し

二代 眞葛香山 赤絵 酒瓶1対 盃 5客 箱無し


箱無し香山軍団が大量に入りました・・・しかし、ちょうど仕入れたのが京都で、さらに香斎さんのところへ寄る用事がありましたので、極め箱製作依頼にお預けしてきました。(^^;

商品化するのは来月下旬以降になります。


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御深井焼 三島獅子耳 水指 [おもろいで!幕末尾張陶]

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御深井焼 三島獅子耳 水指

口径13.8㎝ 胴径15㎝ 高さ18㎝


御深井焼の水指では、よく見られる象嵌三島のタイプです。

この花文の印、獅子耳の型は後年にも継続して使われております。

丸紋の中には”不” ”老” ”長” ”生”の字が込められております。

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深井製印はありません。 斉荘公就任前後の御深井焼に分類されます。

運びにも、置き、にもほどよい大きさで、大変使いやすい水指です。


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御深井焼 瀬戸釉 水指 近左真塗蓋添 [おもろいで!幕末尾張陶]

お茶碗が続きましたので、水指に参りましょう。

その前に・・・御深井焼について、少し詳しくご説明申し上げたく思います。


御深井焼(おふけやき)

徳川御三家の筆頭である、尾張徳川家の御庭焼。濫堀を禁じられ、城に秘蔵されていた祖母懐の土を使った。

初代義直が御庭焼として名古屋城御深井丸に寛永年間(1622~1644)に開窯した。

次の光友の時代は前期の最盛期で、尾張では御深井焼以外にも横須賀御殿で、江戸では戸山御殿でそれぞれ新たに御庭焼が始められた。

その後八代宗勝まで断続的に続けられたが、九代宗睦の代で緊縮財政の為一時中断。

十代斉朝の文政年間(1818~1829)頃に新製染付焼の加藤唐左衛門により再興された。

茶の湯に熱心だった十二代斉荘公時代に最盛期を迎える。

斉荘は裏千家11代玄々斎に茶事を学び、伝来の名品や贈答用の御庭焼への箱書をさせて重用した。

これは玄々斎が三河奥殿藩主松平家から裏千家へ養子入りしており、尾張藩家老の渡辺規綱は実兄であること、斉荘が藩主に就任したとき(天保10年1839)規綱の長男寧綱が家老になっている事とは無縁ではないと思われる。
 
この頃には名古屋城内では御深井焼以外に楽焼の萩山焼、その東側では東山焼が新たに始められ。江戸藩邸では戸山焼の復興と、加えて楽々園焼も始められた。

斉荘没後は、江戸藩邸のやきものは廃窯になり、御深井焼・萩山焼も断続的に焼成されるのみで、明治4年に廃窯となる。
 

前期御深井焼では藩主及び、藩の献上品・贈答品・城内調度品などが制作され、後期御深井焼 ではそれに加えて、藩主自らの手造りや家臣への下賜品が作られるようになる。
 
出仕したのは、前期は瀬戸の御窯屋三人衆である加藤唐三郎・仁兵衛・太兵衛家と御焼物師 加藤新右衛門・三右衛門家で、義直が美濃より招聘し瀬戸の再建の為に擁護した家である。
後期御深井焼ではこれらの加藤家と新たに新製染付焼の加藤唐左衛門・川本半介らが参加し、尾張藩士で陶芸を得意とした平澤九朗や正木惣三郎、加藤春岱なども加わった。


先日よりご紹介を続けておりますのは、後期御深井焼の中でも最盛期の作品です。

それでは、水指のご紹介です。

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口径11.5㎝ 胴径13.5㎝ 高さ16.8㎝


見事な水指です。

瀬戸釉の発色もよく、この色合いと手慣れた感じは・・九朗の関与を感じさせます。

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土も良い物を使っており、印付きも抜群です。

”賞賜”印も併印され、尾張徳川家十二代斉荘公が家臣に賜る為の作品で製作されたものの中でもかなりの上手にあたります。


塗蓋が伝世しておりませんでしたので、この度・・・コストをかけて六代川端近左さんに特注いたしました。




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御深井焼 黒織部茶碗 [おもろいで!幕末尾張陶]

次は、黒織部茶碗です。

黒織部、は誰しも知ってる有名なものですが、桃山期の伝世品では沓形の浅い茶碗がほとんどで半筒のような黒織部は大変希少なのです。

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もちろん、幕末尾張のやきものでも少な目になります。

当店では2月の大美アートフェアにて出品致しましたが、このような短期間で2点目が入るのも珍しいのです。

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口径8.8cm 胴径9.5cm 高さ9cm

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「深井 製」丸印です。

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やや四方のように見える口造りですが、これまで扱った黒織部に比べて非常にサイズ感が良く、使い易い大きさと重量です。

こちらも村木家旧蔵品です。

加藤春仙の七十六翁の極箱に堀内不仙斎の箱書があります。
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御深井焼 志野茶碗 [おもろいで!幕末尾張陶]

続きまして、志野茶碗です。

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非常に良い釉を施されております。

この時期の志野の釉調は、なかなか今では出ません。

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やや、四方気味の口造りで、薄く上がっております。

口径9.3cm 胴径10cm 高さ8cm


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「深井 製」 丸印です。


こちらも村木家旧蔵の逸品です。

※ ご成約済です。



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御深井焼 椿手茶碗 [おもろいで!幕末尾張陶]

それでは・・JFKの方でも『御深井焼』展をいたしましょう。

御深井焼

尾張 徳川家の御庭焼として名古屋城御深井丸に17世紀前期に開窯し断続的に明治4年まで続く。

濫堀を禁じられ、城に秘蔵されていた祖母懐の土を使った。

赤津の陶工尾張藩士など単独陶工として技に秀でた者が従事し、藩窯として優品を遺す。

とくに茶の湯に熱心だった十二代斉荘公時代(1839~45)に最盛期を迎える。


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大変珍しい釉調の御深井焼です。

手の収まりも良く、釉薬の上がりも抜群です。

丁寧な轆轤挽のあと、すこし沓形に形成しております。

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「深井 製」 の丸印と 「賞賜」 楕円印があります。

口径 12cm 高さ 6.5cm


名古屋の国焼きコレクターの第一人者でもあった、村木家の旧蔵作品です。


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