2022年 若筍の会、準備完了 [催事]
明日から、金沢美術倶楽部にて『正札会』形式の展示会…
『若筍の会』が開催されます
『金美青年会』主催のこの催しは、毎年GWの導入部での恒例イベントとしてご好評を頂いております。
当店も、参加させて頂き丸15年になります~
この10年程は、三階の床の間ステージを使わせて頂き、オリジナリティを活かした展示をさせて頂いております
『仁阿弥道八』特集も。
マニアックなコレクションを充実して、ご紹介しております。
【会期】
29日(金)祝 9時半~17 時
30日(土) 10時~16 時
【会場】
金沢美術倶楽部 全館
皆様の御来場を心より、お待ち申し上げております?
『若筍の会』が開催されます
『金美青年会』主催のこの催しは、毎年GWの導入部での恒例イベントとしてご好評を頂いております。
当店も、参加させて頂き丸15年になります~
この10年程は、三階の床の間ステージを使わせて頂き、オリジナリティを活かした展示をさせて頂いております
『仁阿弥道八』特集も。
マニアックなコレクションを充実して、ご紹介しております。
【会期】
29日(金)祝 9時半~17 時
30日(土) 10時~16 時
【会場】
金沢美術倶楽部 全館
皆様の御来場を心より、お待ち申し上げております?
『第三回 十軒店』のお知らせです! [催事]
明日から、金沢出張です。
本日は、荷造り等の準備でした。
歳を取っていくのと反比例して、年々、出品数を少なくなってるに・・・疲労感や資金繰りは比例して増加していってるのは気のせいでしょうか?(^^;
また、金沢の地からご紹介致しますが・・・その次、のイベントのご紹介です☆
(今月号の『目の眼』と『小さな蕾』に広告・記事掲載中です☆)
【第三回 十軒店へのご招待ですッッ】
昨年の第2回は、コロナによる緊急事態宣言発令期間であった為、『インスタグラム』による『オンライン会場』を中心とした展示会となってしまい、リアル展示が小規模でありましたが・・・今年の『第3回 十軒店』は実際にお手に取っていただくことでお愉しみ頂けるイベントとして開催出来ます!
もちろん、昨年のノウハウを元に『インスタ会場』も並立致します。
当店も、会期の初日5月8日(日)と最終日の15日(日)は営業時間中、会場に滞在いたしまして、皆様とお会いしたく存じます。
いつもの、当店とはまた違うラインナップをお愉しみ下さい☆
『十軒店』は『じっけんだな』と読みます。
十軒店は『雛市』の立つ場所として知られていました。
江戸時代の初め、桃の節句・端午の節句に人形を売る仮の店が十軒あったことから、この名があるともいわれています。
江戸時代中期以降、三月と五月の節句や十二月歳暮市には、内裏雛・禿人形・飾道具・甲人形・鯉のぼり・破魔弓・手毬・羽子板など、季節に応じた人形や玩具を売る店が軒を並べていました。
日本最古の商店街、とも言われております。
その後、どんどん減っていき・・・かの地に残る最後の一軒も、20数年前に姿を消しました。
今は『十軒店跡』の石碑が残るのみです。
その石碑の立つ地、で・・・十軒店を十軒の骨董市として復活させよう!という企画の3回目なのです。
オフィシャルインスタグラムにて、最新情報を発信しております☆
https://www.instagram.com/ebi10tana/?msclkid=d4cd7bb5c45911ec9f9ce80a0f44abe2
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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本日は、荷造り等の準備でした。
歳を取っていくのと反比例して、年々、出品数を少なくなってるに・・・疲労感や資金繰りは比例して増加していってるのは気のせいでしょうか?(^^;
また、金沢の地からご紹介致しますが・・・その次、のイベントのご紹介です☆
(今月号の『目の眼』と『小さな蕾』に広告・記事掲載中です☆)
【第三回 十軒店へのご招待ですッッ】
昨年の第2回は、コロナによる緊急事態宣言発令期間であった為、『インスタグラム』による『オンライン会場』を中心とした展示会となってしまい、リアル展示が小規模でありましたが・・・今年の『第3回 十軒店』は実際にお手に取っていただくことでお愉しみ頂けるイベントとして開催出来ます!
もちろん、昨年のノウハウを元に『インスタ会場』も並立致します。
当店も、会期の初日5月8日(日)と最終日の15日(日)は営業時間中、会場に滞在いたしまして、皆様とお会いしたく存じます。
いつもの、当店とはまた違うラインナップをお愉しみ下さい☆
『十軒店』は『じっけんだな』と読みます。
十軒店は『雛市』の立つ場所として知られていました。
江戸時代の初め、桃の節句・端午の節句に人形を売る仮の店が十軒あったことから、この名があるともいわれています。
江戸時代中期以降、三月と五月の節句や十二月歳暮市には、内裏雛・禿人形・飾道具・甲人形・鯉のぼり・破魔弓・手毬・羽子板など、季節に応じた人形や玩具を売る店が軒を並べていました。
日本最古の商店街、とも言われております。
その後、どんどん減っていき・・・かの地に残る最後の一軒も、20数年前に姿を消しました。
今は『十軒店跡』の石碑が残るのみです。
その石碑の立つ地、で・・・十軒店を十軒の骨董市として復活させよう!という企画の3回目なのです。
オフィシャルインスタグラムにて、最新情報を発信しております☆
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【2022年4月】の新入荷情報&ベーススケジュールです☆ [BASE215]
【4月22日 新入荷情報・画像追加・追加】
東京出張時のスナップです。
到着した、夜の日本橋もは物静か・・・
しかし、大阪の日本橋とは全然違う街並み、を歩くのも楽しいものなのです。
帰りの新幹線では、見事にな富士山が見えました☆
【4月の新入荷情報】
◎鏡山窯(井上東也) 唐津片口 向付 【10客】
※ご成約済みです。
◎藤原雄 備前 酒杯
なかなか、の景色なのです。まるで黒織部のような。 最近では滅多に手にしない藤原備前ですが、ちょっと琴線に触れまして☆
◎村田浩一郎 井戸茶碗 銘 羽黒
15年程前の作品です。丁寧に造られた井戸茶碗です。各服点にもおすすめです。
※売却済みです。
◎鈴木表朔 瓢 折敷膳 【10枚】
※ご成約済みです。
◎平安十匠 花鳥風月 絵替り折敷膳 【10枚】
◎湊焼 湊本窯 箕銘々皿 【5枚】
◎十代 大樋長左衛門 黒 茶碗 『山色』 而妙斎 箱
個展用の作品です。
九代より踏襲しております模範的な・・幕釉の黒樂茶碗です。
十代作品の黒では、これが『松』といって良いでしょう。
而妙斎の箱書きがあります。
◎七代 白井半七 都鳥 香合 碌々斎在判 惺斎 箱
※ご成約済みです。
◎文久年間 古虫明焼 瓢形 手鉢
三猿斎のお庭焼きとして、茶陶の虫明焼の初期作品です。 瓢箪形というのも三猿斎好みっぽくて良いのです。
◎安政年間 田久阿蘭陀焼 鶏ノ画 香合
※ご成約済みです。
◎文化8(1811)~文政9(1826)頃 仁阿弥道八 雪竹 手鉢
・・・とうとう、出てしまいました。仁阿弥の代表作。しかも・・・現在公開されてる同手作品の中でも最高傑作かもしれません。
かなり、値は張ってしまうのですが、それだけの内容です。
◎天保14(1843)~弘化4(1847)年頃 永楽保全(善一郎) 呉州赤画 猪口臺
この赤絵の上がり、最高です。
高台径2.8cm以下の猪口に合わせれます。
※ご成約済みです。
◎嘉永6(1853)~慶応2(1866)年頃 永楽和全 呉州赤絵 急須
小ぶりで、とても可愛いのです。
◎天保14(1843)~弘化4(1847)年頃 永楽保全(善一郎) 雁 香合 松尾仰止斎 箱
有名な、阿蘭陀の写しです。 保全さんが御本手で再現しておりますが、フォルムも釉調も良し☆
なんと、松尾流家元旧蔵品です。
※御成約済みです。
◎大正初期頃 初代 眞葛香山 仁清意二ツ本 香合 帝室技芸員印
古今和歌集を2冊、重ねた香合です。香山のラインナップでは、珍しいです。
※御成約済みです。
【4月のベーススケジュールです。】
2・3日 大美正札会 @大阪美術倶楽部
4日(月) ベース営業日 午前 ×
5日(火) ベース営業日 午後 ×
6日 オークション @大阪南美術会館
7日~8日 オークション出張 @東京美術倶楽部
11日(月) ベース営業日 全日 ×
12日(火) ベース営業日 11時ご予約 午後 1件ご予約
13日(水) ベース営業日
14日(木) ベース営業日
18日(月) ベース営業日 午前 ×
19日 オークション @大阪美術倶楽部
20日 オークション @名古屋美術俱楽部
21日 オークション @京都美術倶楽部
22日(金) ベース営業日 ※一件ご予約有
25日(月) ベース営業日 14時~ご予約有
26日(火) ベース営業日
27~30日 金沢主出張
29日(金・祝)30日(土) 正札会『若筍会』 @金沢美術倶楽部
新型コロナウィルス感染予防と、所用による店外活動もございいますので、現在は完全予約制となっております。
お手数をお掛け致しておりますが、事前のご連絡をお願い申し上げます。
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東京出張時のスナップです。
到着した、夜の日本橋もは物静か・・・
しかし、大阪の日本橋とは全然違う街並み、を歩くのも楽しいものなのです。
帰りの新幹線では、見事にな富士山が見えました☆
【4月の新入荷情報】
◎鏡山窯(井上東也) 唐津片口 向付 【10客】
※ご成約済みです。
◎藤原雄 備前 酒杯
なかなか、の景色なのです。まるで黒織部のような。 最近では滅多に手にしない藤原備前ですが、ちょっと琴線に触れまして☆
◎村田浩一郎 井戸茶碗 銘 羽黒
15年程前の作品です。丁寧に造られた井戸茶碗です。各服点にもおすすめです。
※売却済みです。
◎鈴木表朔 瓢 折敷膳 【10枚】
※ご成約済みです。
◎平安十匠 花鳥風月 絵替り折敷膳 【10枚】
◎湊焼 湊本窯 箕銘々皿 【5枚】
◎十代 大樋長左衛門 黒 茶碗 『山色』 而妙斎 箱
個展用の作品です。
九代より踏襲しております模範的な・・幕釉の黒樂茶碗です。
十代作品の黒では、これが『松』といって良いでしょう。
而妙斎の箱書きがあります。
◎七代 白井半七 都鳥 香合 碌々斎在判 惺斎 箱
※ご成約済みです。
◎文久年間 古虫明焼 瓢形 手鉢
三猿斎のお庭焼きとして、茶陶の虫明焼の初期作品です。 瓢箪形というのも三猿斎好みっぽくて良いのです。
◎安政年間 田久阿蘭陀焼 鶏ノ画 香合
※ご成約済みです。
◎文化8(1811)~文政9(1826)頃 仁阿弥道八 雪竹 手鉢
・・・とうとう、出てしまいました。仁阿弥の代表作。しかも・・・現在公開されてる同手作品の中でも最高傑作かもしれません。
かなり、値は張ってしまうのですが、それだけの内容です。
◎天保14(1843)~弘化4(1847)年頃 永楽保全(善一郎) 呉州赤画 猪口臺
この赤絵の上がり、最高です。
高台径2.8cm以下の猪口に合わせれます。
※ご成約済みです。
◎嘉永6(1853)~慶応2(1866)年頃 永楽和全 呉州赤絵 急須
小ぶりで、とても可愛いのです。
◎天保14(1843)~弘化4(1847)年頃 永楽保全(善一郎) 雁 香合 松尾仰止斎 箱
有名な、阿蘭陀の写しです。 保全さんが御本手で再現しておりますが、フォルムも釉調も良し☆
なんと、松尾流家元旧蔵品です。
※御成約済みです。
◎大正初期頃 初代 眞葛香山 仁清意二ツ本 香合 帝室技芸員印
古今和歌集を2冊、重ねた香合です。香山のラインナップでは、珍しいです。
※御成約済みです。
【4月のベーススケジュールです。】
2・3日 大美正札会 @大阪美術倶楽部
4日(月) ベース営業日 午前 ×
5日(火) ベース営業日 午後 ×
6日 オークション @大阪南美術会館
7日~8日 オークション出張 @東京美術倶楽部
11日(月) ベース営業日 全日 ×
12日(火) ベース営業日 11時ご予約 午後 1件ご予約
13日(水) ベース営業日
14日(木) ベース営業日
18日(月) ベース営業日 午前 ×
19日 オークション @大阪美術倶楽部
20日 オークション @名古屋美術俱楽部
21日 オークション @京都美術倶楽部
22日(金) ベース営業日 ※一件ご予約有
25日(月) ベース営業日 14時~ご予約有
26日(火) ベース営業日
27~30日 金沢主出張
29日(金・祝)30日(土) 正札会『若筍会』 @金沢美術倶楽部
新型コロナウィルス感染予防と、所用による店外活動もございいますので、現在は完全予約制となっております。
お手数をお掛け致しておりますが、事前のご連絡をお願い申し上げます。
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【内朱塗 茶籠揃 弘入・香山・浄益、青磁等】 [茶道具]
ここのところ、大阪美術倶楽部の研修会やら、なんやら・・で綺麗な花を見る機会に恵まれておりました。
桜はちょっと、出遅れて見逃してた感がありましたもので。。。
京都国立近代美術館、では大阪画壇の展観がされております。
なかなかの、ボリュームだったのです。
近くでは、遅い時期の桜も。
場所は変わって・・
ネモフィラ、祭りです。
名前すら…馴染みのない花、ですがかわいくて、綺麗なものでした。
そんな、お花見日和・・・といえば、『茶箱』『茶籠』です。
お点前としては、裏千家流ではきっちりとございますので、お稽古用をお持ちの方々もたくさんいらっしゃることと思います。
しかし、それ以上・・・こういうものの、『茶会用』という定義はなく、あとは『時代モノ』でしか存在せず、故に・・・全てが異なる『一点もの』であることになるのです。
中身も様々で・・・いろんな時代の、組み合わせる茶人様方の様々な趣向が凝らされております。
そんな、茶籠のピリッとした出物がございましたので、ご紹介致します。
いつもと、順番を変えまして・・・出していく様、でご紹介して参ります☆
養生箱です。
仕覆に包まれた茶籠です。
【茶籠】
幅 19cm×16.5cm 高さ 14・5cm
明治末~大正初期
蓋を開けてみます。
内側は、朱の一閑張りです。
中から・・・さらに、お仕覆を取り出します。
展開してみましょう。
【初代 眞葛香山 仁清意吉野山 茶碗】
幅 11.5cm 高さ 6.5cm 高台径 4.3cm
明治末~大正初期
香山用の『亀の子』印です。
【樂 弘入 赤茶碗】
幅 9cm 高さ 7.3cm 高台径 4.3cm
明治末期~大正初期
窯変が良く、出ております。
印は、側面下部です。
高台脇には、『十二代』の彫りが。
【高台寺蒔絵 棗】
幅 6.1cm 高さ 6.6cm
時代 明治末~大正初期
京塗師
上質な、蒔絵です。
【牙 茶杓】
長さ 15cm 幅 1.6cm
牙、の芯の部分を使用した上質な茶杓です。
次は、こちら。
【青磁 振出し】
幅 4.3cm 高さ 9.9cm
時代 江戸時代
口縁部、金直し
この、茶籠揃い・・・は、この青磁を中心として、手に入れた茶人さまが、当時の『現代モノ』を誂えて製作されたものなのです。
【染付富士之絵 巾筒】
幅 2.9cm 高さ 7cm
明治期
京焼
『画所預 従五位上土佐守光貞』
土佐光貞の時代には、京焼では染付技術が有りませんでしたので、意匠を用いて明治期に作られたものです。おそらく三代道八辺りだと推測されます。
【九代中川浄益 南鐐片木目 茶筅筒】
幅 3.5cm 高さ 9.3cm
在銘です。
青磁の振出を活かす為に意図され・・・きっちりと、明治末期頃にコストをかけて・・・名工たちの競演にて、仕立てられた茶籠揃いなのです。
なかなか、無い出物です!
※ご成約済みです。
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桜はちょっと、出遅れて見逃してた感がありましたもので。。。
京都国立近代美術館、では大阪画壇の展観がされております。
なかなかの、ボリュームだったのです。
近くでは、遅い時期の桜も。
場所は変わって・・
ネモフィラ、祭りです。
名前すら…馴染みのない花、ですがかわいくて、綺麗なものでした。
そんな、お花見日和・・・といえば、『茶箱』『茶籠』です。
お点前としては、裏千家流ではきっちりとございますので、お稽古用をお持ちの方々もたくさんいらっしゃることと思います。
しかし、それ以上・・・こういうものの、『茶会用』という定義はなく、あとは『時代モノ』でしか存在せず、故に・・・全てが異なる『一点もの』であることになるのです。
中身も様々で・・・いろんな時代の、組み合わせる茶人様方の様々な趣向が凝らされております。
そんな、茶籠のピリッとした出物がございましたので、ご紹介致します。
いつもと、順番を変えまして・・・出していく様、でご紹介して参ります☆
養生箱です。
仕覆に包まれた茶籠です。
【茶籠】
幅 19cm×16.5cm 高さ 14・5cm
明治末~大正初期
蓋を開けてみます。
内側は、朱の一閑張りです。
中から・・・さらに、お仕覆を取り出します。
展開してみましょう。
【初代 眞葛香山 仁清意吉野山 茶碗】
幅 11.5cm 高さ 6.5cm 高台径 4.3cm
明治末~大正初期
香山用の『亀の子』印です。
【樂 弘入 赤茶碗】
幅 9cm 高さ 7.3cm 高台径 4.3cm
明治末期~大正初期
窯変が良く、出ております。
印は、側面下部です。
高台脇には、『十二代』の彫りが。
【高台寺蒔絵 棗】
幅 6.1cm 高さ 6.6cm
時代 明治末~大正初期
京塗師
上質な、蒔絵です。
【牙 茶杓】
長さ 15cm 幅 1.6cm
牙、の芯の部分を使用した上質な茶杓です。
次は、こちら。
【青磁 振出し】
幅 4.3cm 高さ 9.9cm
時代 江戸時代
口縁部、金直し
この、茶籠揃い・・・は、この青磁を中心として、手に入れた茶人さまが、当時の『現代モノ』を誂えて製作されたものなのです。
【染付富士之絵 巾筒】
幅 2.9cm 高さ 7cm
明治期
京焼
『画所預 従五位上土佐守光貞』
土佐光貞の時代には、京焼では染付技術が有りませんでしたので、意匠を用いて明治期に作られたものです。おそらく三代道八辺りだと推測されます。
【九代中川浄益 南鐐片木目 茶筅筒】
幅 3.5cm 高さ 9.3cm
在銘です。
青磁の振出を活かす為に意図され・・・きっちりと、明治末期頃にコストをかけて・・・名工たちの競演にて、仕立てられた茶籠揃いなのです。
なかなか、無い出物です!
※ご成約済みです。
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【2022年度の催事情報です。】 [催事]
ここ、数日・・・いきなり『5つ』!もの、展示会の御案内状の準備に追われております。。。
なんで、急に?
コロナ禍においては、御案内状や図録等の準備が、早まることが多く・・・タイミングで、手元にどんどこ積みあがっていくのです。(^^;
それを、どの順番で・・・どのリストで、そして別に封入する案内文書をどうご用意するか?などなどが、もうわやくちゃになることがあります。。。。
今年のイベントスケジュールを、整理してみました。
【2022年度】
2月11・12日 十翔会特別開催版 ※終了致しました。
2月23~3月1日 骨董まつり(上六近鉄) ※終了致しました。
4月2・3日 大美正札会 ※終了致しました。
4月29・30日 若筍会(金美)
5月8~15日 十軒店(日本橋海老屋)
5月28・29日 十翔会
6月11・12日 京都正札市(京美)
6月24~26日 名美アートフェア 『幕末京焼特集』
7月2・3日 東美正札会
7月30・31日 大美正札会
8月3~9日 はんなり骨董楽市(日本橋丸善)
8月26・27日 十翔会 特別開催版 (仮)
9月2~4日 大美特別展 『香山式 MAKUZU BAR』
9月28~10月4日 骨董まつり(上六近鉄)
10月14~16日 東美アートフェア『香山式 MAKUZU BAR』
11月2・3日 金美正札会
11月26・27日 十翔会
12月3・4日 東美正札会
12月10・11日 数寄の市(名美)
12月24・25日 大美正札会
1月~3月では、2回しかないのに、4月以降は18回!もあるのです。
月に2回のペースです。
加えて・・・ベースを毎月、1週間ほどやっておりますので。。。
1年に、『32回』!展示会をやっているようなものなのです。
今年も・・・頑張ります・・・皆様のご支援、何卒宜しくお願い致します。(^^;
なんで、急に?
コロナ禍においては、御案内状や図録等の準備が、早まることが多く・・・タイミングで、手元にどんどこ積みあがっていくのです。(^^;
それを、どの順番で・・・どのリストで、そして別に封入する案内文書をどうご用意するか?などなどが、もうわやくちゃになることがあります。。。。
今年のイベントスケジュールを、整理してみました。
【2022年度】
2月11・12日 十翔会特別開催版 ※終了致しました。
2月23~3月1日 骨董まつり(上六近鉄) ※終了致しました。
4月2・3日 大美正札会 ※終了致しました。
4月29・30日 若筍会(金美)
5月8~15日 十軒店(日本橋海老屋)
5月28・29日 十翔会
6月11・12日 京都正札市(京美)
6月24~26日 名美アートフェア 『幕末京焼特集』
7月2・3日 東美正札会
7月30・31日 大美正札会
8月3~9日 はんなり骨董楽市(日本橋丸善)
8月26・27日 十翔会 特別開催版 (仮)
9月2~4日 大美特別展 『香山式 MAKUZU BAR』
9月28~10月4日 骨董まつり(上六近鉄)
10月14~16日 東美アートフェア『香山式 MAKUZU BAR』
11月2・3日 金美正札会
11月26・27日 十翔会
12月3・4日 東美正札会
12月10・11日 数寄の市(名美)
12月24・25日 大美正札会
1月~3月では、2回しかないのに、4月以降は18回!もあるのです。
月に2回のペースです。
加えて・・・ベースを毎月、1週間ほどやっておりますので。。。
1年に、『32回』!展示会をやっているようなものなのです。
今年も・・・頑張ります・・・皆様のご支援、何卒宜しくお願い致します。(^^;
『リブート』 [見聞録]
最近、ドラマや映画でよく聞く言葉として・・・・
『リメイク』(remake)と『リブート』(reboot)というものがあります。
リメイクでは、先日公開されておりました『ウエストサイドストーリー』なんかがそうですね。
全く同じ内容を、現代の技術で作り直すもので、完全に元作品を大事にしてイメージを損なわないようにします。
オリジナルに添うが故に、差違が突っ込まれたりもするものですが。(^^;
リブート、はオリジナルを新たな解釈と、現在のやり方で作り直すものです。
設定変更や、大胆な新解釈も伴ったりします。
なので、オリジナルファンも楽しめたりもします。
『宮川香山(眞葛香山)』作品の、『リブート』といえるものです。
【六代 真葛香斎 色絵菊透かし水指】
オリジナルは、岡山に本社を置く、和菓子で有名な全国展開しております『源吉兆庵』さんが、コレクションしている香山作品の中で、展観時の図録の表紙を飾ったものです。
古清水のテイストを活かして、『透かし』にて遠近を演出した水指です。
現代の五条坂京焼、的な絵付けにて伝統の京焼と香山とのミクスチャーが図られております。
【六代 真葛香斎 色絵七宝透かし水指】
二代香山の有名な『十の内』作品がオリジナルです。
こちらは、当方でも4点扱っておりますので、こちらのブログや展示会で皆様にご覧頂いた方も多いかと存じます。
本歌は、なだらかな瓜形であるのに対して、こちらは緊張感のあるシャープな造形になっております。
新型の立礼卓やモダンな洋室に合いそうです。
こちらも、透かしになっております。
双方とも、再現困難と言われた初代と二代香山作品でしたが・・・破損作品を参考に、製作方法のヒントが掴めたことでのチャレンジだったそうです。
『今』の道具でしか出来ないことで、失われつつある過去と現代を繋ぎ・・・『観る』『知る』ことで、さらに全体の広がりとなれば良いと思います☆
http://www.makuzu-yaki.jp/ 六代 真葛香斎 HP
今回、ご紹介するものは、『新入荷』作品では有りません。(^^;
(もちろん、御所望の場合は承ります~)
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『リメイク』(remake)と『リブート』(reboot)というものがあります。
リメイクでは、先日公開されておりました『ウエストサイドストーリー』なんかがそうですね。
全く同じ内容を、現代の技術で作り直すもので、完全に元作品を大事にしてイメージを損なわないようにします。
オリジナルに添うが故に、差違が突っ込まれたりもするものですが。(^^;
リブート、はオリジナルを新たな解釈と、現在のやり方で作り直すものです。
設定変更や、大胆な新解釈も伴ったりします。
なので、オリジナルファンも楽しめたりもします。
『宮川香山(眞葛香山)』作品の、『リブート』といえるものです。
【六代 真葛香斎 色絵菊透かし水指】
オリジナルは、岡山に本社を置く、和菓子で有名な全国展開しております『源吉兆庵』さんが、コレクションしている香山作品の中で、展観時の図録の表紙を飾ったものです。
古清水のテイストを活かして、『透かし』にて遠近を演出した水指です。
現代の五条坂京焼、的な絵付けにて伝統の京焼と香山とのミクスチャーが図られております。
【六代 真葛香斎 色絵七宝透かし水指】
二代香山の有名な『十の内』作品がオリジナルです。
こちらは、当方でも4点扱っておりますので、こちらのブログや展示会で皆様にご覧頂いた方も多いかと存じます。
本歌は、なだらかな瓜形であるのに対して、こちらは緊張感のあるシャープな造形になっております。
新型の立礼卓やモダンな洋室に合いそうです。
こちらも、透かしになっております。
双方とも、再現困難と言われた初代と二代香山作品でしたが・・・破損作品を参考に、製作方法のヒントが掴めたことでのチャレンジだったそうです。
『今』の道具でしか出来ないことで、失われつつある過去と現代を繋ぎ・・・『観る』『知る』ことで、さらに全体の広がりとなれば良いと思います☆
http://www.makuzu-yaki.jp/ 六代 真葛香斎 HP
今回、ご紹介するものは、『新入荷』作品では有りません。(^^;
(もちろん、御所望の場合は承ります~)
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
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【湊焼(津塩窯三代) 湊本窯 箕銘々皿】 5枚 [国焼(地方窯)]
関西は、大阪・・・『泉州 堺』、利休の活躍した地としても知られる交易の栄えた商人のまちでした。
もちろん、茶の湯も盛んであり、古くは桃山時代より『やきもの』が造られておりましたが、茶陶としては樂家三代である、『ノンコウ』の弟が始めた『道楽焼』と、それに続く『山本窯』、少し遅れて・・・『上田窯』により江戸期に人気が高まり、幕末・明治辺りで各窯の競演にて黄金期を迎えます。
それらを、『堺 湊焼』といいます。
軟質な、土に赤樂を中心とし・・・交趾釉などでの、茶陶や懐石道具、雑器・・・飾りもの、等が盛んに製作され、各地に出荷され大いに人気となったようです。
上田窯二代の一門であった人が、享保年代(1700年台前半)に上田窯に倣って始めた窯が、『長浜屋窯』といい八代迄続き、明治にそれを引き継ぐ形で『津塩窯』が始まりました。
『津之国屋』という長浜屋が塩等を取り扱っていた別の屋号を、由来とし『津塩』を名乗り・・・のちに性としたのです。
今回、ご紹介するのは津塩窯 三代目である『津塩政太郎』(本湊焼十五代)の作品です。
【湊焼(津塩窯三代) 湊本窯 箕銘々皿】 5枚
幅 11.4cm×13.3cm (各)
高さ 2.8cm (各)
製作年代 大正時代頃
共箱
『箕』は、農作業で穀物を主とする収穫物から不要な小片を吹き飛ばして選別するために古くから用いられてきた道具のことで、日本では竹を素材として作られており、容器としても使えることから広く普及しました。
まさに伝統工芸であり、作るのには大変な技量を要します。
故に近年では樹脂製などもあるようです。
この作品は、見事に楽焼にて『箕』を再現しております。
津塩政太郎は、轆轤引きを使わず・・手びねりと型形成にて製作していたそうです。
この作品は、手びねりしたものに型を押し付けて、箆などで仕上げて造られてます。
裏は『布目』となっており、こうすることで使いやすさと耐久性を持たせているように思います。
印は5枚全てにありますが、印に釉がかかってるものとかかってないものがあります。
湊焼の土は熊取(関空の近くにある地名です)の土で、温度を上がると赤く変色するそうです。
これを還元焼成にて、焼くわけですが・・・釉薬部分のかかり具合と温度差の具合で、味わいが変化するもので・・・
湊焼は元々、釉調としてはシンプルなものだけに、より焼物師の技量により仕上がりが『雅味あふれる』か、『品格の無いものに』なるかの差が出るのです。
その辺の面白さ、と茶処である堺の地域性・・・によるセンスが、『湊焼』の醍醐味でしょう。
共箱になります。
窯上がり時の微小の釉剥けはあるものの、概ね無傷に近いコンディションです。
一時期は、複数稼働していました歴史ある湊焼ですが、現在は1か所が細々と・・・寺のお土産ものを製作しているだけのようです。
元が数があったので、伝世数はあるものの・・堺空襲による大打撃により、決して残る数は多いとも言えません。
ここ数十年の間に、一気に新たな所蔵先へと収まっていきつつあり、近年では見るべきものは少なくなってしまいました・・・・。
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【仁阿弥道八 御本模 茶碗】 香雪美術館出展作 [幕末京焼]
仁阿弥道八、は天保13(1842)年に家業を子である『光英』に譲り、伏見桃山に隠棲しました。
そこでは、『桃山窯』というものを築いて、晩年の作陶生活を送るのです。
『悠々自適、情熱すれば即ち焼き、心静かなれば茶を喫し、朝夕旧桃山城頭に上って法螺貝を吹き娯しんだ』そうです。
その頃の、作品に秀吉由来の『五三桐』を型取った紋を茶碗の景色として押した、『桃山御本茶碗』というものがあります。
・・・・それは、『御本茶碗』をベースとして、仁阿弥独自の感性・・・高貴で洗練された独自のものに昇華された茶碗なのです。
それの、『プロトタイプ』ともいうべき作品が見つかりました。
今回ご紹介するこのお茶碗です。
【仁阿弥道八 御本模 茶碗】
幅 13.2cm
高さ 9.6cm
高台径 5.5cm
製作年代 文化8(1811)~文政9(1826)頃
共箱
大振り、で呉器形とでもいいましょうか・・風格のあるデザインです。
正面をどこに取っても、収まるのですが今回は『角度』に着目してみました。
このように、口造りや全体の形状が見える『見下ろし』の角度よりも。
この、ほぼ真横から・・・静かに睨みつけると、高台も含めてのデザイン性がより際立つように感じます。
やや、背の高い茶碗ですので、それは『側面』がミドコロでしょう。
『五三桐』
がうっすらと見えます。
後年のものが、『押している』だけに対して、『彫り』にてデザインしてるように見えます。
後鳥羽上皇から足利尊氏が桐紋を賜りました。その後・・・皇室が臣下へ、下賜された武将が臣下へと渡すようになり、広く知られるようになったのです。
桐紋は桐の葉と花を図案化したもので、一般的には3枚の葉の上に3本の花が描かれ、その花の数によって『五三桐』、『五七桐』など呼び名が異なります。
↑のデザインは『五七』ですが、作品の方はおそらく『五三』でしょう。
桃山御本茶碗に使われる元となった、豊臣秀吉の家紋は『太閤桐』と呼ばれるものです。
上から見ますと、『州浜』形になっております。
見事な、『御本手』の発色が・・・・まるで、桃山の『桜』や『紅葉』に見えることと、併せての道八の発想だったと思います。
高台周りも、なかなかの味わいです。
『道八』印は、初期に見られるタイプです。
箱書きとも合わせて、前期作品であることがうかがえます。
焼成時の窯疵が発生しておりますが、表層的なものであり、道八自身もいとわず、仕上げて世に出しております。
もちろん・・・お使いになるのに、なんら不具合がございません。
箱です。
共箱です。
実は、このお茶碗は『香雪美術館』での展観歴があります。
その際の、キャプションが遺されております。
『仁阿弥』を語るときに、忘れてはならないのは・・・いわゆる、他の京焼陶工との違いです。
『仁阿弥』は、抹茶としての道具性と感性により作品が作られております。
それは、あくまでも『日本趣味』というもので、茶道具以外でも仁阿弥作品に共通するものです。
さらに、生まれによるものか・・・また、その精神性の高潔さからか、そういうものが作品に込められており、それを感じ取った『宮家』や『神社仏閣・寺院』・・・『各地の藩主』、『地方の有力者』といった数々の御贔屓にあずかることとなったのです。
元々が京都の出ではない(父である初代は亀山にて)、陶家であったことから、伝統に縛られない自由さと、逆にたゆまぬ努力を必要としたことも要因であったことでしょう。
故に、古来より縛りの強い『粟田』から『五条坂』へと移っております。
そんなことを、考えながら日々過ごしておりますと・・・ここのところ、なんやかんやと『仁阿弥』さんのご縁が増えてしまっておりますのです。 (^^;
一服~。
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【永楽即全 仁清写東山 色紙皿 十之内 即中斎 箱】 [京焼]
【2022年4月6日追記】
今年は、気温の関係でしょうか・・・若干、遅めの開花状況だったようですが、まさに、今、『満開』☆のようで、各地の桜名所は見物される方で賑わっているようですね。
残念なことに・・・わたくしは、仕事など諸事情で、全く桜見物に出かける機会がなく、移動途中の景色で『桜チラ見』だけで日が過ぎていきます。。。
そんな、中。
『散らない桜』
は、現在手元で目を楽しませて頂いております。ご紹介致しましょう。
【永楽即全 仁清写東山 色紙皿 十之内】
幅 21cm 四方
高さ 3cm
製作年代 昭和15年頃
箱 共箱 即中斎 書付
見事な、描きっぷりの『色紙皿』です。
サイズも、ジャストサイズです。
これより大きいと、お飾り専用になりますもので。
作品を見てまいりましょう。
『色紙皿』というのは、色紙を模した『やきもの』で、側面を打ち立てた大きな『角皿』の平面に展開される『意匠』を楽しむアイテムです。
サイズは色々、ありますが、寸法によって『菓子器』として、お料理の『平鉢』としてお使いになられたり、そのもの自体での『飾り物』としても好まれるものです。
意匠をズームアップしましょう。
京都の東山、の情景を遠景として描いております。
清水寺ですね。
高台寺の方を臨んでおります。
実際の風景も見てみましょう。
綺麗な風景です。
さて、桜といえば・・・ピンク色がこのように、浮かびます。
この作品の方は。
ピンクは無いです。
これは、この作品は『古清水』をモチーフにしているからなのです。
『粟田焼』での古清水に使われる、緑と青とクリーム色、そして・・・金彩を基調としており、赤だけは仁清からのテイストとして使われております。
側面は、『御室焼』での野々村仁清特有のデザインですね。
能装束をモチーフにしたと云われます。
『鱗紋』は、鶴にも見立てられます。
さらに、ちょっとしたアクセントとして・・・
『折り返し』が意匠として作られております。
これが有るのと、無いのでは、またお洒落度が変わるのですから、すごいものです。
即全の印です。
共箱
即中斎により、『十の内』であることが記されております。
この作品は・・・永楽善五郎歴代展でも、展示された『正全』作の写し、かと思っておりましたところ…
当、ブログを御覧いただいております、某学芸員先生から有難いご指摘と情報が
伝野々村仁清 作で、このまんま…のものが、『香雪美術館』にて、平成22年に展示されておりました。
さらに、香雪翁の所蔵に『妙全』作のものもあるそうで。
伝野々村仁清、として初期京焼の時代にこのようなモダンデザインが有り、それが伝わったところからのご縁で大正時代~昭和前期にかけて、永楽家にて少数製作で写されていたのは素晴らしいことです。
京焼の伝統としての『写し文化』ではありますが、それも『ご縁』が有ってのことです。
モノの伝わり方によっては、知られないままで終わることもあるのですから…
書付より、年代が特定出来ますが、即全が襲名した初期の作品となります。
襲名後、大磯の『城山窯』に、戦後になるまで従事しましたがその前に、先代を偲んで・・・特別制作された少数製作作品ということでしょう。
14歳という若さにして、襲名することになった即全が20歳前後という時期に・・・
既にこのような『京焼』の伝統と見事に生かした作品を作れたことは、戦時下における『伝統的な工芸技術を保存する人』に資材と提供するための制度、『工芸技術資格者』に昭和18(1943)年に即全が認定されましたことからも、いかに評価されていたかということの証ですね☆
今回は、JFKでの『お花見』をお愉しみ下さいませ。
※ご成約済みです。
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今年は、気温の関係でしょうか・・・若干、遅めの開花状況だったようですが、まさに、今、『満開』☆のようで、各地の桜名所は見物される方で賑わっているようですね。
残念なことに・・・わたくしは、仕事など諸事情で、全く桜見物に出かける機会がなく、移動途中の景色で『桜チラ見』だけで日が過ぎていきます。。。
そんな、中。
『散らない桜』
は、現在手元で目を楽しませて頂いております。ご紹介致しましょう。
【永楽即全 仁清写東山 色紙皿 十之内】
幅 21cm 四方
高さ 3cm
製作年代 昭和15年頃
箱 共箱 即中斎 書付
見事な、描きっぷりの『色紙皿』です。
サイズも、ジャストサイズです。
これより大きいと、お飾り専用になりますもので。
作品を見てまいりましょう。
『色紙皿』というのは、色紙を模した『やきもの』で、側面を打ち立てた大きな『角皿』の平面に展開される『意匠』を楽しむアイテムです。
サイズは色々、ありますが、寸法によって『菓子器』として、お料理の『平鉢』としてお使いになられたり、そのもの自体での『飾り物』としても好まれるものです。
意匠をズームアップしましょう。
京都の東山、の情景を遠景として描いております。
清水寺ですね。
高台寺の方を臨んでおります。
実際の風景も見てみましょう。
綺麗な風景です。
さて、桜といえば・・・ピンク色がこのように、浮かびます。
この作品の方は。
ピンクは無いです。
これは、この作品は『古清水』をモチーフにしているからなのです。
『粟田焼』での古清水に使われる、緑と青とクリーム色、そして・・・金彩を基調としており、赤だけは仁清からのテイストとして使われております。
側面は、『御室焼』での野々村仁清特有のデザインですね。
能装束をモチーフにしたと云われます。
『鱗紋』は、鶴にも見立てられます。
さらに、ちょっとしたアクセントとして・・・
『折り返し』が意匠として作られております。
これが有るのと、無いのでは、またお洒落度が変わるのですから、すごいものです。
即全の印です。
共箱
即中斎により、『十の内』であることが記されております。
この作品は・・・永楽善五郎歴代展でも、展示された『正全』作の写し、かと思っておりましたところ…
当、ブログを御覧いただいております、某学芸員先生から有難いご指摘と情報が
伝野々村仁清 作で、このまんま…のものが、『香雪美術館』にて、平成22年に展示されておりました。
さらに、香雪翁の所蔵に『妙全』作のものもあるそうで。
伝野々村仁清、として初期京焼の時代にこのようなモダンデザインが有り、それが伝わったところからのご縁で大正時代~昭和前期にかけて、永楽家にて少数製作で写されていたのは素晴らしいことです。
京焼の伝統としての『写し文化』ではありますが、それも『ご縁』が有ってのことです。
モノの伝わり方によっては、知られないままで終わることもあるのですから…
書付より、年代が特定出来ますが、即全が襲名した初期の作品となります。
襲名後、大磯の『城山窯』に、戦後になるまで従事しましたがその前に、先代を偲んで・・・特別制作された少数製作作品ということでしょう。
14歳という若さにして、襲名することになった即全が20歳前後という時期に・・・
既にこのような『京焼』の伝統と見事に生かした作品を作れたことは、戦時下における『伝統的な工芸技術を保存する人』に資材と提供するための制度、『工芸技術資格者』に昭和18(1943)年に即全が認定されましたことからも、いかに評価されていたかということの証ですね☆
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第7回 大美正札会のご案内です。 [催事]
始まったばかり・・・と思ってた、大美正札会も、年に2回、3回とペースアップしてきましたので、この度・・・はや、第7回目を迎えました。(^^;
5月開催の第36回(特別開催を併せると39回)となります、同じ会場での『十翔会』も、ありますものでなかなか、当店としても展示コンセプト等を模索し続けておりましたが・・・
お客様方のご反応や、ご意見も頂戴し、ようやく『当店なりの異なる展示コンセプト』の方向性が見えましたのが、前回でした。
そいうわけで、今回も『別ライン』での展示をお愉しみ頂きたく存じます☆
当店出店エリアより。
第7回 大美正札会 〈Daibi Antique Bazaar〉
日 時 2022年 4月
2 日(土)10:00 – 17:00
3 日(日)10:00 – 16:00
会 場 大阪美術倶楽部
入場料 無料
主 催 大阪美術商協同組合
『生活骨董から高級美術品まで有名美術商が安心できる逸品を』
大阪美術商協同組合の厳しい加入条件を満たした確かなキャリアと目利きをもちあわせた美術商によ る1 点 1 万円からと、初心者の方でも安心してお買い求めいただける展示即売会です。
本会では、壁で区切られるブース形式を無くし、骨董・茶道具・懐石道具・書画・絵画・諸美術品を展示。どなたでもお気軽に見て、手にとり、 その場で手に入れることができます。
どうぞ 2 日間にわたりお越し頂き、数 ある美術品からご自身のお気に入りや新しい出会いをお楽しみください。そして美術への興味関心を拡げていただけ ることを願っております。
☆ 当店は、会場の奥の『和室』左側が今回の出展エリアとなっております。
<床の間>
角谷一圭 朝鮮風炉・笹地文真形釜
村田浩一郎 井戸茶碗
永樂即全 色紙皿
茶篭 揃
眞葛長造 雁香合
眞葛長造 急須
永樂回全(西村宗三郎) 金襴手酒盃 六
保全 鉢・蓋置・香合
稲葉七宝 蓋置
デルフト タイル
西岡小十 絵唐津茶碗
大橋秋二 トトヤ・瀬戸黒小筒 茶碗
正木惣三郎 志野小茶碗
須田青華 徳利一双
幹山 盃
赤膚焼、加藤孝俊、竹中浩、川瀬竹志、四代清風、三浦篤、等々。。。
☆会場内での、お買い物に関しての『ご説明や、様々なアドバイス』と手続きはどの商品でも、当店 でお世話させていただくことが出来ます。
☆是非、会場内で『藤井香雲堂』をお申し付けください。
お買い物を検討中に、利用できる『商談中』札をお渡しいたします。
ご検討の作品をお教えくださいませ。お客様のご要望に合ったアドバイスや検品もさせていただきたく存じます。
では、両日、皆様のご来訪をお待ち申し上げております!
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TEL 090-8578-5732
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3 日(日)10:00 – 16:00
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どうぞ 2 日間にわたりお越し頂き、数 ある美術品からご自身のお気に入りや新しい出会いをお楽しみください。そして美術への興味関心を拡げていただけ ることを願っております。
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西岡小十 絵唐津茶碗
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須田青華 徳利一双
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