【樂 慶入 桐ノ画 菓子皿 碌々斎 自画】 [茶道具]
『表流』のお道具のご紹介が続きます。
『樂家』の初代とされます『長次郎』が『田中宗慶』や『田中宗味』『田中常慶』らと工房を共にし、一緒に製作していたことは広く知られております。
『田中宗慶』 『天下一焼き物師』の名を許される。長次郎の『妻』の『祖父』
『田中宗味』 宗慶の子 宗味の娘が長次郎の『妻』※上記の注釈と同じく
『田中常慶』 宗慶の子
『常慶』は、『吉左衛門』を名乗っており、長次郎や宗慶没後の樂家を引き継いだことから、『二代目』ということになり、以降の樂家では『吉左衛門』の名を継承することになりました。
『常慶』は、時代の流れに併せて長次郎・宗慶時代には無かった、『土見せ』や『沓形』を取り入れ、また・・・新しい釉薬として『白釉』と呼ばれる、後世では『香炉釉』というものを生み出しました。
常慶没後・・・250年の月日が経った、明治17(1884)年。
この作品が製作されるのです。
【樂 慶入 桐ノ画 菓子皿 碌々斎 自画】
サイズ 幅22cm 高さ2.3cm
製作年代 明治17(1884)年頃
箱 共箱 入札落札付属
表千家11代『碌々斎』が48歳位の時、『常慶250回忌』が行われました。
その際に製作されたのがこの作品です。
樂家も11代目、慶入の時代です。
慶入は旦入の娘である『妙國』の婿養子となり、弘化2(1845)年に十一代吉左衞門を襲名しました。
明治4年(1871)剃髪隠居して慶入と号しましたが、碌々斎とは縁も深く『皆伝』も授与されております。
抹茶茶道衰退期である、明治期を含む75年間を苦労して製作活動を続けており、茶碗以外の懐石道具や置物等多岐にわたる作品を遺しております。
共通するのが、上品さ。
この作品も形状や造りに、丁寧さと上品さがにじみ溢れております。
お気づきのことでしょう。
『常慶』を偲ぶ作品ですから、『香炉釉』なのです!
なので、『土見せ』も設けられております。
碌々斎が、書付と朱書のみならず・・・表面の『桐』の絵も描いているのです!
また、この時にのみ、用いられた『天下一』印は、常慶の父である田中宗慶を包括した田中家へのリスペクトなのです。
共箱
過去の売立入札の落ち札です。
あ・・・『藤井』になってる。(笑)
主菓子を3つ盛り、して楽しみたいお道具です。
※ご成約済みです。
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※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
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当ブログは、『藤井香雲堂』の各種インフォメーションをお知らせするものです。
インスタグラムやツイッター、Facebook等のSNS全盛時代ですが・・
ブログでしか表現出来ない情報をお届けする為、『敢えて』ブログ形式に拘っております!
お問い合わせはメールもしくはお電話にてご気軽にどうぞ。
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【BASE 215】 大阪市浪速区日本橋東2-1-5 大阪南美術会館内
当店の出張営業所です。現在では『岸和田本店』よりこちらを中心に活動しております。
当ブログにてスケジュールをご確認の上、上記より事前に『ご来訪のご連絡』を頂戴致したく存じます。
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『樂家』の初代とされます『長次郎』が『田中宗慶』や『田中宗味』『田中常慶』らと工房を共にし、一緒に製作していたことは広く知られております。
『田中宗慶』 『天下一焼き物師』の名を許される。長次郎の『妻』の『祖父』
『田中宗味』 宗慶の子 宗味の娘が長次郎の『妻』※上記の注釈と同じく
『田中常慶』 宗慶の子
『常慶』は、『吉左衛門』を名乗っており、長次郎や宗慶没後の樂家を引き継いだことから、『二代目』ということになり、以降の樂家では『吉左衛門』の名を継承することになりました。
『常慶』は、時代の流れに併せて長次郎・宗慶時代には無かった、『土見せ』や『沓形』を取り入れ、また・・・新しい釉薬として『白釉』と呼ばれる、後世では『香炉釉』というものを生み出しました。
常慶没後・・・250年の月日が経った、明治17(1884)年。
この作品が製作されるのです。
【樂 慶入 桐ノ画 菓子皿 碌々斎 自画】
サイズ 幅22cm 高さ2.3cm
製作年代 明治17(1884)年頃
箱 共箱 入札落札付属
表千家11代『碌々斎』が48歳位の時、『常慶250回忌』が行われました。
その際に製作されたのがこの作品です。
樂家も11代目、慶入の時代です。
慶入は旦入の娘である『妙國』の婿養子となり、弘化2(1845)年に十一代吉左衞門を襲名しました。
明治4年(1871)剃髪隠居して慶入と号しましたが、碌々斎とは縁も深く『皆伝』も授与されております。
抹茶茶道衰退期である、明治期を含む75年間を苦労して製作活動を続けており、茶碗以外の懐石道具や置物等多岐にわたる作品を遺しております。
共通するのが、上品さ。
この作品も形状や造りに、丁寧さと上品さがにじみ溢れております。
お気づきのことでしょう。
『常慶』を偲ぶ作品ですから、『香炉釉』なのです!
なので、『土見せ』も設けられております。
碌々斎が、書付と朱書のみならず・・・表面の『桐』の絵も描いているのです!
また、この時にのみ、用いられた『天下一』印は、常慶の父である田中宗慶を包括した田中家へのリスペクトなのです。
共箱
過去の売立入札の落ち札です。
あ・・・『藤井』になってる。(笑)
主菓子を3つ盛り、して楽しみたいお道具です。
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2023-11-15 15:32
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