【二代 眞葛香山 青磁釉呉祥瑞意 水指】 [眞葛香山]
久々に、香山作品のご紹介致します!
【二代 眞葛香山 青磁釉呉祥瑞意 水指】
幅 16.7cm
高さ 15.4cm
製作年代 大正時代 後期
箱 共箱
初代・宮川香山の晩年に、煎茶器の意匠として登場した・・・『青磁』と『祥瑞』を併せた作品は非常に発色の対比も良く、上品な技法として、二代では『水指』にもラインナップを広げました。
香山の『青磁釉』は、初代が最後に完成させた釉薬で、同じく大正時代に青磁を完成させた『諏訪蘇山』や『清風与平』に比して・・・澄んだ色が特徴なのです。
フォルムも上部の優しい感じから下部のダイナミックさへと。
『青磁釉』をビタっと、止めるという処理もまた、香山の特徴です。
『捻子』になっています。
眞葛窯の『呉須』は、自家製により2週間ほど精製した上質なモノと伝わります。
その発色は、とても安定した深みのある色なのです。
この銘は、初代に近似したもので、当時の職人さんが継続して従事したこともうかがえるのです。
二代の共箱です。こちらも、よく某オークションサイトでは、初代と間違われてることが多いタイプです。
香山は、『代』を記載する例の方が希少です。
あくまで、『眞葛香山』は『眞葛香山』であり、発想力等は差違があれど、『技術力』に差は無いので堂々としたものなのです。
そして、代の襲名前後は近似した箱書きにするという側面もあるのです。
この作品は、この時期にしか作られていないようで、丁度・・香山が千家との繋がりを得て、茶道具の世界へ大々的に復活する狼煙でもあったのです。
※ご成約済みです。
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※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
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当ブログは、『藤井香雲堂』の各種インフォメーションをお知らせするものです。
インスタグラムやツイッター、Facebook等のSNS全盛時代ですが・・
ブログでしか表現出来ない情報をお届けする為、『敢えて』ブログ形式に拘っております!
お問い合わせはメールもしくはお電話にてご気軽にどうぞ。
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【BASE 215】 大阪市浪速区日本橋東2-1-5 大阪南美術会館内
当店の出張営業所です。現在では『岸和田本店』よりこちらを中心に活動しております。
当ブログにてスケジュールをご確認の上、上記より事前に『ご来訪のご連絡』を頂戴致したく存じます。
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香山の『青磁釉』は、初代が最後に完成させた釉薬で、同じく大正時代に青磁を完成させた『諏訪蘇山』や『清風与平』に比して・・・澄んだ色が特徴なのです。
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『青磁釉』をビタっと、止めるという処理もまた、香山の特徴です。
『捻子』になっています。
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香山は、『代』を記載する例の方が希少です。
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そして、代の襲名前後は近似した箱書きにするという側面もあるのです。
この作品は、この時期にしか作られていないようで、丁度・・香山が千家との繋がりを得て、茶道具の世界へ大々的に復活する狼煙でもあったのです。
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2024-03-27 14:40
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