SSブログ

新生 「はんなり骨董楽市」開催中です [催事]

移動からの搬入…初日2日とバタバタしておりまして、ブログの更新が遅くなりました。

さすがに、3日目の金曜日は「こんようび」とも言われるだけあって…暇になりました。(^_^;)


花のお江戸、東京日本橋 丸善にて…

毎年夏の恒例、「はんなり骨董楽市」開催中です。


DSC_8080_copy_640x480.jpg

DSC_8081_copy_640x360.jpg


七時間の移動からの、夜10時までの搬入陳列は翌日からじわじわと…疲れが身体を襲います。(+_+)

しかし、計画通りの量で飾り付けられました[ぴかぴか(新しい)]

DSC_8088_copy_640x360.jpg


DSC_8086_copy_640x360.jpg



今回は、さらに厳選の展示です~

DSC_8084_copy_640x360.jpg

特集コーナー、「卓を彩る器」

DSC_8083_copy_640x360.jpg

DSC_8085_copy_640x360.jpg

初日、2日目共に多数のご来場を戴きました。

誠に有り難うございます。

明日、8/29(土)から四日間…皆様のご来訪をお待ち申し上げております?

DSC_8126_copy_640x360.jpg

夜のお向かいさんは、いつも雰囲気ありますね~

DSC_8130_copy_640x480.jpg

ホテル前の首都高速。

他では見られない…平地の同じレベルでの高速から地下に潜ったり出たり…という構造は、前回の東京オリンピックに間に合わせる為の特殊な設計によるもので、それが故に世界に類例の見ない面白い道路となっております。

いつみても、興味深いのです。


nice!(0)  コメント(0) 

2020年8月19日~20日の新入荷情報です。 [新入荷]

大阪~名古屋~京都 と、仕入れ出張行ってまいりました。

しかし…暑すぎて、運転もマスクでのオークションや荷造りもへとへとです。。。

明日・明後日は小休止致します。(^-^;




最後の京都は仕入れ無しでしたので、実質2日間の入荷と・・・極め箱が出来上がって受け取ってきたもののリストとなります☆


二代 三浦竹泉 黄南京花紋画 瓶掛 竹軒極め箱 ※ご成約済み

谷焼 二代善右衛門(普閑) 聖写 赤茶碗  銘 瓜田 真々斎 休々斎箱  ※ご成約済み

木村表悦 潮 銘々盆 二種組 【10枚】※ご成約済み

二代小西平内 太閤窯 伊賀丸壺茶入 隋竹庵 竹有箱 ※ご成約済み

横井米禽 高取写 茶碗 ※ご成約済み

四代 三浦竹泉 玉取獅子四方 香炉

初代 三浦竹泉 五彩磁幡龍花泉図方盂(水指) ※ご成約済み

加藤十右衛門 鼠志野 茶碗 ※ご成約済み



初代 眞葛香山 釉下彩牡丹之絵 花瓶 香斎極め箱

初代 眞葛香山 釉下彩菊之絵 花瓶 香斎極め箱

初代 眞葛香山 釉下彩芙蓉之絵 香炉 香斎極め箱

二代 眞葛香山 乾山意菖蒲画 茶碗 香斎極め箱

初代 眞葛香山 黒絵蝶に牡丹之絵 花瓶 香斎極め箱

眞葛長造 御本三島写 茶碗 香斎極め箱 ※ご成約済み

nice!(0)  コメント(0) 

日本橋丸善書店 『はんなり骨董楽市』のおしらせです☆ [催事]

8月はお盆休みを8日間も頂戴しておりましたもので・・・あっという間に、ベースは本日で終了です。(^-^;

明日からは、大阪~名古屋~京都と3都美術倶楽部のオークション出張となります。

そして、週明けからは、ちょっと戦々恐々の東京行きです。。。


1596283981942_copy_450x667.jpg


DSC03133-1.jpg


岡本玉水

木目込み人形 孝子

昭和時代



当店では、異色?の仕入れです。

上品でかわいかったものですから。


玉水といえば、上野玉水という関西の木彫師が有名ですが、こちらは江戸の木目込み人形です。


元は都・・・京都で発達した木目込み人形でしたが、京都の人形師が江戸へ多数下ったことから伝わったようです。

文化の中心として江戸が盛んになってくる過程において、木目込み人形も京風から江戸風に変化していきました。

岡本玉水人形系と名川春山人形系の2系統が主流で、岡本玉水系の初代、小林鉄之助は幕末に京都より職人を呼び、自身も木目込み人形師として人気となりました。

江戸木目込み人形は、木彫りの人形の衣裳の部分に溝を彫って、布製を糊で埋めていく技法による人形です。

頭部は桐塑か素焼きで作られ、、胴や手足の一部は桐塑が用いられております。

DSC03135-1.jpg


上品な造りです。


DSC03136-1.jpg


DSC03139-1.jpg


『孝子』というのは、親孝行な子供のことをさします。

しっかり、お使いをしている人形ですね。



さて、今年のはんなり・・・は『卓に添える、彩り』という特集展示をいたします。

そこから、当店の作品の一部をご覧いただきます。


DSC03140-1.jpg


三上揚光堂 七宝透 菓子器


蓋がガラスで出来ております☆

昭和期に注文で一定数製作された洒落道具です。


DSC03145-1.jpg


DSC_7918-1.jpg


宮田亀寿 染付徳利 一対


塩野熊吉郎という陶工が、天保年間に有田に赴き大変な苦労をして染付磁器技術を学び、仁阿弥道八に伝えました。

五条坂で仁阿弥が早いうちに染付作品を手掛けられたのは熊吉郎の功績でもあります。

その熊吉郎の子が、宮田亀寿です。

幕末京焼の染付の発展を支えた名工のひとりです。

この徳利は、手が異なるものを一対として所蔵されていたものを譲り受けました。


接近させて写してみると・・・龍が繋がるようです。(^^)/


DSC03128-1.jpg


永楽得全 仁清半開扇 絵替向付 【10客】


既にご紹介致しましたこの作品も登場致します☆


1596284016051_copy_450x667.jpg


新型コロナウィルス対策も講じて、8月26日より皆様のご来訪を心よりお待ち申し上げております。



=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

二代 眞葛香山(宮川香山) 呉洲赤絵意福禄寿狂獅子重鉢 [宮川香山 眞葛焼]

『三つ重ね』 

盃や鉢で古来より見受けられる作風です。

近年ではあまり作られないようですが・・・・


鉢の場合では、茶会に於いては小を正客用、中を2つ目、大を3つ目として、席中を同じ意匠のサイズ違いで演出する手法があります。

小人数での席では、その人数により1つだけを使い分け致します。

お料理の預け鉢としても良いでしょう。


そんな3つ重ねの鉢の、優品・・・しかも香山作品が入りました☆


DSC03244-1.jpg


二代 眞葛香山(宮川香山)

呉洲赤絵意福禄寿狂獅子 重鉢

大正時代後期




兼ねてよりご紹介しておりますように、香山の赤絵は本当にのびのびしたいい筆致で気持ちのいい絵付けです。


では、1つづつ・・・。



『福』

DSC03245-1.jpg


DSC03246-1.jpg


DSC03248-1.jpg

幅21.2㎝ 高さ10.2㎝


『禄』

DSC03249-1.jpg

DSC03251-1.jpg

DSC03252-1.jpg


幅19.7㎝ 高さ 8.8㎝


『寿』

DSC03256-1.jpg

DSC03254-1.jpg

DSC03253-1.jpg


幅 17.6㎝ 高さ 8.3㎝


大・中・小の順でご紹介致しました。



福の中に、禄があり・・・禄の中には寿が。


良いことが重なるという縁起も込められております。


DSC03242-1.jpg


大正8年に、行われた『眞葛香山 作品展』の出品作品の中にも、同様のものが記録されております。

香山の重ね鉢は、それ以前もそれ以降も造られていないように思います。

貴重な作品です。


DSC03241-1.jpg


DSC03238-1.jpg


DSC03239-1.jpg


二代 宮川香山 

 1859(安政6年)~1940(昭和15年)

初代と共に作品を製作。

海外へのマクズウェアの紹介と国内へのフィードバックにより

眞葛の名声を揺ぎ無いものにした。

技術を継承しながらも時代の変遷に対応し、焼けない物は無いと言われる。

途絶えていた古伊賀釉の復活、千家の茶陶作製等も行い、関東陶芸界の重鎮であった。




=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

二代 中村道年 青楽舞鶴 皿(向付) 【10客】 [食の器]

楽焼の懐石の器の中で・・・有名なもののひとつが、『鶴菱皿』です。

皿といっても、向付として用います。

本歌は如心斎の好みとされ、伝世品として・・・茶人さまやお料理屋さまでお使いになられているのを見るのは、ほとんどが『9代楽了入』『10代楽旦入』です。

しかし、年月を重ねて伝わっていくうちに・・失われていく個体も増えていくものですから、年々・・・出物としての流通は激減しております。

また、元は5客組として作られている茶事用のお道具でしたが、昨今ではお料理屋さまが10客という用途としてお求めになられるもので、その度合いはさらに加速しておりまして。


そんな中、良いご提案が出来る作品が入りました。


DSC03273-1.jpg



二代 中村道年 青楽舞鶴 皿(向付) 【10客】

昭和前期頃

幅 15.5㎝×18㎝ 



DSC03275-1.jpg


見事に、本楽の鶴菱皿を写しております。

二代中村道年

1906 ( 明治39 )~ 1972 ( 昭和47 )

父初代に師事する傍らで吉田紹清宗匠のもとで茶道を修行。

昭和12年に初代没年に2代を襲名。が、同18年に戦時の為一時廃業しこの頃に表千家にて再び茶道を再び学びのち、即中斎宗匠より「八事窯」の名を賜り楽焼を専門として作陶するようになる。

さらに森川如春翁のもとで修業し、昭和40年に東海伝統工芸展にて光悦風黒茶碗「雨雲」を出品し受賞。その後は大徳寺の瑞峯院や知多の弘法寺など、各地によばれて築窯し、茶碗などを作陶した。

また若年より益田鈍翁や民芸陶芸家のバーナードリーチとも親交厚く、その傍ら楽焼の研究に精進し光悦写しではすばらしい茶碗を焼成した。67歳にて没。


DSC03276-1.jpg

本歌が、香炉釉を中心に使用しているのに対して、厚めの釉薬にしてシミの入り込みを抑えるようにアレンジしております。

DSC03277-1.jpg

同じく、傷みやすい形状であった本歌より足造りも丈夫に。

DSC03274-1.jpg

10客揃いです。

DSC03271-1.jpg

重ねても安定します。

DSC03272-1.jpg

道年は、江戸時代より名古屋の楽焼本窯として活躍した『豊楽焼』が大正期に廃窯となったあと、名古屋地方の楽焼窯元として人気を博します。

現在では5代目が後を襲名しております。


DSC03278-1.jpg

あまり類例が見られない作品で、おそらく道年への注文制作品であったと思われます。

状態も良く、お勧めの作品です。



※ご成約済み


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

2020年8月6日~8日の新入荷情報です。 [新入荷]

いやはや・・・なんとも、暑い日が続きます・・・。

私もベースは明日より、少しお休みを致します。

WEBでの活動はちょこちょこ、したいと思います。


まずは、新入荷速報です☆


♢二代 眞葛香山 呉洲赤絵意福禄寿狂獅子 重鉢  

三つ重ね鉢です。


♢初代 眞葛香山 釉下彩牡丹図 花瓶


♢初代 眞葛香山 釉下彩菊図 花瓶


♢初代 眞葛香山 釉下彩芙蓉図 香炉(花瓶)


♢豊楽焼 木具写 手塩 絵替わり 【10枚】


♢初代 加賀月華 雪蛍文 湯呑


マニアックなものだらけです・・・。




nice!(0)  コメント(0) 

初代 眞葛香山(都鳥)倣仁清意都鳥 香合 [眞葛香山]

『都鳥』香合です。

茶道具としては、大正時代の墨田川焼での都鳥香合が知られます。

東京の方では、町中・・・の河で親しまれる鳥であったようです。


今回ご紹介するのは同時期に、横浜で作られた香山の作品です。


DSC03163-1.jpg


初代 眞葛香山 倣仁清意都鳥 香合

大正初期

幅 3.5㎝×5.3㎝  高さ 3.4㎝


さて、ミヤコドリ・・・実際はどのような鳥でしょうか?


Haematopus_ostralegus_He.jpg


あれ?


似ても似つかない・・・しかもかわいいい、感じとはちと、違います。(^-^;

その謎を追ってみました。


伊勢物語の中では・・・・

「白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。」

と都鳥のことを記されております。


その内容から・・・

miyakodori-1.jpg

『ゆりかもめ』


どうやら、『ゆりかもめ』のことを『都鳥』と指していたようなのです。



DSC03164-1.jpg


なるほど。


1965年(55年前)に東京都が、『都鳥=都の鳥』いうことから、ユリカモメが『東京都の鳥』に指定されていました。

お台場にも、モノレール、ありますね。


ややこしや。

それはともかく、香合としての都鳥はとても人気があります。


DSC03165-1.jpg

ふっくら、愛らしく。

DSC03166-1.jpg

ゆりかもめ、ですね~

DSC03167-1.jpg

内側の作風は、長造からのお家芸である削り込みです。

DSC03168-1.jpg


初代の香合では最終期にのみ使用された、変わり印です。

DSC03159-1.jpg

共箱は眞葛窯から出た状態のままです。

DSC03160-1.jpg


DSC03161-1.jpg


DSC03162-1.jpg


面白いのは、箱の底に『大正5年に赤穂の高仲氏が所蔵』ということが記されております。

大正5年は・・・初代香山、虎之助の亡くなられた年です。



8年前に初めてお墓参りしたときの写真が出てきました。

2012年5月4日お墓参り (3)-1.jpg


それはそれは、大きく立派な墓石でした。

2012年5月4日お墓参り (1)-1.jpg

横浜を見下ろす高台に、そびえたつそのお墓の中には、父 長造と兄 長平のお骨も納められていたのです。


お墓に、香山さんに想いを伝えているその時・・・

2012年5月4日お墓参り (2)-1.jpg

一羽の鳥が舞い降りたのでした・・。



※ご成約済みです。

=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================



nice!(0)  コメント(0) 

大仲翆月 宝漆陶 鳥獣戯画茶碗 [茶道具]

当ブログでは・・・8年ぶり?に大仲翆月作品のご紹介です。

陶器の釉薬の上から蒔絵を施しています。

釉薬面に蒔絵をする技術を持っているのは宝漆陶・大仲翠月のみとされていまして、昭和十年にかの帝室技芸員の香取秀真が絶賛している記録が残っております。

==============================================

商工省が先般フランスへ送った工芸品の中に厳選を突破して十点迄も陶製美術品を出品している無名の一陶工大仲翠月氏の作品は、今迄日本に長い歴史を持っていて、しかも合成する事の出来なかった陶器と漆器とを見事に一個の製品の中に融和させている事がわかって、この実物を一見した帝国美術院会員香取秀真も「これは珍しい、よくここまで造れた」と感心している、我国美術品の海外進出を契機としてはからずも世に出た収穫だ
この前人未踏の境地を開拓した大仲翠月氏(四三)は京都嵯峨に生れ、少年の頃から蒔絵師になろうと志し、研鎖十六年、遂に時代の流れが古風な蒔絵を容れなくなった事から生活手段を失い江州信楽焼の研究に転向、苦心に苦心を重ねてようやくこの陶漆合成に成功したものである
その製法は信楽の土で一旦陶器を作り、漆で描く部分だけをけずり取ってこれを焼き上げてから蒔絵をほどこすので、漆器の蒔絵よりは丈夫で剥落の憂いもなく色彩も自由に描き得るので、髪飾りや帯止めなどの精巧細緻な服飾品に見事な製品を出している、大仲翠月氏は語るようやく人に見せられるものが出来る様になりました、誰もやらない事をやったというだけで美術家としても自分は満足です製法は割に簡単ですが、誰にも真似られぬという自信だけはあります

==============================================


さて、前置きが長くなりました。(^-^;


DSC03228-1.jpg


大仲翆月 宝漆陶 鳥獣戯画茶碗


幅12㎝ 高さ7㎝ 高台径4.8㎝

共箱


手びねり、で形成されたこのお茶碗は、上記にもありますように信楽をベースにしていることが分かりやすい釉調です。

珍しいのは、『鳥獣戯画』の絵柄をお茶碗に施していることです。

もちろん、翆月ですから・・・蒔絵なのです。


故に、通常の絵付けのようにはいきません。

漆で描きますので墨や絵の具のようには伸びません。さらに蒔絵をしますのでより難しくなるのです。


DSC03230-1.jpg



鳥獣戯画、美術愛好家以外でも人気のある題材です。

京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で国宝となっております。

甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻から構成されており、描かれた当時の世相を動物や人物を戯画的に描いたものです。

特に兎・蛙・猿などを擬人化されて描かれた”甲巻”が有名です。

一部の場面には現在の漫画に用いられている効果に類似した手法が見られることもあって、「日本最古の漫画」とも称されます。

12世紀 (平安時代末期)~13世紀( 鎌倉時代初期)の間の複数の制作者による、別の作品が高台寺で収まっていたことでひとつのシリーズとして伝世したものと推測されております。

現在は甲・丙巻が東京国立博物館、乙・丁巻が京都国立博物館に寄託保管されています。

数年前に、大阪中之島に出来ました、香雪美術館 新館にて鳥獣戯画が公開され、私も観に行ってきました☆

それらの作品の一部を引用してご紹介してみましょう。

Chouju_lilypad.jpg


東京国立博物館蔵

Chouju_sumo2.jpg

京都国立博物館


後年の研究により、『甲』が修復時に順番を入れ違いで繋ぎ合わされたであろう、とか『丙』が本来一枚の紙の表裏に描かれものを、剥がして両面を繋いだことなどが判明してきました。

・・・と、作品に戻りましょう。(^-^;

DSC03231-1.jpg

『金』の蒔絵です。 金の色調が暗めにしてあるので漆にも見えます。

DSC03232-1.jpg


蛙のみ、ですね。


DSC03233-1.jpg

見込み部分には、信楽焼のような上釉のビードロ調の”溜まり”があります。

DSC03234-1.jpg

高台側です。

DSC03235-1.jpg

『宝漆陶 喜寿翁 翆月作』

1969年~1970年辺りに製作されたことが分かります。

約50年前です。(わたくしと同じ年です・・・汗)


秋のお茶碗として、愉しめる趣向で珍しい作品です!



大仲翠月(久次郎)明治26年~昭和50年

中大路季嗣に蒔絵の手ほどきを受け、のち富田幸七に師事、その後約10年間信楽に住み陶器の技を覚え陶胎漆器を志す。

京都へ帰り陶胎漆器の茶器や置物を造ることに専念。陶漆工芸を称す。

昭和16年工美展入選

昭和19年戦時中の技術保存者乙種1級



※ご成約済み


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

8月のベース営業予定です。 [BASE215]

あっという間に7月が終わってしまいました。。。

8月はじっくり、ブログとインスタグラムに取り組むつもりでしたが、ちょっと忙しくなりそうで・・。

とりあえず、現時点のベース営業予定をお知らせ申し上げます☆


1日(土)
3日(月)
4日(火)×
5日(水)   13時半~×

7日(金)【午後のみ】
8日(土)午前中 ×

17日(月)
18日(火)

・・・・・・以上となります。  ご来場の節は事前にご連絡下さいませ☆


6日~7日 オークション(大阪)

19日~21日 オークション三都出張 (大阪・名古屋・京都)

25日~9月2日 東京 展示会出張


♢店外催事  丸善書店 東京日本橋 『はんなり骨董楽市』  8月26日(水)~9月1日(火)


1596283981942_copy_450x667.jpg


1596284016051_copy_450x667.jpg


今年は、メンバーも変わって・・・3軒で心機一転のスタートとなります。

まずは、様子見ということで・・・ギャラリー内だけでの展示となります。

その頃には、少しは新型コロナ感染状況が落ち着いておりますように。。。


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

2020年7月24日~31日の新入荷情報です。 [新入荷]

先週、金沢へがっつり4日間のGo To トラ・・いえ、ビジネスに行ってきたところですが、今週も金沢へ出張でした。

先週にゆっくり色々と楽しめましたので(?)、今回のオークション出張はひたすら・・・地味に、おとなしくしました。(^-^;

DSC_7674_copy_645x363.jpg

北陸道は、さわやかな晴天。

DSC_7678_copy_645x363.jpg

小松のあたりは、左側が日本海です。


インカナザワして、そのまま湯涌温泉へ直行。

DSC_7687_copy_645x1146.jpg


日帰り温泉にさくっと。

荷物を降ろして、夕方早めにジャズバーで、キーマカレーとハートランド、グレンフィディックを頂いて18時前にはホテルに。


DSC_7708_copy_645x363.jpg

ここのところ、日本中で新型コロナ感染者が広がっておりますので、慎重に、しないとです。


そして、翌日のオークションは早々に終了して、ササっと帰ってまいりました。



それでは、金沢での新入荷でございます☆


たる源 チロリ&猪口 【2組】

宮田亀寿 染付徳利 【一対】

加藤十右衛門 黒織部茶碗 引舟之図 堀内宗完 筆

永楽正全 祥瑞写腰捻 小茶碗 即中斎箱 即全極箱  ※ご成約済み

仁阿弥道八 寿星    昭和三年京博出展作 共箱 4代極め外箱 ※ご成約済み




nice!(0)  コメント(0)