全国の半七ファンの皆様、お待たせいたしました。!(?)

当店で久々の白井半七作品の入荷です。

当店では、半七を取り扱うのはそう多くは無いのですが・・・何故だか当ブログの検索ランキングでは圧倒的に”白井半七”が上位です。

香山では上位ではありません・・・(-.-)

理由は簡単です。半七は茶道具界以外ではマイナーな存在なのです。

元々は美術品でもありませんし、千家十職でもありません。

それでも、独自の乾山写しの風合いが受け入れられ・・・茶道界と料理界では確立した地位がございます。

ひところ、よりは値段は落ち着いてきた感がありますが・・。


さて、作品の紹介です。




八代白井半七 雪松香合

八代白井半七 1898(明治31)年~1949(昭和24)年

小林一三の招きによって兵庫県宝塚市に移窯し、
仁清・乾山写し等の華やかな京焼の作風を採り入れました。




なかなか、味わい深い作品です。

このレベルだとなかなか扱い応えがあります。

半七の例にならって、品名はございませんので雪松香合と名付けております。

しかし、箱には”朝暘”と半七が書かれております。

それは・・・?

昭和24年の勅題が”朝雪”だったからです。

タイトルと作品とを合わせて勅題に因むようになっています。



印も作品の大きさに似合わず大き目の印が気持ちいいように押されております。

半七としてはかなりのおすすめ作品です!


明日も半七、続きます。


※売却済み