小鉢シリーズ 第2弾です。

ここのところ・・・ご縁が続いております、菊谷焼 和全作品です。



永楽和全 菊谷窯乾山写 四方小鉢

轆轤ひきから菱形に形成し口造りに意匠を持たせることで、センスある小鉢に仕上がっております。

控えめかつ、計算された色使いにより乾山風でありながら新時代のモダンさも併せ持ちます。



裏側より。




上から。




菊谷の繭印です。




箱は17代永楽善五郎の極め箱になります。


菊谷焼は、明治初頭に三井家の主導により乾山風でありながら斬新な懐石道具を中心としたラインナップで製作された、和全の陶業生活の集大成ともいえる窯です。

引き算と足し算の巧みなバランスは円熟期ならではの境地といえるでしょう。