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九代白井半七 水仙之画蓋置 [WEB BASE(商品紹介)]

続いて、半七作品のご紹介です。

きれいな水仙を描いた蓋置です。 水仙の花は12月〜4月の間に開花しておりますので、今月までですね。

DSC06986.JPG

琳派の感じがよく出ております。

DSC06987.JPG

内側に赤色で書き銘が入っております。

※売却済み


9代白井半七  1928(昭和3)年~1987(昭和62)年

8代の様式を受け継ぎ、より洗練された作風に昇華させる。

1980(昭和55)年に兵庫県三田市大原に移窯しました。


少し、話は逸れますが・・・水仙について少し余談を。

日本には、中国経由で伝わりました。

清楚な姿と香りが仙人のようだということで「水仙」という名前になったそうです。

水仙は学名ではナルシサスと呼ばれます。由来はギリシャ神話の登場人物であります、ナルキッソスとう美少年だそうな。

神話の中で、ナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から求愛されるものの、ことごとく冷たくあしらい、かえって恨みを買ってしまい、その恨みを聞き入れた復讐の女神ネメシスが呪いをかけてしまいました。

その呪いとは、水鏡に映った自分自身に恋してしまうとうもの。

水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼は死んでしまい、その体は水辺でうつむきがちに咲く水仙に変わったといわれています。

あたかも自分を覗き込むかの様に咲く水仙のその姿が物語っております。

ナルシストの語源ですね。(^^;
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