出来栄え、品質の良さに対して・・・・あまり知られてない陶工たち、が居ます。

その中で、永楽家との繋がりも深い、滝口加全のご紹介です。




『滝口加全 金襴手 中皿』 

10枚組

幅 12.2㎝  高さ 2.8㎝ (各客)


昭和8年(1933年)


慶応年間に、永楽和全が加賀の大聖寺藩に招聘されました。

九谷村の原石を使い、金襴手等の優品を造り、現地へノウハウを継承して京へ帰ります。

その時に和全の窯に従事した大蔵清七が、和全の帰京後に窯を興し・・・そこで14歳から4年間学び、その後清七の紹介で…今度は京都の永楽家に修行に入り・・・10年。

和全が75歳のとき、加州の”加”と永楽家の”全”を授かり・・・”加全”という号を受けました。

”滝口加全”の誕生です。

和全の病気により、得全が家督を継承する際に永楽家を辞し、五条坂に築窯。

”大古軒”と名乗りしたが九谷に帰郷し、現地の陶石を研究・・・満足いく石を発見し、ついに大聖寺での窯にて製作に乗り出すのです。

その上質さから、”錦城焼”と名乗り永楽家の技を世間に伝える為に、自身の製作に励んだのです。

そんな加全が昭和8年に注文制作した食の器のご紹介です。




色目、作風は大聖寺伊万里ですが、その質は伊万里とは異なり・・・完全に京焼の安定した澄んだ作行です。













お使い易いサイズで、またこの色目は和洋を問いません。




未使用のまま、蔵に眠っていたもので新品同様です。

88年前の作品とは思えません!









今回、10客組が3組も入りました!


※1組 ご成約済み
※1組 売却済み

☆残り、1組となっております☆



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