十翔会 準備完了です? [催事]
明日からの、十翔会の展示陳列が完了致しました
当店の、出品エリアの様子をご覧下さいませ。
この他、バーゲンコーナーにも若干数出品しております。
明日、明後日と皆様のご来訪をお待ち申し上げております
当店の、出品エリアの様子をご覧下さいませ。
この他、バーゲンコーナーにも若干数出品しております。
明日、明後日と皆様のご来訪をお待ち申し上げております
【永楽保全(善五郎) 雲鶴青磁 丼鉢】 [幕末京焼]
先日行ってまいりました、こちらの展示会では・・・
保全、和全の存命中に、直接収まってきた・・・三井家の永楽コレクションの優品が一堂に会しておりました。
湖南焼にしても、上がりは一般市場に出回る物とは一線を画するクオリティで・・・。
永楽家のパトロン的な存在として支えてきた三井家ならでは、といったところでしょう。
さて、そんなコレクションでも収蔵されてなさそうな・・・意外とレアなアイテムというものがあります。
『雲鶴青磁』
当方では、幕末京焼陶工による、『雲鶴青磁』をご紹介することがございます。
仁阿弥道八や眞葛長造が、それぞれの技法と解釈により、チャレンジをしてきております。
永楽保全もまた、しかり。
しかし、保全の雲鶴青磁手というのは、実は数がかなり少ないことが解ってきております。
永楽家の展観のものも含めて・・・当方が知る限りでは今回ご紹介するものを合わせて5点しか目にしたことがございません。(もちろん、それ以外の個体は存在するでしょうが)
澄んだ青磁を京焼界で登場するのは、明治以降の初代諏訪蘇山や初代宮永東山の登場をまたねばなりませんが・・・濁ったものは、青木木米等も製作しており、その半歩後の時代に・・・先述の幕末京焼三大名工により、雲鶴青磁が登場するのです。
それでは、作品のご紹介です。
【永楽保全(善五郎) 雲鶴青磁 丼鉢】
幅 14.6cm×15.1cm
高さ 9.4cm
高台径 7cm
文政10(1817)~天保14(1843)年頃
共箱
色の上がり、もかなり良く出ております。
雲鶴青磁とは、12~14世紀の高麗のものです。
紋様を彫ったり型押しにより・・白土や赤土、黒土をは象眼したもので、よく知られる『飛雲』『舞鶴』の意匠から、『雲鶴青磁』とよばれるようになりました。
今回の京焼における、登場の事情と同じく・・・・
高麗の地でも、青磁の需要に対し焼成の困難さから、それを補う(ごかます?)為に生まれた表現技法であったと言われております。
意匠で散りばめられていれば、澄んだ青磁を表現する面積が減りますからね。(^^;
しかし、どんどん技術も退化していき・・・青磁色は、鼠色へとなっていき、李朝時代の高麗三島のような手へと変遷していきました。
雲鶴青磁の、綺麗でもあり、またそのどこか・・・親しみのある不出来さ?そして緻密な象嵌といった、様々なものの混在して生まれる魅力があったのでしょう。
幕末期に、入手困難であった『雲鶴青磁』への需要に応えて生まれたものが、京焼における雲鶴青磁写しなのです。
内側の意匠の感じも、仁阿弥等と共通するところが有り・・・建仁寺辺りの所蔵の同じ個体の雲鶴青磁を、拝見させて頂き勉強したのかもしれません。
サイズ感もほどよく、です。
高台脇
高台側です。
もちろん、小鉢としてのサイズの高台ですが・・・お茶碗として使ってしまいたくなりますね。
『河濱支流』印です。
共箱です。
『善五郎』書きですので、文政10(1817)~天保14(1843)年頃と分類出来ます。
ここで、不思議が。
当方では、保全の雲鶴青磁を3点扱っております。
ひとつは、『保全』、ひとつは、『保全の湖南焼』、そしてこれが『善五郎』
時期や場所による、製作事情に拠っていないのです。
そして初期から既に完成されたクオリティとなっておりますのはさすが保全というところでしょう。
数が少ないことから、おそらく製作は困難な部類にあったこと、製作時期が一時期では無かったことから、注文によってのみ作られたであろうと推測されるのです。
レアなアイテムのご紹介でした☆
※御成約済みです。
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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保全、和全の存命中に、直接収まってきた・・・三井家の永楽コレクションの優品が一堂に会しておりました。
湖南焼にしても、上がりは一般市場に出回る物とは一線を画するクオリティで・・・。
永楽家のパトロン的な存在として支えてきた三井家ならでは、といったところでしょう。
さて、そんなコレクションでも収蔵されてなさそうな・・・意外とレアなアイテムというものがあります。
『雲鶴青磁』
当方では、幕末京焼陶工による、『雲鶴青磁』をご紹介することがございます。
仁阿弥道八や眞葛長造が、それぞれの技法と解釈により、チャレンジをしてきております。
永楽保全もまた、しかり。
しかし、保全の雲鶴青磁手というのは、実は数がかなり少ないことが解ってきております。
永楽家の展観のものも含めて・・・当方が知る限りでは今回ご紹介するものを合わせて5点しか目にしたことがございません。(もちろん、それ以外の個体は存在するでしょうが)
澄んだ青磁を京焼界で登場するのは、明治以降の初代諏訪蘇山や初代宮永東山の登場をまたねばなりませんが・・・濁ったものは、青木木米等も製作しており、その半歩後の時代に・・・先述の幕末京焼三大名工により、雲鶴青磁が登場するのです。
それでは、作品のご紹介です。
【永楽保全(善五郎) 雲鶴青磁 丼鉢】
幅 14.6cm×15.1cm
高さ 9.4cm
高台径 7cm
文政10(1817)~天保14(1843)年頃
共箱
色の上がり、もかなり良く出ております。
雲鶴青磁とは、12~14世紀の高麗のものです。
紋様を彫ったり型押しにより・・白土や赤土、黒土をは象眼したもので、よく知られる『飛雲』『舞鶴』の意匠から、『雲鶴青磁』とよばれるようになりました。
今回の京焼における、登場の事情と同じく・・・・
高麗の地でも、青磁の需要に対し焼成の困難さから、それを補う(ごかます?)為に生まれた表現技法であったと言われております。
意匠で散りばめられていれば、澄んだ青磁を表現する面積が減りますからね。(^^;
しかし、どんどん技術も退化していき・・・青磁色は、鼠色へとなっていき、李朝時代の高麗三島のような手へと変遷していきました。
雲鶴青磁の、綺麗でもあり、またそのどこか・・・親しみのある不出来さ?そして緻密な象嵌といった、様々なものの混在して生まれる魅力があったのでしょう。
幕末期に、入手困難であった『雲鶴青磁』への需要に応えて生まれたものが、京焼における雲鶴青磁写しなのです。
内側の意匠の感じも、仁阿弥等と共通するところが有り・・・建仁寺辺りの所蔵の同じ個体の雲鶴青磁を、拝見させて頂き勉強したのかもしれません。
サイズ感もほどよく、です。
高台脇
高台側です。
もちろん、小鉢としてのサイズの高台ですが・・・お茶碗として使ってしまいたくなりますね。
『河濱支流』印です。
共箱です。
『善五郎』書きですので、文政10(1817)~天保14(1843)年頃と分類出来ます。
ここで、不思議が。
当方では、保全の雲鶴青磁を3点扱っております。
ひとつは、『保全』、ひとつは、『保全の湖南焼』、そしてこれが『善五郎』
時期や場所による、製作事情に拠っていないのです。
そして初期から既に完成されたクオリティとなっておりますのはさすが保全というところでしょう。
数が少ないことから、おそらく製作は困難な部類にあったこと、製作時期が一時期では無かったことから、注文によってのみ作られたであろうと推測されるのです。
レアなアイテムのご紹介でした☆
※御成約済みです。
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【2022年5月】のスケジュール&新入荷のお知らせです。 [BASE215]
【2022年5月24日更新 新入荷情報 画像追加】
今月は・・・本当に、ブログの更新が進まなくて申し訳ございません
出張も多い上、「ウーバー・アーツ」的に、ほぼ毎日あちこちにお伺いさせて頂いておりましたもので。。。
まだまだ、予定が詰まっており、そのまま今週末の『十翔会』へと突入する感じです。
『第36回 十翔会』
2022年 5月28日(土)10~18:00
5月29日(日)10~17:00
会場 大阪美術倶楽部 本館2階
はじめまして、の方も大歓迎です。受付にて『藤井香雲堂』をお申し出いただきご記帳の上、ご入場下さいませ☆
【見聞録】
先日の東京では、こういうのも観てまいりました!
16年前!の『三井美術館の永楽展』は見逃しておりましたので、図録だけで長年観てきた作品たちに・・ようやく出会えたのです。
保全・和全の逸品が山盛なのです。
もちろん、仁清・乾山も素晴らしいものです。
三井家のは、クオリティが一貫して高いですね。
三井記念美術館のリニューアルオープンの第1弾だそうです。(どこがリニューアルしたのかは気づかなかったですが)
MIHO MUSEUMのこちらも、行ってまいりました!
これは・・・なかなかお勧めです。
クオリティも、状態もハイレベルなのですが、展示もとても良かったのです☆
まもなく、「炉」の展示が終了し、7月から「風炉」に展示替えされ続くそうです。
【2022年5月度の新入荷情報】
◎篠尾旭豊 九谷焼 菊鶉向付 【10客】
※ご成約済みです。
◎松本佐一 九谷焼 長小皿 【10客】
ちょっと、モダンな感じです。3つの区分けがされていて、突き出しやら、調味料などに☆
※ご成約済みです。
◎輪島塗 好音 雲錦吹寄せ蒔絵 椀 【10客】
※御成約済みです。
◎二代 眞葛香山 仁清意朽木 香合
※ご成約済みです。
◎十三代 樂惺入 織部 酒盃
◎白井半七 万寿菊 蓋置
◎初代 眞葛香山 古祥瑞人形手画 古倣 遺作二代極め箱
※ご成約済みです。
◎岡田表寛 真塗小丸椀 【10客】
※ご成約済みです。
◎永楽保全(善五郎) 雲鶴青磁 丼鉢
※ご成約済みです。
◎村瀬治兵衛 根来菊 茶器 而妙斎 箱
※ご成約済みです。
◎永楽和全 安南写 小鉢 而妙斎 箱
※ご成約済みです。
◎平澤九朗 織部 向付 【5客】
◎二代 眞葛香山 仁清意兜 香合
※ご成約済みです。
◎永楽保全(善五郎) 交趾台牛 香合 而妙斎 箱
※ご成約済みです。
◎ 大正末期頃 二代 眞葛香山 古染付大桃 香合
※ご成約済みです。
◎ 輪島 田谷製 輪島塗月に薄絵 煮物椀 【10客】
※ご成約済みです。
◎ 四代 三浦竹泉 祥瑞小紋 巾筒
◎弘化2(1845)~嘉永7(1854)頃 樂旦入 赤樂梅 小皿 【10枚】弘入極め箱
◎大正末期頃 二代 眞葛香山 仁清意初清水 小皿 【5客】
※ご成約済みです。
◎明時代末期 古染付 雨龍 中皿 【18枚】 3枚貫入
◎昭和後期頃 石川漆宝堂 春秋蒔絵木地色 吸物椀 【10客】
◎大正~昭和初期頃 大野鈍阿 鈍阿焼信楽 筒向付 【10客】
※ご成約済みです。
◎昭和初期頃 二代 眞葛香山 仁清意一葉 香合
◎江戸時代 御菩薩焼 手桶形 小器
◎ 堂本印象 横物 笹貝 紙本
※ご成約済みです。
新入荷商品は、ここ数日中に商談が続きますのをご容赦くださいませ。
5月8日~15日の『第三回 十軒店』、会期中…本当に多数の御来場を頂き、誠に有り難う御座いました!
全日、滞在できれば良かったのですが…最初と最後だけになってしまい、お逢いできなかった方々には申し訳なく思っております。
今回の出品は、ある意味…ようやく十軒店らしいセレクトが出来たものでしたので、良いチャレンジとなりました。
直接お話出来ましたら、ご興味を持っていただいた方々に魅力をお伝え出来てたと思うと…ちょっと不在期間が悔やまれるとこでは有りますが、その辺の課題は次回にまた考えたいと思っております。
来年もぜひ、宜しくお願いいたします
第三回 十軒店、無事終了でございますッッ
【5月のスケジュール】
6日 オークション @大阪南美術会館
7日 オークション出張 @大阪美術倶楽部
~東京出張
8日(日)~15日(日) 東京・日本橋骨董市 『第3回 十軒店』 @海老屋美術店
11:00~19:00 ※私は、初日と最終日に会場滞在しております!
9・10日 オークション出張 @名古屋
12日(木) ベース営業日
13日 外回り (ベース滞在 11時頃のみ)
14~15日 東京出張
17日(火) ベース営業日 午後 ご予約一組有
18日(水) ベース営業日 午後のみ
19日 オークション出張 @大阪美術倶楽部
20日 オークション出張 @名古屋美術倶楽部
21日 オークション出張 @京都美術倶楽部
23日 (月) ベース営業日 午前 ○
14時半 予約
15時半 外回り
24日(火) ベース営業日 9時半 外回り
25日(水) ベース営業日 午前 ○ 午後 ×外回り
26日 (木) ベース営業日 午前 ×外回り 午後 ×外回り
28日(土)29日(日) 『第36回 十翔会』 @大阪美術倶楽部
30日・31日 オークション出張 @金沢美術倶楽部
今月は出張が多く、ベース営業日が少なめです。所用との兼ね合いもありますので、早めのご予約をお願い申し上げます。
只今の、ベース展示風景より。
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藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
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まだまだ、予定が詰まっており、そのまま今週末の『十翔会』へと突入する感じです。
『第36回 十翔会』
2022年 5月28日(土)10~18:00
5月29日(日)10~17:00
会場 大阪美術倶楽部 本館2階
はじめまして、の方も大歓迎です。受付にて『藤井香雲堂』をお申し出いただきご記帳の上、ご入場下さいませ☆
【見聞録】
先日の東京では、こういうのも観てまいりました!
16年前!の『三井美術館の永楽展』は見逃しておりましたので、図録だけで長年観てきた作品たちに・・ようやく出会えたのです。
保全・和全の逸品が山盛なのです。
もちろん、仁清・乾山も素晴らしいものです。
三井家のは、クオリティが一貫して高いですね。
三井記念美術館のリニューアルオープンの第1弾だそうです。(どこがリニューアルしたのかは気づかなかったですが)
MIHO MUSEUMのこちらも、行ってまいりました!
これは・・・なかなかお勧めです。
クオリティも、状態もハイレベルなのですが、展示もとても良かったのです☆
まもなく、「炉」の展示が終了し、7月から「風炉」に展示替えされ続くそうです。
【2022年5月度の新入荷情報】
◎篠尾旭豊 九谷焼 菊鶉向付 【10客】
※ご成約済みです。
◎松本佐一 九谷焼 長小皿 【10客】
ちょっと、モダンな感じです。3つの区分けがされていて、突き出しやら、調味料などに☆
※ご成約済みです。
◎輪島塗 好音 雲錦吹寄せ蒔絵 椀 【10客】
※御成約済みです。
◎二代 眞葛香山 仁清意朽木 香合
※ご成約済みです。
◎十三代 樂惺入 織部 酒盃
◎白井半七 万寿菊 蓋置
◎初代 眞葛香山 古祥瑞人形手画 古倣 遺作二代極め箱
※ご成約済みです。
◎岡田表寛 真塗小丸椀 【10客】
※ご成約済みです。
◎永楽保全(善五郎) 雲鶴青磁 丼鉢
※ご成約済みです。
◎村瀬治兵衛 根来菊 茶器 而妙斎 箱
※ご成約済みです。
◎永楽和全 安南写 小鉢 而妙斎 箱
※ご成約済みです。
◎平澤九朗 織部 向付 【5客】
◎二代 眞葛香山 仁清意兜 香合
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◎永楽保全(善五郎) 交趾台牛 香合 而妙斎 箱
※ご成約済みです。
◎ 大正末期頃 二代 眞葛香山 古染付大桃 香合
※ご成約済みです。
◎ 輪島 田谷製 輪島塗月に薄絵 煮物椀 【10客】
※ご成約済みです。
◎ 四代 三浦竹泉 祥瑞小紋 巾筒
◎弘化2(1845)~嘉永7(1854)頃 樂旦入 赤樂梅 小皿 【10枚】弘入極め箱
◎大正末期頃 二代 眞葛香山 仁清意初清水 小皿 【5客】
※ご成約済みです。
◎明時代末期 古染付 雨龍 中皿 【18枚】 3枚貫入
◎昭和後期頃 石川漆宝堂 春秋蒔絵木地色 吸物椀 【10客】
◎大正~昭和初期頃 大野鈍阿 鈍阿焼信楽 筒向付 【10客】
※ご成約済みです。
◎昭和初期頃 二代 眞葛香山 仁清意一葉 香合
◎江戸時代 御菩薩焼 手桶形 小器
◎ 堂本印象 横物 笹貝 紙本
※ご成約済みです。
新入荷商品は、ここ数日中に商談が続きますのをご容赦くださいませ。
5月8日~15日の『第三回 十軒店』、会期中…本当に多数の御来場を頂き、誠に有り難う御座いました!
全日、滞在できれば良かったのですが…最初と最後だけになってしまい、お逢いできなかった方々には申し訳なく思っております。
今回の出品は、ある意味…ようやく十軒店らしいセレクトが出来たものでしたので、良いチャレンジとなりました。
直接お話出来ましたら、ご興味を持っていただいた方々に魅力をお伝え出来てたと思うと…ちょっと不在期間が悔やまれるとこでは有りますが、その辺の課題は次回にまた考えたいと思っております。
来年もぜひ、宜しくお願いいたします
第三回 十軒店、無事終了でございますッッ
【5月のスケジュール】
6日 オークション @大阪南美術会館
7日 オークション出張 @大阪美術倶楽部
~東京出張
8日(日)~15日(日) 東京・日本橋骨董市 『第3回 十軒店』 @海老屋美術店
11:00~19:00 ※私は、初日と最終日に会場滞在しております!
9・10日 オークション出張 @名古屋
12日(木) ベース営業日
13日 外回り (ベース滞在 11時頃のみ)
14~15日 東京出張
17日(火) ベース営業日 午後 ご予約一組有
18日(水) ベース営業日 午後のみ
19日 オークション出張 @大阪美術倶楽部
20日 オークション出張 @名古屋美術倶楽部
21日 オークション出張 @京都美術倶楽部
23日 (月) ベース営業日 午前 ○
14時半 予約
15時半 外回り
24日(火) ベース営業日 9時半 外回り
25日(水) ベース営業日 午前 ○ 午後 ×外回り
26日 (木) ベース営業日 午前 ×外回り 午後 ×外回り
28日(土)29日(日) 『第36回 十翔会』 @大阪美術倶楽部
30日・31日 オークション出張 @金沢美術倶楽部
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【永楽和全 安南写 小鉢】 而妙斎 箱 [幕末京焼]
ちょっと、まだまだ・・・忙しい日々が続きますので、少しだけ作品紹介をば。
これは・・・なかなか、地味に優品なのです。
【永楽和全 安南写 小鉢】
幅 13.8cm×11.7cm
高さ 7.6cm
高台径 7cm
製作年代 明治18(1885)年~明治29(1896)年頃
箱 共箱 而妙斎 書付箱(替え蓋として)
「金襴手」等の磁器、寛永文化の継承である「色絵」、そして・・・侘びの極致である「菊谷焼」を経て、肩の荷を少し降ろした時期であります。
また、その感じが逆にええのです!
「技」と「感性」は完成されており、手練れが自然に作ったことによる、センスの境地です。
画像で伝わるかどうかは分かりませんが・・・
見込みは・・「竹」の絵です。
小鉢、として作られておりますので、底面もしっかりとらてれております。
口造りは、「沓形」になっているのも良いのです。
お茶碗でも使ってしまいたくなるところですが・・・高台は大きいのです。(^^;
反対側の側面です。 全体に、人物・・・「碁打ち」しているようにも?と竹、雲、などが描かれております。
碁打ちのように見えるのは、ひょっとしたら舟かもしれません。
古染付、である意匠ですね。
なにより、上がりとサイズ感がとても良く・・・表流の書付箱は、「おまけ」として、裏流の鉢としても、また・・・ばっちりなのは、懐石の「預け鉢」としてお薦めなのです。
共箱です。
而妙斎の替え蓋です。
安南は、元はヴェトナム地方で、中国南方のやきもの技術の伝世により、作られたものです。
しかし、地方の雑器にしては・・・妙に、日本の茶道に適うものが有りますので、中には交易品として注文制作もあったのかもしれません。
和全はおなじくヴェトナムの「交趾」でも、古作の雅味あふれるものを生み出しております。
すっきり綺麗、な保全の交趾とはまた違った志向です。
和全は、その長い製作年代の間に、様々な場所の変遷、そしてなにより・・・時代の変遷に翻弄された陶工でもありました。
それが故に、製作時期により・・・作品のテイストの違いを楽しめるともいえるのです。
これは、箱の筆跡などから・・・・菊谷焼の後、明治18(1885)年に「祇園花見小路 有楽館」へ転居し、明治25(1892)年に建仁寺塔頭 正伝院へ移るまでの間の作品と推察出来ます。
しかも、お値打ち価格ですのでお勧めでございます。
※ご成約済みです。
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幅 13.8cm×11.7cm
高さ 7.6cm
高台径 7cm
製作年代 明治18(1885)年~明治29(1896)年頃
箱 共箱 而妙斎 書付箱(替え蓋として)
「金襴手」等の磁器、寛永文化の継承である「色絵」、そして・・・侘びの極致である「菊谷焼」を経て、肩の荷を少し降ろした時期であります。
また、その感じが逆にええのです!
「技」と「感性」は完成されており、手練れが自然に作ったことによる、センスの境地です。
画像で伝わるかどうかは分かりませんが・・・
見込みは・・「竹」の絵です。
小鉢、として作られておりますので、底面もしっかりとらてれております。
口造りは、「沓形」になっているのも良いのです。
お茶碗でも使ってしまいたくなるところですが・・・高台は大きいのです。(^^;
反対側の側面です。 全体に、人物・・・「碁打ち」しているようにも?と竹、雲、などが描かれております。
碁打ちのように見えるのは、ひょっとしたら舟かもしれません。
古染付、である意匠ですね。
なにより、上がりとサイズ感がとても良く・・・表流の書付箱は、「おまけ」として、裏流の鉢としても、また・・・ばっちりなのは、懐石の「預け鉢」としてお薦めなのです。
共箱です。
而妙斎の替え蓋です。
安南は、元はヴェトナム地方で、中国南方のやきもの技術の伝世により、作られたものです。
しかし、地方の雑器にしては・・・妙に、日本の茶道に適うものが有りますので、中には交易品として注文制作もあったのかもしれません。
和全はおなじくヴェトナムの「交趾」でも、古作の雅味あふれるものを生み出しております。
すっきり綺麗、な保全の交趾とはまた違った志向です。
和全は、その長い製作年代の間に、様々な場所の変遷、そしてなにより・・・時代の変遷に翻弄された陶工でもありました。
それが故に、製作時期により・・・作品のテイストの違いを楽しめるともいえるのです。
これは、箱の筆跡などから・・・・菊谷焼の後、明治18(1885)年に「祇園花見小路 有楽館」へ転居し、明治25(1892)年に建仁寺塔頭 正伝院へ移るまでの間の作品と推察出来ます。
しかも、お値打ち価格ですのでお勧めでございます。
※ご成約済みです。
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【第三回 十軒店】~準備完了 [催事]
今日は、大阪美術倶楽部から東京入り…
明日より開催されます、『第三回 十軒店』(会場・海老屋美術店)の準備でした
当店展示エリアより、ご紹介致します。
皆様の『テーマ』展示一覧です。
とても、個性豊かです
ちょっと現在は、事情により足場が組まれたままですが、メイン道路面のショーケースには、各店の代表出品作品が展示されております。
当店は、お店のセンターに位置する『階段展示台』を使わせて戴いております。
『室町BAR TIME 』
おこもり時間のお楽しみに…『お茶タイム』『お酒タイム』は欠かせません。
そんな、ひとときを彩るアイテムを特集展示しております。
江戸後期から昭和期のめずらしめの作品ばかりです
下段より
最上段には、BAR の『マスター』がギロリとお迎えしております。
階段裏には、『平安十匠』の花鳥風月折敷膳。
5月8日(日)~15日(日)
11時~19時
東京日本橋室町 『海老屋美術店』
※コレド室町テラスの隣、三井記念美術館の一軒向こう側
初日と最終日は、私も滞在しております?
皆様のご来訪を、心よりお待ち申し上げます
明日より開催されます、『第三回 十軒店』(会場・海老屋美術店)の準備でした
当店展示エリアより、ご紹介致します。
皆様の『テーマ』展示一覧です。
とても、個性豊かです
ちょっと現在は、事情により足場が組まれたままですが、メイン道路面のショーケースには、各店の代表出品作品が展示されております。
当店は、お店のセンターに位置する『階段展示台』を使わせて戴いております。
『室町BAR TIME 』
おこもり時間のお楽しみに…『お茶タイム』『お酒タイム』は欠かせません。
そんな、ひとときを彩るアイテムを特集展示しております。
江戸後期から昭和期のめずらしめの作品ばかりです
下段より
最上段には、BAR の『マスター』がギロリとお迎えしております。
階段裏には、『平安十匠』の花鳥風月折敷膳。
5月8日(日)~15日(日)
11時~19時
東京日本橋室町 『海老屋美術店』
※コレド室町テラスの隣、三井記念美術館の一軒向こう側
初日と最終日は、私も滞在しております?
皆様のご来訪を、心よりお待ち申し上げます
『眞葛香山』と『恋マジ』? [眞葛香山]
過労でお身体の調子を崩されてるという報道も、記憶に新しい・・・広瀬アリスさんが主演を務めるドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第3話が、昨夜放送されました。
世間では、『恋マジ』というらしいです。
近年、ドラマは地上派のはNHKの朝ドラか大河しか観てないもので・・・よく知りませんでしたが。(^^;
なんと、昨夜のエピソードで広瀬アリスのデートの行先が・・・
『眞葛ミュージアム』でした。
『ちかくで眞葛焼の特集やってんだって』 ←ほんまに、若者さんたちでこういう会話が為されてほしい。
常時展示されております・・・宮川家に伝わる、来歴もはっきりしている釉下彩の優品です。
観てます観てます。
お~、うちのお納めした水指もドアップで☆
数年前に、発見された4体目の『猫』です。色目は唯一です。
にゃーんと。
『首が同じになってるよ』
とても、良いお顔です。
先に出た、同伴した友人カップルの女性は『こんな古い皿とか見て何が面白いのか判らない!』というセリフが
たまに、メディアで取り上げられております眞葛ミュージアムですが、全国放送のしかもドラマでは・・・なかなか珍しい機会でした。
この機会に、来館者が増えて興味を持っていただけたら嬉しいところです☆
見逃し配信は、『ティーバ』『パラビ』で、ということでした。(私はやり方わかんにゃいですが)