皆様、猛暑の中・・お盆休みに入られた方も多いことと存じます。

私も8日~一応、休暇となりましたが・・・元来、自営業というものは潜在的失業者みたいな、ものでもありまして。(-.-)

休み、といえども催事やらベースやら、が無いだけでなにかしら仕事はしないと居れませんものなのです。

ということで、ブログの更新まいります。




久須来良 船形松梅 莨盆

洒落た、莨盆です。

その前に・・・作者、マニアックですのでご紹介を。

「くす きたろう」

まず、読めません。(^^;




2016年に大阪歴史博物館で開催されました、「アルチザン 大阪職人図鑑」展にて紹介されたうちの一人です。

大阪生まれで、古美術や茶道・・特に藪内流に精通。

本名は楠喜太郎ともうします。 号は木匠軒といい、その名からも腕に自信があったことがうかがえます。



舟形で、四隅にくさび、を打ち込んであります。



松と梅の古材を用い、自然の景色をうまく活かして風情あるお道具に仕上げております。



作品の裏に、共箱のような銘が。



手元に、火入がございませんでしたのでキセルと灰吹きと合わせてみました。



松梅、ときて・・・・灰吹きが竹、で松竹梅となります☆


久須来郎は作品を宣伝することを好まなかったこともあり、知られざる浪速指物師のひとりでありました。。。