先日、御深井焼の特製本を刊行しましたが、その際には手元になかった・・・レアな御深井焼が手に入りました。

その名も『萩山焼』。

尾張徳川家の斉荘公時代のお庭焼で、名古屋城内に設営された庭の中の島・・・萩島に設けられた楽焼専門の窯で焼成されたのが、萩山焼です。

御深井焼ですら、かなり稀少なのですが萩山焼の伝世品はさらに少なくなります。

楽焼で、出来栄えはそう見栄えする物はあまり無いようにも思えますが、珍重されたが故・・贋作も多数混入されております。

マニア垂涎のやきものであったのです。

では、ご紹介致しましょう。



釉調が、かなりお気に入りです。



口縁に一カ所、金繕いがありますがきちんと補修されております。



高台脇に、『萩山焼』の角印が押されております。


大分、使い込まれた感じになっておりましたので当方にて、一度・・・お湯と洗剤で洗浄してみました。軟陶ですので土の匂いが出ましたので湯通しを数回して、そのあとに抹茶を点ててこなれてきました☆

予想以上の点て易さに驚きつつ・・・今月のベースご来訪の皆様をおもてなししております~


※ご成約済