楽焼、のご紹介が続きます。

といっても、今度は”本楽”ではなく”仁阿弥”の赤楽です☆



仁阿弥の特徴的な、造形力に、大胆なデザインで富士を描き、見事なお茶碗に仕上がっております。




窯変の黒っぽい部分もまた、意匠に彩を添え、白の富士を引き立てます。




見込み




”道八”と彫銘があります。



共箱



道八の共紐も現存します。




なかなかの、ベストプライスです。

※ご成約済み


仁阿弥道八 天明3(1783)~安政2(1855).京都

「にんなみ」とも読む。京都の陶家高橋家の2世で,最も著名。名は光時,通称は道八,号は法螺山人など。仁阿弥の号は剃髪して仏門に入った 42歳以降用い,また文化9 (1812) 年に仁和寺宮家より法橋号を賜わった。主として京都五条坂で製陶し,晩年は伏見桃山でも焼いた。琳派や狩野派の絵を器体に写した雲錦手 (うんきんで) の酒器や茶器のほか,人物や鳥獣魚介などをかたどった置物類も得意とした。磁器も創製して名声を得,諸藩から多くの用命を受けた。