次は、黒織部茶碗です。

黒織部、は誰しも知ってる有名なものですが、桃山期の伝世品では沓形の浅い茶碗がほとんどで半筒のような黒織部は大変希少なのです。



もちろん、幕末尾張のやきものでも少な目になります。

当店では2月の大美アートフェアにて出品致しましたが、このような短期間で2点目が入るのも珍しいのです。



口径8.8cm 胴径9.5cm 高さ9cm




「深井 製」丸印です。



やや四方のように見える口造りですが、これまで扱った黒織部に比べて非常にサイズ感が良く、使い易い大きさと重量です。

こちらも村木家旧蔵品です。

加藤春仙の七十六翁の極箱に堀内不仙斎の箱書があります。