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2020年秋 ~近鉄百貨店 上本町店 『骨董まつり』~始まりました☆ [催事]

3月の新型コロナ禍の始まり頃から半年・・・・上本町近鉄名物、骨董まつりが始まりました。

ニューノーマル状況化での開催です。

当店は、前回の場所からひとつ移動しまして・・・角になりました。

そこで、そのロケーションを利用したブース設計で、プチミュージアムを展開中です。


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通路側より。 メイン通路の裏側になりますので見過ごさないでくださいね。(^-^;


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小さな、名品コーナーです。



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飾り物。



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茶道具など。


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国焼、と香山です。



当店では吟味した総点数50点を展示即売しております。

10月6日迄、皆さまのご来訪をお待ち申し上げております☆




場所 近鉄百貨店 上本町店 8階 ギャラリースペース 1・2


期間 2020年9月30日(水)~10月6日(火) 10:00~19:00(最終日も)



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十翔会 特別開催版 終了致しました☆ [催事]

昨日までの特別開催版・十翔会へお越し頂きました皆様方、誠に有難うございました。

今回は、3月に中止致しました分の代わりと致しまして、11月の通常開催とは別に・・・

約半分の面積で、また別フロアにてコロナ対策をあれこれ講じた開催でございました。

密を避けますため、入場制限なども準備する都合上…今回は一般の方への告知やお誘いは控えさせていただきました。

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なんとか、無事に2日間の会期が終了致しました。


11月は、いつもの日程と、いつもの規模・部屋にて開催いたしますので、その節には皆さまのご来訪をお待ち申し上げております!




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2020年9月19日~22日の新入荷情報と、イベントのお知らせです。 [新入荷]

【2020年9月19日~22日の新入荷情報】です。


楽 長入 青焼 菓子鉢

久須来郎 遠州好 茶箱 以寄木

二代 眞葛香山 青磁釉染付荒磯画 中皿 【5枚】

森岡嘉祥 金菱文 茶碗 ※ご成約済み

井上陶源 倣仁清焼 茶碗

横山香宝 虫明焼 蛍ノ絵茶碗

加藤芳右衛門 伊賀 茶碗

五代 中村道年 赤楽太鼓胴 水指

三砂良哉 日の出浪ノ絵 青海盆 惺斎箱 十の内

瀬戸赤津 黒織部 茶碗

森香州 虫明焼 梅ノ絵茶碗



【イベントのおしらせ】


2020年9月26・27日

特別開催 十翔会 

※今回はコロナ対策の為、規模や会場等の変更での開催となります。ご招待者様限定となります。



2020年9月30~10月6日

上本町近鉄百貨店 骨董まつり

10:00~19:00

催事場が無くなって、イベントスペースでの開催となって5回目です。

前回より、前期後期制を廃止し10軒一緒の出店となっております。




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【初代 三浦竹泉 五彩磁幡龍花泉図方盂(水指)】 [茶道具]

毎月更新していただいております、金美WEBもは5回目となります10月分が1週間後に公開されます。

当店のエントリーはこちらの予定です。

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♢初代 三浦竹泉 五彩磁幡龍花泉図方盂(水指)

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♢二代 眞葛香山 素肌蔦之画 茶筅筒

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♢吉田屋窯 九谷 手塩皿 【10枚】


以上の3点になります。

今回は、そのうちの1点をご紹介いたしましょう。




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初代 三浦竹泉 五彩磁幡龍花泉図方盂


明治末~大正時代


幅 18.3㎝ 対角 25.5㎝ 高さ9.5㎝


明治期の京焼は・・・江戸期からの継承の名家が新たな方策で活躍する反面、衰退して消えていく陶家も多数あった激動の時代です。


そんな中、13歳より三代道八に支持し、絵を田能村直入から学んだ三浦竹泉は、新たな色彩センスと様々な磁器技法を身に着け五条坂の地にてデビューしました。

1883年(明治16年)のことです。

文人との交流から、雅味溢れる作品を煎茶道具を中心に製作致しました。


明治時代、文人や数奇者が多数存在し、財界人にも大いに趣味人がいらっしゃいました。

江戸期に渡来した中国陶磁器の数々の中で、この時期に再評価されたものが『萬暦赤絵』です。

松下幸之助も所有し、皆のあこがれの的となった萬暦は高騰し、本歌を手にすることが出来ない為・・・各地の名工にコストを問わず製作の注文が入ったのでしょう。

この頃に、萬暦の写しの優品が多数見受けられるのです。


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この作品も、竹泉の得意とする中国磁器の写しのひとつとして手練れの技術が余すことなく投入されております。

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塗蓋も、洒落た造りのものがあつらえられております。


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「萬暦赤絵」とは、日本では安土桃山時代から江戸時代初期にあたる、中国明時代後期・萬暦年間(1573~1619)存在した窯で、 景徳鎮の官窯で製作されたものです。

少しさかのぼって隆慶年間(1567~72)や 嘉靖年間(1522~66)のものも似た特徴であったことから併せて萬暦赤絵と類されます。


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やわらかな感じと緻密な絵付けが人気の秘訣です。

鉢としても、水指としても使えます。


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この作品も本歌の銘を模してあります。

大明 嘉靖年製    の書き銘と押し印の竹泉です。

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白樺派の同人達が愛好したことからも世に知られ、志賀直哉の小説『万暦赤絵』や、梅原龍三郎により描かれた「萬暦赤絵」の花瓶をモチーフとした作品も数多く存在します。


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大変な人気を博した初代竹泉の作品です。

今ではややお手頃になりました。


※ご成約済みです。



初代 竹泉(1853年(嘉永6年) - 1915年(大正4年)3月19日)

本名「渡邉政吉(駒次郎)」。号「有声居」後「篩月庵」。






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【吉田屋窯 九谷 手塩皿】 10枚 [食の器]

今回ご紹介致します作品は・・・吉田屋窯の手塩皿です。

1824年〜1831年のわずか7年間のみ稼働していた窯で、再興九谷焼の中ではトップの座に君臨するものです。

その中でも、かなり洒落ていてグッとくる小品でしたもので、手に入れることに致しました。

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【吉田屋窯 九谷 手塩皿】 10枚

文政9(1926)年~天保2(1831)年頃



古九谷窯が1710年頃に廃窯してから、約100年後・・・九谷焼の再興を目指して『春日山窯』『若杉窯』『民山窯』などが興されましたが、様々な事情によりいづれも発展せず、陶工も安定することなくクオリティも保つことが出来ないでいました。

そんな中、藩窯としてスタートした春日山窯で青木木米の助手を勤めていた肥前出身の本多貞吉の養子である本多清兵衛やその門人の粟生屋源右衛門は本当の意味での古九谷焼を再興すべく画策しておりましたところ・・・運命の出会いがありました。


加賀大聖寺の豊田伝右衛門(吉田屋)です。


では、作品をご覧いただきましょう。

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幅7.3㎝ 高さ1.5㎝


伝右衛門はかねてより、九谷焼の再興を望んでいた文化人で、そのセンスは素晴らしいものがあったといいます。

そこに、実力を備えた若い陶工たちがちょうど同じ志を元にし、大量生産窯から離れていた時期であったことで奇跡の出会いが叶い・・・

ここに、大聖寺藩認可の『再興九谷焼 吉田屋窯』が誕生するのです。


九谷の逸品の様相を継承しつつも、独自の画風を併せ持った吉田屋窯は、時代の寵児となり・・

ここに『九谷焼』の名は見事に復活を果たすのです。

(そして同時に過去の九谷焼のことを『古九谷焼』と称されることとなるのです)


吉田屋窯は総勢20名を揃える一大窯であり、その中でも轆轤は信楽出身3名 京焼出身2名 加賀1名なのに対して色絵付けの3名・・・粟生屋源右衛門・鍋屋丈助・越中屋幸助はすべて加賀の職人で統一されております。

ここには、吉田屋のこだわりがあると推察されます。

九谷焼の肝となる、絵の具の調合・絵付けの技やセンス・焼成技術の部分は生粋の加賀職人によることでテイストとしても、その意義としても九谷焼再興には外せないファクターであったでありましょう。


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敢えて製作事情的には不利な九谷村で、文政7(1824)年春に復活の狼煙を挙げた九谷焼(吉田屋窯)でしたが・・軌道に乗ったのち、より条件の良い山代の地へ文政9(1926)年に場所を移します。

その頃には大阪や京都にも吉田屋の名声は届いており、様々な求めに対してあらゆるアイテムの優品が届けられるようになります。

文人である頼 山陽(らい さんよう)も高く評しておりました吉田屋九谷焼は、同じ型でも意匠を変え、古九谷焼の意鉢をよく継承しつつも斬新であり、と高評価を欲しいままにしましたが・・・

伝右衛門から5代である息子へ継承された吉田屋窯は、その高コストから吉田屋自身の経営をも圧迫し、後継ぎの6代が高効率化を図るものの・・うまくいかず、天保2年(1831)にわずか7年間の歴史に幕を下ろすことになるのです。

九谷焼の歴史における、中興の祖としての吉田屋の名は今もなお人の心をとらえて離しません。


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小そげ、はありますが概ね状態は良好で、吉田屋窯の手塩皿としては類を見ない優品であります。

古九谷の青手を再現した吉田屋窯の青手「青九谷」を生み出した窯であり、青黒ずんだ素地に落ち着いた絵の具を厚く盛り上げる吉田屋窯様式は、古九谷に対して一層深みを感じさせながらも、絵付けの彩色や発色の良さで艶やかさも兼ね備えるのが特徴です。





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『吸江斎 月の字 住山揚甫 武蔵野之画』 惺斎箱 [茶道具]

岸和田では、9月の中旬に『岸和田祭り』・・・通称『だんじり祭り』があり、その辺りを境に一気に秋の気候になるのですが・・・ご存じの通り、今年はコロナ禍により、中止となりました。

知る限り、初めてのケースですが・・そりゃそうでしょう。ソーシャルディスタンスもへったくれもありませんから。(^-^;

気づいてるような気づいてないような‥感じで、日々の気温はやや下がり、少々の雨を挟んで秋の気配です。


と、書いてる最中に蚊に咬まれました(怒)

気を取り直して。。。。


今回は、当店では珍しく『お軸』のご紹介です。


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吸江斎 月の字 住山揚甫 武蔵野之画


惺斎箱

嘉永元年


高さ180㎝ 幅31.5㎝




味わいのある茶味溢れるお軸です。


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茶の道は 辿るに

つけて 武蔵野の

月の棲むなる

奥ぞ ゆかしき

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表千家 10代 吸江斎 による『月』の字です。


吸江斎は、文政元年(1818)に生まれました。

9代の了々斎の嫡男が、文政6年に早世し、さらに了々斎もその2年後の文政8年に病死してしまい、表千家は後継問題に直面します。

そこで、了々斎の弟の子を千家に迎えることとなりました。

そして、翌年文政9年・・・大徳寺宙宝和尚より斎号を受け、なんと9歳で家元を継承することとなるのです。


『一口吸盡西江水』 いっくにきゅうじんす さいこうのみず


かつて、利休もこの語により悟りを開いたと伝わる言葉です。


西江の水を全て飲み尽くすことが出来たら、何人にも惑わされず独自の存在となる術を教えてやろうという問答からだそうです。

それは、出来そうにないことに全力をもって臨むこと、そしてすべての存在と同化して無となることが悟りへの道であるという意味に捉えられるのではにでしょうか。

この語から、吸江斎という名前がとられております。


この時、紀州徳川家10代の治宝公(一位様)は、了々斎から皆伝を受けており、自身でこれを預かり、吸江斎の成長を待ってそれを譲ろうと考えました。

そして、後見として住山揚甫を任じます。

吸江斎は10歳で保全・旦入と共に紀州に出仕しました。有名なお庭焼の時ですね。

その後、研鑽を積み続け・・・天保7年、吸江斎19歳のとき、結婚と、皆伝を一位様から授かるという2重の慶びの年となりました。

天保10年には利休250回忌も無事務め上げます。


さて、ここで吸江斎の後見となりました、2代住山揚甫についてご紹介いたしましょう。


祖父の初代楊甫の姉は表千家七世如心斎の妻。

表千家九世了々斎に師事し了々斎歿後、十世吸江斎の後見役を務めた。

紀州徳川家に仕え、鴻池家にも出入した。安政2年(1855)歿、74才。


吸江斎は幼年のときより、筆や茶道具の書付や好み物を遺しておりますが、揚甫による箱書ものも多数あります。


嘉永元年・・・吸江斎30歳、揚甫67歳の時。

2人は、江戸の紀州屋敷へと出仕致します。


紀尾井町、今でいう千代田区に紀州屋敷がありました。


その江戸へ出仕の際に合作で描いたのが、この作品です。


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揚甫により、むさしのの薄の絵と歌の賛があります。


戌申年春 於東武南 筆 とあります。


1848年、嘉永元年 武蔵国の南にて ということです。



茶の道は 辿るに

つけて 武蔵野の

月の棲むなる

奥ぞ ゆかしき 



茶の湯の道は、追えば追うほど・・・秋の名所である武蔵野の秋の景色にかかる月のように、どこまでいっても追いつかず、果てしなく奥の深いものである、という茶道の真理を説いてあることと、そして江戸の地より遠い京都への望郷の念を掛けて詠んだものと思われます。

この年、吸江斎は次男である一指斎の誕生を控えておりました。


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惺斎の明治末~大正初頭の筆による箱になります。

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外箱です。

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時代による折れしわはございますが、お軸としての味わいには問題ございません。





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吸江斎や揚甫の心境、それまでの道のり、言葉の真意などに想いを馳せつつ・・・季節のお道具としてお愉しみ頂ければ幸いです。



※ご成約済みです。


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【ベース営業のおしらせ】 & 9月10日~16日の新入荷情報です。 [BASE215]

ちょっと、ですが新入荷情報です。


♢ 吉田屋窯 九谷 手塩皿 【10枚】

♢ 吸江斎 月の字 揚甫武蔵野画 惺斎箱 ※ご成約済みです。

♢ 漆壺斎(脇作) 不昧公好宮城野 茶筅筒 伊川法眼画写

♢ 二代 眞葛香山 素肌蔦之画 茶筅筒


今回は、オサレ道具ばかりです~ ☆





今月の営業日時のおしらせです。

以前の掲載分と変更点がございます。


17日 (木)※午後 一組ご来店予定有り

18日 (金)「午前中」のみ

23日 (水)

24日 (木)「~15時迄」


※新型コロナウィルス対策の一環としまして、複数組の重複を避ける為に、お手数ですがご来店に際しましては事前のご連絡をお願い申し上げます。
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二代 眞葛香山(宮川香山) 黒釉紅葉之絵 茶碗 鵬雲斎箱 香斎極箱 [眞葛香山]

長かった夏も・・・ようやく終わりの様相です。

秋も昨年のようにずれ込むのでしょうか?


少し早いですが、秋深し・・・のお茶碗のご紹介です。


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二代 眞葛香山 黒釉紅葉之絵 茶碗

鵬雲斎箱 香斎極箱

大正時代 後期       1917~26年

幅 11.5㎝  高さ 7.8㎝



香山の茶碗は仁清意、乾山意、と江戸初期よりの京焼の伝統を受け継いだ眞葛長造の作風がしっかりと流れております。

その中でも『乾山意 黒釉』は仁清黒と呼ばれる手法を手びねりで製作し、元来固くなりがちな意匠をやわらかみと格調を両立させた香山オリジナルの作品で、香山の茶碗の代表的なものといえます。



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この手びねり感、そして絵付けの妙は・・・出来そうでなかなか出せない味わいです。

琳派風の紅葉で、どこかデフォルメされたような感じがよいのです。


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形状と絵付けのバランス感覚は香山の真骨頂でもあります。

茶碗という横にワイドに広がるキャンバスに紅葉の葉の魅力をいかんなく出すには・・・

敢えて、幹をカットし紅葉満開の部分にフォーカスを当てて意匠化しているのです。

手びねりであることで、前後にも立体感が生まれておりますので紅葉が生き生きと感じられます。



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反対側より。


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ぐるっと回りこんで。


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京都の真葛香斎家でもこの黒釉の写しに挑戦されております。

二代香山は古伊賀釉の復興にも尽力した縁から伊賀城の天井襖絵に12ケ月の茶碗図を遺しており、この紅葉の絵も見ることが出来ます。


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この作品は珍しく、粘土質の土を使用しております。

捻りやすい為でしょうか。


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この茶碗は、共箱でなく5代香斎の極めになります。

書付を取る際に、箱の蓋の裏表に共箱の筆がある香山ですので作り替えたのだと推察出来ます。

この頃は、代の特定までしない極め箱が多いです。二代で間違いなし、ですが。


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押し印と、書き銘にて乾山を意識した”香山”を。

鉢や、花瓶でも同様な遊び心を入れます。 印があるのでそれだけでいいやんか、と思いますがそこは香山。


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この、赤色・・・は和全色絵でもある朱色に近い”赤”です。

香山では大正後期~昭和初期の茶道具で使われた柔らかい色調の絵の具で、この色もなかなか、なのです。



以前にも同手を扱ったことがございますが、ちょっと格式のあるお茶席の懸釜で見事に活躍して頂きました。

この手の色絵は、様々な時代のものやランクのものにも併せて重宝することでしょう。







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東京ブラフジイ [見聞録]

9~10日の東京美術倶楽部への出張のあれこれです。

東美は、今回の新型コロナ騒動に早くから渦中にありましたので・・・他の美術倶楽部に比べて厳重体制での再開となっており、私自身も約8か月ぶりの訪問です。

まだ、警戒態勢ということで・・・オークションも当日はジャンル別に時間帯を分け、事前申請式の参加者数限定、そして作品を触ることによる接触感染や、片付けの密を避ける為に画像をプロジェクターで観ながら、発声による飛沫防止のためにパドル式も採用されました。

このタイプは未経験ですので、ちと・・・緊張しつつの参加です。(^-^;

総数も少なかったのですが、いづれも高値で推移しており・・・結果1点だけしか仕入れることが出来ませんでした。


全くの手ぶらも覚悟しておりましたので、前日は下見終了後に、かねてより・・気になっていた場所へ散策しておりましたのでその辺の見聞録をば。


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珍しく、今回は飛行機での上京です。

富士山、見えました☆



午後から・・・電車でとことこ向かった先は・・・


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葛飾区 柴又~


はい、例のとこです。


これまで半世紀近く、全く寅さんなんて観たこともなかったのですが、ちょっとしたことで気になりまして。

そしたらちょうど・・・世間が緊急事態宣言の最中である4月から、BS(無料の)で4Kリマスターの寅さん全作品を毎週土曜日に放送するというのを発見。

惜しくも3週目位からでしたが、それから毎週1本づつ見始めましたところ。。。

どっぷり漬かってしまいました。(^-^;


ということで。



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柴又駅の前では寅さんと見送るさくらの像が。



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おお・・・・時代に取り残された感が素敵です。

帝釈天参道です。


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まずは、監督始め・・・スタッフの休憩や着替えに使われていたという大和屋さんで、渥美清がよく食べていたという老舗の天丼にて昼食。

タレ、絶品です。



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柴又帝釈天 !

御前様~  源公~


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記念館にも行きました。 暑い中歩いていきましたもので・・体温チェックにひっかかり、別室へ連れていかれました。( `ー´)ノ

クールダウンしてから無事入館。


タコ社長がよく座っていたところで、寅さんの部屋へ通じる階段をバックに。


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こちらは、1~4作目の実際の寅さんの実家”とらや”の撮影に使われいた階段です。

現存しているその場所は・・・・

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その名も”とらや”

ロケ当時は”柴又屋”さんだったそうですが、建て替え工事に際して名前が変わったそうです。

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草餅~


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オープニングでおなじみの江戸川です。 実際に撮影していたエリアは少し離れていて遠かったです。。。。


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最後に、柴又駅前にて。


”渡世人のつらいとこよ~” というセリフを聞くたびに、同じくドサ周り巡業のような仕事をしている身としては身に染みます。(-_-)


合計、往復含めて4時間ほどでしたが、良いワーケーションになりました☆


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ベース営業のお知らせ【9月中旬~】 [BASE215]

猛暑、もあと・・あと少し…のはず、です。(^-^;

ベースは以下の日程となっております。


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14日 (月)※15時迄  13時~ご予約有

15日 (火)

16日 (水)※外出時間アリ

17日 (木)

18日 (金)※午後からのみ

23日 (水)

24日 (木)※15時から撤収作業



《ご来訪の節、は事前のご連絡をお願い申し上げます》
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