SSブログ

【3月】のベース 営業予定日です。 ※修正 [BASE215]

上本町近鉄へお越し頂きました皆様、誠に有難うございました!

今回は、1週間・・・かなりまったり過ごしましたのに、身体の疲労はそれなりにありました。(^-^;

今月、残り2日間まだまだフル営業してから、3日間お休みしたいと思います。


さて、3月度のベース予定表をお知らせします。


3月



4(木)

5(金)


13・14 『十翔会 特別開催版』 @大阪美術倶楽部

16(火)

17(水)

18(木)午前 ×

22(月)

23(火)

24(水)

25(木)

26(金)

27(土)△

31(水)×



となります。

3月は、京都、大阪、名古屋、大阪、名古屋、京都、金沢 と仕入れ出張が多いので、かなりタイトなスケジュールなのですが、新たな発見が出来るように頑張って参りたいと思います☆


ベースでは自動検温認識システム、アルコール消毒、定期換気と新型コロナウィルス対策をしておりますが、お客様の重複を避ける為、ベースご来訪の節には、事前にご連絡を頂戴したく存じます。



=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

【旅日記~ヨコハマ弾丸出張の巻】 [眞葛香山]

上本町近鉄百貨店、催事中ですが。。まったり時間を利用して、先々週の旅日記をば。


ちょっと、2日間かかる仕事が入り(通常だと1週間はかかるものです)、大阪のオークションを早々に切り上げて弾丸特急で横浜へ。

DSC_0752_copy_921x518.jpg

久しぶりに富士山がきちんと見えました[ぴかぴか(新しい)]


最近は大阪と並ぶ新規感染者数の神奈川県ですので、訪問先も厳重なコロナ対策体制での作業となりましたが、なんとか12時間に及ぶ仕事を終えたわけですが、その前に半時間ほど、眞葛ミュージアムの「新所蔵品展」を覗いて参りましたので、レポートを。


DSC_0759_copy_921x518.jpg


「初代」の「乾山意」のみのお部屋です。


サービス精神でしょうか。。。(笑)


DSC_0763_copy_921x518.jpg


しかし、これだけ並ぶのはそう見れるものではありません。

釉薬は2代とも共通ですが、端正な造りの2代に対して初代の自由さ、が感じられる作風なのです。


DSC_0768_copy_921x518.jpg

釉下彩の小品も山盛りです。(笑)


もちろん、博覧会サイズのも多数展示されてます。


DSC_0771_copy_921x1637.jpg


こういうのは、まぁ。。。入手不可能ですね。


30㎝台以下しかまず手に入りませんのです。


DSC_0773_copy_921x518.jpg



高浮掘も、大サービス展示。(笑)


もちろん、別ケースできちんと魅せてる展示もございます。


DSC_0767_copy_921x518.jpg

今回の目玉、はこちらでしょう。


猫は、田邉コレクションに2点、数年前に私がミュージアムで開催しました「公開鑑定会」の際に持ち込まれた新発見が1点、あるのみでしたが、今回ミュージアムが新たに海外から里帰りさせた新発見の猫です。


色調もこれまでとは異なります。


状態も非常に良く、色合いも相まって、より妖艶さが増しております[ぴかぴか(新しい)]



眞葛ミュージアム、毎週土曜と日曜のみの開館です。

ちいさなスペースに大量の眞葛焼の希少作品を山盛り展示しておりますので、皆様お立ち寄り下さいませ!



うちも、シリーズ展観「香山式」をいつかやりたいのですが、丁度1年前に企画しておりました「香山式3 ~MAKUZU BAR~」の展示予定2ヶ所が中止となってしまい、その後集めていた作品も結構販売してしまいましたので、次の企画展は暫くできそうにないです。。。


あ、6月に名古屋美術倶楽部での名美アートフェアと11月に金美特別展の開催が決まりました。


まずはこちらの方で、同じく昨年企画するも、開催出来なかった「おもろいで!幕末尾張陶1  御深井焼 ~尾張徳川藩窯~」をやりたいと、思います!


その節は、是非ご高覧下さいませ。


DSC_0791_copy_921x518.jpg


御用意頂いた宿からは、綺麗な夜景が見えました。しかし緊急事態宣言下ですので八時には人通りはなくなっておりましたが…[あせあせ(飛び散る汗)]
nice!(0)  コメント(0) 

上本町近鉄 骨董まつり開催中です [催事]

今回のチャレンジ展示形式、お楽しみ頂いておりますでしょうか?

お値頃品は、少なめですが価値あるものをお値打ち価格で、厳選して展示しております!

当店ブースをこちらでもご覧頂きたく思います~


DSC_0951_copy_600x337.jpg

通路より。


DSC_0960_copy_600x337.jpg


書品券売り場のお向かいです。


DSC_0996_copy_600x1067.jpg


今回の企画エリアをご紹介致します。


DSC_0995_copy_800x450.jpg


DSC_0993_copy_800x450.jpg

2月~4月のお茶碗です!

DSC_0994_copy_800x450.jpg


5月~7月のお茶碗です!


珍しいもの、ばかりで半年間の季節のお茶碗を並べてみました。


DSC_0950_copy_600x1067.jpg

企画コーナー 弐の室です。

明治時代の七宝作品と、眞葛香山、あと十代大樋長左衛門の出世作という珍しい作品のプロトタイプが手に入りましたので展示しております。

DSC_0964_copy_600x1067.jpg


値段に拠らず。。ちょっと、オススメ品のケースです。


DSC_0957_copy_600x1067.jpg

奥に入ってみましょう。

DSC_0948_copy_600x1067.jpg

幕末の器、旦入と仁阿弥です。

仁阿弥は、他にも水指と茶碗がございます。

まだ、ブログではご紹介しておりません作品です。[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

DSC_0946_copy_600x1067.jpg


総点数は35点ですが、こだわり、の作品のみでご紹介しておりますので、どうぞご高覧下さいませ[ぴかぴか(新しい)]


2月23日(火)までです!


nice!(0)  コメント(0) 

【上本町近鉄百貨店 骨董道具まつり】のおしらせ [催事]

半年に一度、の上本町近鉄百貨店の催しのお知らせです☆

DSC04591.JPG


会期:2021年2月17日(水)~2月23日(火)

   10時~19時  (最終日のみ夕方から撤収しながら、の営業となります)

会場:近鉄百貨店 上本町店 8階 イベントスペース


   当店は、かどっこのブースとなります☆

   寝具売り場さんの斜め前でしょうか。。


本年より、ハルカス近鉄百貨店の方はご辞退申し上げておりますので、近鉄百貨店での催しへの出店はこの、”上本町骨董道具まつり”のみとなります。


このご時世と、コロナ禍でございます。

モノ感染などを懸念される方も多いことでしょう。

当店では、前回より新たな展示コンセプトでお届けしております。


今回はさらに、『深化』致します☆


企画展示 【フジイビジュツカン】


決して、美術館クラスばかりのモノ、ということではなく・・・・『美術館』的なアプローチ、での展示ということです。

是非、ご高覧下さいませ☆






《ベースの今月後半のスケジュールです!》 


15   〇     〇
16   ✕    撤収作業

17~23 上本町近鉄百貨店 骨董まつり 出店


24  ×      ×
25  〇     〇
26  〇     〇
 



※ご来訪の節は、新型コロナウィルス対策の為、事前にご連絡をお願い申し上げます☆


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

【永楽保全 高槻焼 瓢形捻祥瑞 酒次】 [永楽保全  Blue&White]

久々にシリーズモノのつづき、です。


【永楽保全  Blue&White】



紀州徳川家の御庭焼「偕楽園」に招聘され、その功により「永楽」の名を賜った幕末京焼の名工保全を紹介します。


保全は大綱和尚の世話で了全の養子となり文化14年(1817)に11代善五郎を継承。


三井家や鴻池家との交流で名品に触れる機会を得て、あらゆる写しを高いレベルで作り抜いた希代の名工です。


常に新たな知識を求め、探求しつづけた姿勢と努力は確実に作品から感じ取ることが出来ます。

善五郎襲名直後に既に完成の域にあったのが、染付・祥瑞作品です。

幕末京焼では、仁阿弥から始まった染付焼成技術ですが、保全もわずかに遅れることすぐに追従しております。


その後の保全につきましては・・当ブログにてご紹介しておりますが、時代を30年飛ばします。


嘉永元(1848)年、保全は家督継承について・・和全との不仲により京都を離れることになりました。

その後、江戸行きや、琵琶湖での湖南焼を経て、摂津高槻城主の永井侯に招聘され製作したのが高槻焼です。

嘉永5(1852)年頃のことです。


DSC03881-1.jpg


【永楽保全 高槻焼 瓢形捻祥瑞 酒次】


 胴径 7.6㎝ 高さ 16㎝


 嘉永5年頃


 共箱   17代極め外箱



全体的に”捻り”の意匠です。

これは絵付けだけでなく、盛り上げて捻りを表現されております。


DSC03883-1.jpg


瓢箪形、というよりやさしい繭のような形状です。


DSC03885-1.jpg


祥瑞を意識した丁寧な絵付けと形成です。


DSC03884-1.jpg


銘部分です。

窯内でのひっつきがあります。


高槻焼は半年ほどだけの、短期間の稼働だったようです。

近年、『高槻市真上町』という場所で、窯跡とおぼしき発見されたようです。

肥前系の小型登窯の円窯であったとの推測がされており、染付磁器が焼成出来るという裏付けがされてました。

一時、同時期に湖南焼もあったことから、共通窯として別の場所から焼いた作品を持ち込んだのではとも思っておりましたが、これで納得、です。



DSC03874-1.jpg


(左)外箱 (右)共箱 です。


DSC03875-1.jpg


外箱は、17代永楽善五郎の極めです。


DSC03877-1.jpg


共箱 (甲)

DSC03878-1.jpg


共箱 (裏)


DSC03876-1.jpg


共箱 側面部分 蔵の貼紙です。



保全は、紀州徳川家のご縁から始まり・・・その技術力を見込んだ、様々な有力者の方々とのご縁で、晩年にいたるまで精力的な製作活動を続けました。

その中でも最晩年にあたる『湖南焼』や『高槻焼』では染付のみの製作で、それまで高麗写しの土ものや、色絵・交趾など自在に使いこなせた保全の境地が、染付作品であったことがうかがえます。

そこには千家流としての陶工としての役目を果たし終えた後の、注文主である各有力者の豊富な資金・熟した技術・積み上げられたセンスにより、自由に作り上げられた独自の世界があるのです。  

DSC03880-1.jpg



※ご成約済みです。
     

=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

【初代 眞葛香山 乾山意黒釉梅画 茶碗】 遺作箱 [眞葛香山]

2月に入りました。

そろそろ・・・各地の梅の開花時期が迫ってきました。


中旬から、下旬でしょうか。

大阪城.jpg


先月、ご紹介しました、香山の紅梅のお茶碗。

DSC01126-1.jpg


香山特有の黒釉のお茶碗で、人気なのです。




梅の花は、古来は日本で”花”といえば・・・”桜”ではなく、”梅”のことを、指しておりました。

それは奈良時代に遣唐使により中国より伝わった、梅の木を庭に加えることが一般化され、”花見”の習慣が生まれたのだそうで。


”桜(さくら)”は、”さ”という言葉が、田んぼの神様を表し、”くら”という言葉が神の居場所を指すことで・・・

田んぼの神様の拠り所という意味から、神聖化されていたのです。

桜の開花状況で、田植えの時期を占うようなこともあったと。


万葉集でも、梅を歌う内容が数多く遺されております。

桜の人気と逆転したのは、遣唐使が廃止された平安時代以降といわれます。


さて、梅のお茶碗のお話に戻りましょう。


”紅梅”は、花言葉で”優美・優雅”とあります。


それに対して、”白梅”は”気品・澄んだ心・厳かな心”を意味します。


どちらも、良い内容ですね。


今回、なんと・・・香山の白梅のお茶碗、しかも初代作品が入りました!


DSC04526-1.jpg



【初代 眞葛香山 乾山意黒釉梅画 茶碗】 

 二代筆 遺作箱


幅 12㎝~12.5㎝ 高さ 7.8㎝



これまで、香山の乾山意の白梅のお茶碗はいくつか扱いましたが、黒釉は初見です。


DSC04527-1.jpg

歪んだ部分を正面にせず、少しずらしてみます。

ここを正面でも良いですね。

DSC04528-1.jpg

裏側です。


DSC04529-1.jpg

見込み部分です。


DSC04530-1.jpg


画像ではわかりにくいのですが、一か所、茶碗の歪み部分を元に、窯変が縦筋に起こってしまってるのが少し残念です。その分、お値段に反映させて頂いて居ります。

DSC04531-1.jpg


高台側、この銘の入れ方は初代後期~二代前期の乾山意の共通部分です。

この時期は、国内需要への完全な転換が済んだ後で、後に千家出入りとなる二代香山がリーダーシップを取って茶陶を製作をしていたと思われます。


DSC04533-1.jpg


初代 白梅 (左) 二代 紅梅 (右) 揃って記念撮影です☆



万博.jfif

紅白梅、お揃いで。



DSC04523-1.jpg

箱は、二代筆による初代遺作箱です。 帝室技芸員印もあります。

眞葛窯に遺された作品を、のちに世に出す際のパッケージングです。


DSC04534-1.jpg


どちらも、お勧めです~


※初代作 ご成約済みです。


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================


nice!(0)  コメント(0) 

斉藤快楽 赤絵福之字 片口向付 【10客】 [食の器]

食の器のご紹介です。

DSC04497-1.jpg


斉藤快楽 赤絵福之字 片口向付 【10客】

幅 9~9.3㎝ (各) 高さ 7.1㎝

大正時代

無傷



DSC04494-1.jpg


非常に、手練れな造りの赤絵の絵付けと造形です。

迷いのない、業を感じます。

斉藤快楽は、明治期の永楽和全に師事した京焼の陶工です。


DSC04495-1.jpg

見込み、には”福”の字です。


DSC04496-1.jpg

高台側も上手いですねぇ。


DSC04498-1.jpg


この形状は、和全の晩年・・・菊谷焼での懐石道具シリーズにもよく見かける意匠です。

快楽も従事していたので、手慣れたものなのでしょう。


DSC04499-1.jpg


高さも深すぎませんので、オールシーズンお使い頂けます☆



DSC04500-1.jpg



お勧め、です☆


※ご成約済みです。

=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================

nice!(0)  コメント(0) 

【三代井上良斎 曙釉瑞鳥 水指】 即中斎 箱 [茶道具]

初代眞葛香山の高浮彫りは、有名ですが・・・

同じ明治時代に、高浮き彫りを製作し輸出していた陶工のひとりに『初代 井上良斎』という人がいます。

関東の田邊コレクションにも数多く所蔵されており、巡回展などで香山と共に展観されたりもしていますのでご覧になられた方も多いことでしょう。

元は、尾張藩の瀬戸の陶工でした。犬山の川本治兵衛の窯を経て・・・江戸へ移り、四谷,下谷で製陶。

さらに、慶応2年には島田惣兵衛と共に,浅草橋場町に開窯。輸出陶器などを製作します。

当時、興隆を誇った墨田川焼のひとつです。

ちょっと、当時の海外向けのゴテっとした意匠が中心です。

没年が不明なのですが、後継ぎとなる子になかなか恵まれなかった(もしくは育たなかった)ようで・・

尾張藩の御用窯であった川本治兵衛の2代目の子を養子として迎え、2代目井上良斎を継承させました。

2代目も輸出陶器ならびに国内向けへの転換期に活躍し、明治10年第1回内国勧業博への出品作が受賞します。

しかし、横浜へ移った明治38年に61歳で早世してしまいます。


このとき、初代良斎が60歳の時に生まれていた子が17歳で家業を継承することになるのです。

しかし、まだまだ若年でありましたので、眞葛香山と板谷波山に師事し研鑽を重ねました。

時代は釉下彩をはじめとする・・・新時代の釉薬発色。


良斎は父(初代)や義兄(2代)とは異なる新しい『神奈川焼』を模索し・・・青・白磁・緑釉の壺、皿など独自の発色を完成させました。

その、温厚な人柄そのままに気品の高い風格ある作調で愛好家に親しまれ、表千家の即中斎との親交にの元・・モダンな茶陶の書付物を多数遺すことになるのです。


DSC04516-1.jpg


【三代井上良斎 曙釉瑞鳥 水指】 即中斎 箱


幅 16.3㎝ 高さ 12.5㎝ (塗蓋摘みまで13.8㎝)



曙釉、という良斎独自のほんわりした色合いです。

小ぶりなやさしい丸みがかった造形と併せてなんともいえない雰囲気に仕上がっております。


DSC04517-1.jpg


DSC04514-1.jpg

内側は白っぽい上がりになってます。

このことからも、外の発色はおそらく・・窯変をコントロールすることでの発色なのでしょう。

師事しました二代香山は、窯変というのはたまたま窯の変化で起きたモノを窯変と呼ぶ輩が多いと嘆いておりました。

狙い通りの発色の窯変の技法確立について、香山や波山から指導を受けたのでしょう。


DSC04513-1.jpg

この端正な形状形成も、技術力を感じさせます。


DSC04515-1.jpg


塗蓋は即中斎の割り書があります。

DSC04512-1.jpg


書付です。


DSC04511-1.jpg


共箱です。


DSC04516-1.jpg


意匠として、『瑞鳥』が表面に一匹


DSC04518-1.jpg


裏面に2匹、箆削りにて描かれております。


『瑞鳥』はめでたいことが起こる前兆の鳥といわれます。

白鳩、もしくは白雀をイメージして描かれたのかと思います。


書付をされた、即中斎は太平洋戦争直前に襲名し、戦中戦後と茶道を守るのに大変苦労された家元です。平和への想いも強かったことでしょう。

また、横浜の地も大変な戦災でした。

良斎と即中斎の互いの想いが込められたこの水指は、ほんのりした曙釉が日の出を表し、そこへめでたい事を知らせる瑞鳥があることで・・・お使いになるお席の客人への心配りとなることでしょう。


DSC04519-1.jpg


お値頃・・・作品です。


三代目井上 良斎(1888年9月4日~ 1971年2月6日)


明治初年、東京隅田川べりに窯を築いた陶工良斎の業を嗣いで、錦城中学校卒業の頃、明治38年より17歳で家業の陶磁器製造所を継ぎ作陶に従事、その三代目となる。板谷波山に師事して研鑽多年。

大正3年横浜高島町に移窯。

昭和3年帝展初入選。

翌4年三越本店にて個人展開催、以来約20回を数える。

昭和18年文展無鑑査。

戦後は日展に所属して同26年には日展依嘱、1953年第1回横浜文化賞

同28年から審査員を5回歴任、同33年評議員となる。

同34年出品の「丸紋平皿」で芸術院賞を受賞。

同41年日展理事、同年日本芸術院会員となる。

同42年春勲三等瑞宝章を授与される。同年より社団法人現代工芸美術協会の副会長をつとめた。



※ご成約済みです。


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================







代目井上 良斎(いのうえ りょうさい、1888年9月4日 - 1971年2月6日)は、日本の陶工、日本芸術院会員。本名は井上良太郎。


明治初年東京隅田川べりに窯を築いた陶工良斎の業を嗣いで、錦城中学校卒業の頃、明治38年より17歳で家業の陶磁器製造所を継ぎ作陶に従事、その三代目となる。板谷波山に師事して研鑽多年。青・白磁・緑釉の壺、皿など独自の発色を示し、温厚な人柄そのままに気品の高い風格ある作調で愛好家に親しまれた。大正3年横浜高島町に移窯。昭和3年帝展初入選。翌4年三越本店にて個人展開催、以来約20回を数える。昭和18年文展無鑑査。戦後は日展に所属して同26年には日展依嘱、1953年第1回横浜文化賞
同28年から審査員を5回歴任、同33年評議員となる。同34年出品の「丸紋平皿」で芸術院賞を受賞。同41年日展理事、同年日本芸術院会員となる。同42年春勲三等瑞宝章を授与される。同年より社団法人現代工芸美術協会の副会長をつとめた。
nice!(0)  コメント(0) 

2021年2月のベース営業のおしらせ&新入荷情報です。 [新入荷]

東京美術倶楽部でのオークションは・・・・コロナ禍でも相変わらず、天下一武道会の様相でした。(^-^;


幸い(?)なことに、当店の得意分野は出てなかったので、悩ましく苦しむこともなかったのですが、せっかくの機会に、ちょっと逸品を手に入れようとする目論見はことごとく潰えました~

とうことで、ちょろっとだけ、新入荷情報です。



♢ 大樋年朗(十代長左衛門) 峙つ花三島 飾壺 日本芸術院賞受賞作試作

1984年製作  十代大樋長左衛門の出世作で代表作 現在大樋美術館蔵ですが、その作品制作にあたって事前に試作した作品 



♢ 井上良斎 曙釉瑞鳥 水指 即中斎 箱

昭和中期   

板谷波山の弟子である、3代井上良斎はモダンな茶陶製作で表流の書付物を多数遺しました。 



♢ 竹中浩 色絵鴨文小硯・白磁水禽水滴


京都府無形文化財   小さな、小さな文房具です。 



♢ 初代 眞葛香山 乾山意黒釉梅画 茶碗 遺作箱


当店で所有しております、二代作の梅は紅梅でしたが、こちらは白梅です。





<2021年2月のベース営業予定>



2  12:00~14:30不在

4  × 



(6・7 オークション)
(7・8 横浜出張)


10
11    午後 × 
12    午後 △ 

15
16    午後 × ※搬出

(17~23 上本町近鉄百貨店 骨董まつり 出店)

24
25



☆新型コロナウィルス対策の為、ご来訪の際には、事前のご連絡を頂戴出来ますと幸いです。


=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0)