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初代宮崎寒雉 獅子長寿風炉釜(香炉) 十二代寒雉極箱 [新入荷]

今回、御紹介するのは・・・珍品というか。。


初代宮崎寒雉  獅子長寿風炉釜(香炉)

デジカメ 1625.jpg

江戸時代前期の作です。

初代の宮崎寒雉は前田藩に招かれ金沢で活躍した作家です。三代以降は御用釜師として活躍する名門の釜師となります。

さて・・・この作品は長寿風炉といいまして、室内によいかおりをこめるために、丁子を入れて煎じる釜をかける風炉です。

丁字を長寿と置き換えております。

その昔・・・大名や豪商などの大家の小部屋やトイレに置かれ、湿気を防ぎ匂いをコントロールする為に用いました。

贅沢な物です。

もちろん、現代では置物としても・・・。


デジカメ 1626.jpg


上の獅子と下の風炉とが分離し、また獅子の体の上部にさらに蓋があります。

獅子のフォルムもなかなか愛嬌です。


サイズがぴったりの時代物の織部の敷瓦も付属いたします。

箱は十二代宮崎寒雉の極め箱があります。


金沢の某家からの蔵出しだそうです。



宮崎寒雉(みやざきかんち)(?~1657)
 能登国中居村(穴水町)の人。初代寒雉。鋳物師宮崎彦九郎吉綱は、天正10年七尾入部を果たし上杉と対峙していた前田利家に招かれ、七尾で武具などの鋳造にあたった。後に、利家に従い金沢に移る。初代、2代と利常に従い、その頃茶頭として招かれていた仙叟に茶を習った。3代寒雉義一は、仙叟に推挙され御用釜師寒雉として活躍、数多くの釜、梵鐘を残した。仙叟とは30年の親交があり、帰京した後も仙叟は寒雉の釜を用いたといわれる。






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