先日の横浜出張で眞葛ミュージアムへ行ってまいりました。

先月ご紹介致しました、”没後100年 初代宮川香山 優品ベストセレクション”。

館長が自信たっぷりでお届けするだけあって、これでもか!という詰め込み方です。(^^;

せっかくの企画ですので、あまり詳しくご紹介し過ぎるのもあれなんで・・・本日は香合コーナーをご紹介致します。




いつもの3倍の量です。





初代ばかりで集めるのは大変ですね。どうしても茶道具は二代作品が多くなりますから。



さて、続きまして・・・・・

当店の日本橋ベースの香山 香合コーナーをご紹介致します。



四点だけですが・・・(^^;

大正九年に刊行された二代香山襲名披露展の図録も併せてご覧いただきましょう。




仁清意巻物香合



端のめくりあがりのシャープな感じと側面の極彩色のアクセントが効いております。



仁清意張子猪香合   ※ご成約済



獏ではありません。(そう見えますが)

本歌は長造作の牛香合です。 なぜかそれをアレンジするのに巻物を背負わせて猪に化けました。



仁清意古瓦に小鳥香合  ※ご成約済



よく備前等で古瓦に鳩の置物がありますが、それを遊び心で香合にしてあります。
蔦の絵も入ってます。



仁清意七夕香合



外も内側も綺麗な絵付けです。

近代茶道では炉と風炉が逆転しますが、江戸期の香合にはそういうのが多いです。
趣向で使えばよろしいかと。。。

こちらは、即中斎の書付があり、蓋裏に朱書の割書がございます。




香合が、コレクターズアイテムとしても楽しいので、ついつい集めたくなってしまいますね・・・。