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永楽保全 黄交趾焼 片口 [幕末京焼]

1か月半の間に、展示会5カ所という怒涛のスケジュールを終え・・・ようやく時間が出来てきましたので、作品紹介をぼちぼち参りたいと思います。

9月は、どういうご縁か・・・「鉢」がやたらと入りました。(^^;


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永楽保全 黄交趾焼 片口


文政十年に紀州徳川家より『永楽』の印章拝領により、永楽を号とする陶業が始まりました。

保全は、千家や三井家、そして鴻池家との親交で数々の名品に触れる機会があり、その写しを製作することからスタートします。

しかしながら、もとよりの技術やセンスがないとうまくいかないものですので、元来の努力は半端ではなかったと思われます。

先代である了全では、交趾は紫の作品が見受けられますが、黄交趾は保全より製作されているようです。
近代の永楽の黄交趾とは全然違う・・古作風の発色は果たしていかなる様式によるものなのでしょうか、とても味わい深い色合いです。

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端正な形状です。

懐石などでの預け鉢にも良いでしょう。

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印がこんなところに。

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共箱

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善五郎時代の作品です。


小ぶり、の鉢でお値段もお手頃ではありますが、なかなかの佳品でコレクターズアイテムとしてもお勧めです。

※ご成約済です。
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