【2022年10月】のスケジュール&新入荷情報です。 [BASE215]
【2022年10月28日 新入荷情報 修正・追加】
今月のスケジュールです。
~4 近鉄百貨店 上本町店 『骨董まつり』
6 オークション@大阪南美術会館
7 オークション大会@大阪美術倶楽部
8 ベース △ ※搬出荷造り中
11 ベース
12 オークション@岡山美術倶楽部
12~16 【東京出張】
14~16 『東美アートフェア2022』 @東京美術倶楽部
~ 香山式 4.5 遊華祭 ~
17 ベース △
18 ベース 午後 ~ 16時迄
19 オークション @大阪美術倶楽部
20 オークション大会 @名古屋美術倶楽部
21 オークション @京都美術倶楽部
22 ベース ⇒ 臨時休業
24 ベース 午前 × 午後 △
25 ベース ※臨時休業(オークション参加の為)
26 ベース ※追加
27 ベース ※追加
28 ベース 午前× (外販) 午後 (荷造・搬出)
29~30 【名古屋出張】
31~11月3日 【金沢出張】
2・3 『金美正札会』
ベース営業日は、諸作業なども並行して行っております。また、コロナ禍でありますのでお客様が
重ならないように、また換気等も必要でございます。
ご来訪の節は、事前のご連絡をお願い申し上げます。
【10月の新入荷情報です】
◎明治2(1869)年 三代 高橋道八 色絵布袋 置物 高津文化会館旧蔵 サントリー出展
お客様のお取り置きが解除となりましたので再紹介です
※ご成約済みです。
◎ 横井米禽 祥瑞捻 茶碗
『民吉』作品ですら、写しております米禽です。
こちらも、初期の瀬戸染付の味わいを見事に再現しているのです。
※御成約済みです。
◎ 五代 清水六兵衛 色絵こよりの犬 茶碗
なんとも?珍しい意匠です。 こよりで、ワン子ちゃんを描いたお茶碗です。
地色、も良い仁清調なのです。
◎ 永楽保全 染付鶯鳥 酒飲
鶯が、梅の盃にとまり、ホーホケキョ、なのです。
◎ 越田尾山 銀翼 中次
数の少ない、浪速アルチザン蒔絵師、の作品です。
※ご成約済みです。
◎ 八代 白井半七 福寿文 散蓮華 大小
幕末明治期に流行した、『匙』です。半七さんもなかなかうまくお造りになられました。
塗物の椀と併せて金平糖でもすくってみましょうか?
※御成約済みです。
◎ 開洋社製 染付胎七宝花尽文長顎瓶 一対
半年前に、一度ご縁が無かった逸品です。
『願えば、得られる』という言葉があるように、縁が引き寄せられました☆
磁器のやきものに、七宝を施す・・神業です。明治期にのみ製作された輸出用の美術の技です。
※ご成約済みです。
◎明治元~三年頃 初代 眞葛香山 虫明焼 海老耳付水指
多くは語りません。
流通品の99%が贋作と云っても過言ではない、『虫明眞葛』です。
現存を確認されてる虫明眞葛の水指は、有名な『月に雁』を含めてわずか4点です。
5点目となります。
※ご成約済みです。
◎ 永樂了全 伝来捻貫写 水指 吸江斎 箱
※ご成約済みです。
◎ 飛来一閑 印篭 吸江斎漆画 永楽保全根付
なんとも洒落たアイテムです。
根付は直しが施されておりますが、珍品・名品ですね☆
※ご成約済みです。
◎ 仁阿弥道八 青磁獅子 香炉
※商談中です。
◎江戸後期 仁阿弥道八 狸 香合
※ご成約済みです。
◎江戸後期 朝日焼 茶碗 銘 青海 惺斎箱 朱書
地味、ですがなかなか味わい深いお茶碗です。 高台に小ほつれと、本体の朱書きの惺斎花押の一部剥がれ、がございます。
10月の名残り・・・・とまではいかない程度ですが、お値打ち価格なのです。
※ご成約済みです。
◎大正11(1922)年 十代 中村宗哲 波千鳥絵 大雪吹 惺斎好み 十之内
中、の銀地に金の千鳥蒔絵がお洒落です! 惺斎好み物集、『看雲』に紹介されている作品です。
※御成約済みです。
◎江戸前期頃 根来塗 折敷膳 一
◎幕末期頃 根来塗 折敷膳 一
◎昭和初期頃 二代 眞葛香山 色染付蟹之画 花瓶
※ご成約済みです。
◎樂 惺入 婦久良雀 向付 【10客】
これまでの10年、この先の10年‥出ないかもしれません。一部で知られる有名な樂であるのに、造られているのは数少なく・・・さらに、十客揃いとなると!?
※ご成約済みです。
◎明治29~34年頃 初代 眞葛香山 祥瑞連弁松竹梅草花文 香炉 香斎極め箱
この時期のそういった作品は希少です。
当店の香山式、ラインナップの新スタートの1点目なのです☆
◎大正4年頃 七宝穂屋 蓋置 惺斎好み 十五の内
これも、以前より一度扱いたかったのです。ようやくご縁が。
◎大正期 永楽妙全 黄薬 青海盆 【10枚】惺斎 箱
保全風の色調の、佳品です。10枚揃います!
◎幕末期 任土斎九代 弥兵衛 鶴 香合 仰止斎 箱
珍しいものです。『後玉水焼』になりますが、共箱も現存する希少作です。
◎永楽即全 染付網絵 小服 保全写し別作
有名な、保全作品を写した珍しい特別作です。
※御成約済みです。
◎古染付 花形 菓子鉢 吸江斎箱 五つの内
元は5枚伝世したものを箱書したのでしょうか?
今では、正客用の菓子器として良いですね☆
古い京都美術倶楽部の売り立て目録に記載されております。
◎溝口家旧蔵 戸山焼 祖母懐土 斉荘公手造茶入 銘『霜柱』
共箱 内箱 竹腰兵部少輔 外箱 永井梅翁
・・・出てしまいました。これで、十二鬼月にも対抗できます?
※ご成約済みです。
◎明治後期頃 初代 眞葛香山 依乾山蕪村画 眞葛窯小皿 【5客】
珍しい作品です。資料的な価値ですね。
◎八代 白井半七 模乾山富士 茶碗
よく、ある八代作の定番です。
詩も記されております。
【店外催事のおしらせ】
『近鉄百貨店 上本町店 骨董まつり』 ⇒ 終了いたしました。
寛次郎、九朗、高原焼、華暁、湊焼、などなど
古曽部焼、永樂即全、保全、一圭。いづれもお値打ち価格です。
今回をもちまして、『23年間』続けて参りました近鉄百貨店での骨董催事から卒業することに致しました。
当店の商業理念やラインナップとの乖離が進む中、だらだらと現状に対処し続けるのも良くないな~と5年ちょい前から思っていたのです。
まずは、阿倍野近鉄での骨董道具屋横丁、その次に年末のアートギャラリーと段階を経て・・・この度、全撤退と相成りました。
また、『機』が熟した時には何か起こるかもしれませんが、ひとまずは卒業です!
長い間お世話になりました。
次は、『東美アートフェア2022』のおしらせです!!
2022 東美アートフェア
開催日程:
2022年
10月14日(金)10:00~19:00
10月15日(土)11:00~18:00
10月16日(日)11:00~17:00
会場:東京美術倶楽部 東美ミュージアム(〒105-0004 東京都港区新橋6-19-15)
主催・運営:東京美術商協同組合
公式ウェブサイト: https://toobi.co.jp/artfair
入場料:一般 2,000円(税込)学生以下、 障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
東美アートフェアは、3年ぶりの開催です。
当店は、『大美特別展』に引き続き眞葛香山特集なのです☆
眞葛香山(宮川香山) 企画展
MAKUZU WARE
~千のテーマに通じる陶工、土と釉薬の魔術師~
香山式 4.5 『遊・華・祭』
江戸時代末期から大正期に活躍した初代香山は、京焼の伝統と世界の趣向を融合させ、陶器・磁器に関わらず自由自在に製作しました。
まさに魔術師。
そのセンスと技術は、常に世界最先端を走っており、国内向けに転換した後も、そして二代・三代と重ねた後も独自の世界観と製作レベルを保ち続けたのです。
今回は、明治の世界最先端技術であった『釉下彩』の希少作品を中心に、『彩り』の作品を集めました。
先月の展示から、さらにバージョンアップしました。
『香山式4』から『香山式4.5』へ。
新入荷、新発見を新たに追加して・・・より魅力あるラインナップです。
皆様のご来訪お待ち申し上げております。 ⇒ 終了致しました☆皆様のご来訪、誠に有難うございました!
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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今月のスケジュールです。
~4 近鉄百貨店 上本町店 『骨董まつり』
6 オークション@大阪南美術会館
7 オークション大会@大阪美術倶楽部
8 ベース △ ※搬出荷造り中
11 ベース
12 オークション@岡山美術倶楽部
12~16 【東京出張】
14~16 『東美アートフェア2022』 @東京美術倶楽部
~ 香山式 4.5 遊華祭 ~
17 ベース △
18 ベース 午後 ~ 16時迄
19 オークション @大阪美術倶楽部
20 オークション大会 @名古屋美術倶楽部
21 オークション @京都美術倶楽部
22 ベース ⇒ 臨時休業
24 ベース 午前 × 午後 △
25 ベース ※臨時休業(オークション参加の為)
26 ベース ※追加
27 ベース ※追加
28 ベース 午前× (外販) 午後 (荷造・搬出)
29~30 【名古屋出張】
31~11月3日 【金沢出張】
2・3 『金美正札会』
ベース営業日は、諸作業なども並行して行っております。また、コロナ禍でありますのでお客様が
重ならないように、また換気等も必要でございます。
ご来訪の節は、事前のご連絡をお願い申し上げます。
【10月の新入荷情報です】
◎明治2(1869)年 三代 高橋道八 色絵布袋 置物 高津文化会館旧蔵 サントリー出展
お客様のお取り置きが解除となりましたので再紹介です
※ご成約済みです。
◎ 横井米禽 祥瑞捻 茶碗
『民吉』作品ですら、写しております米禽です。
こちらも、初期の瀬戸染付の味わいを見事に再現しているのです。
※御成約済みです。
◎ 五代 清水六兵衛 色絵こよりの犬 茶碗
なんとも?珍しい意匠です。 こよりで、ワン子ちゃんを描いたお茶碗です。
地色、も良い仁清調なのです。
◎ 永楽保全 染付鶯鳥 酒飲
鶯が、梅の盃にとまり、ホーホケキョ、なのです。
◎ 越田尾山 銀翼 中次
数の少ない、浪速アルチザン蒔絵師、の作品です。
※ご成約済みです。
◎ 八代 白井半七 福寿文 散蓮華 大小
幕末明治期に流行した、『匙』です。半七さんもなかなかうまくお造りになられました。
塗物の椀と併せて金平糖でもすくってみましょうか?
※御成約済みです。
◎ 開洋社製 染付胎七宝花尽文長顎瓶 一対
半年前に、一度ご縁が無かった逸品です。
『願えば、得られる』という言葉があるように、縁が引き寄せられました☆
磁器のやきものに、七宝を施す・・神業です。明治期にのみ製作された輸出用の美術の技です。
※ご成約済みです。
◎明治元~三年頃 初代 眞葛香山 虫明焼 海老耳付水指
多くは語りません。
流通品の99%が贋作と云っても過言ではない、『虫明眞葛』です。
現存を確認されてる虫明眞葛の水指は、有名な『月に雁』を含めてわずか4点です。
5点目となります。
※ご成約済みです。
◎ 永樂了全 伝来捻貫写 水指 吸江斎 箱
※ご成約済みです。
◎ 飛来一閑 印篭 吸江斎漆画 永楽保全根付
なんとも洒落たアイテムです。
根付は直しが施されておりますが、珍品・名品ですね☆
※ご成約済みです。
◎ 仁阿弥道八 青磁獅子 香炉
※商談中です。
◎江戸後期 仁阿弥道八 狸 香合
※ご成約済みです。
◎江戸後期 朝日焼 茶碗 銘 青海 惺斎箱 朱書
地味、ですがなかなか味わい深いお茶碗です。 高台に小ほつれと、本体の朱書きの惺斎花押の一部剥がれ、がございます。
10月の名残り・・・・とまではいかない程度ですが、お値打ち価格なのです。
※ご成約済みです。
◎大正11(1922)年 十代 中村宗哲 波千鳥絵 大雪吹 惺斎好み 十之内
中、の銀地に金の千鳥蒔絵がお洒落です! 惺斎好み物集、『看雲』に紹介されている作品です。
※御成約済みです。
◎江戸前期頃 根来塗 折敷膳 一
◎幕末期頃 根来塗 折敷膳 一
◎昭和初期頃 二代 眞葛香山 色染付蟹之画 花瓶
※ご成約済みです。
◎樂 惺入 婦久良雀 向付 【10客】
これまでの10年、この先の10年‥出ないかもしれません。一部で知られる有名な樂であるのに、造られているのは数少なく・・・さらに、十客揃いとなると!?
※ご成約済みです。
◎明治29~34年頃 初代 眞葛香山 祥瑞連弁松竹梅草花文 香炉 香斎極め箱
この時期のそういった作品は希少です。
当店の香山式、ラインナップの新スタートの1点目なのです☆
◎大正4年頃 七宝穂屋 蓋置 惺斎好み 十五の内
これも、以前より一度扱いたかったのです。ようやくご縁が。
◎大正期 永楽妙全 黄薬 青海盆 【10枚】惺斎 箱
保全風の色調の、佳品です。10枚揃います!
◎幕末期 任土斎九代 弥兵衛 鶴 香合 仰止斎 箱
珍しいものです。『後玉水焼』になりますが、共箱も現存する希少作です。
◎永楽即全 染付網絵 小服 保全写し別作
有名な、保全作品を写した珍しい特別作です。
※御成約済みです。
◎古染付 花形 菓子鉢 吸江斎箱 五つの内
元は5枚伝世したものを箱書したのでしょうか?
今では、正客用の菓子器として良いですね☆
古い京都美術倶楽部の売り立て目録に記載されております。
◎溝口家旧蔵 戸山焼 祖母懐土 斉荘公手造茶入 銘『霜柱』
共箱 内箱 竹腰兵部少輔 外箱 永井梅翁
・・・出てしまいました。これで、十二鬼月にも対抗できます?
※ご成約済みです。
◎明治後期頃 初代 眞葛香山 依乾山蕪村画 眞葛窯小皿 【5客】
珍しい作品です。資料的な価値ですね。
◎八代 白井半七 模乾山富士 茶碗
よく、ある八代作の定番です。
詩も記されております。
【店外催事のおしらせ】
『近鉄百貨店 上本町店 骨董まつり』 ⇒ 終了いたしました。
寛次郎、九朗、高原焼、華暁、湊焼、などなど
古曽部焼、永樂即全、保全、一圭。いづれもお値打ち価格です。
今回をもちまして、『23年間』続けて参りました近鉄百貨店での骨董催事から卒業することに致しました。
当店の商業理念やラインナップとの乖離が進む中、だらだらと現状に対処し続けるのも良くないな~と5年ちょい前から思っていたのです。
まずは、阿倍野近鉄での骨董道具屋横丁、その次に年末のアートギャラリーと段階を経て・・・この度、全撤退と相成りました。
また、『機』が熟した時には何か起こるかもしれませんが、ひとまずは卒業です!
長い間お世話になりました。
次は、『東美アートフェア2022』のおしらせです!!
2022 東美アートフェア
開催日程:
2022年
10月14日(金)10:00~19:00
10月15日(土)11:00~18:00
10月16日(日)11:00~17:00
会場:東京美術倶楽部 東美ミュージアム(〒105-0004 東京都港区新橋6-19-15)
主催・運営:東京美術商協同組合
公式ウェブサイト: https://toobi.co.jp/artfair
入場料:一般 2,000円(税込)学生以下、 障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
東美アートフェアは、3年ぶりの開催です。
当店は、『大美特別展』に引き続き眞葛香山特集なのです☆
眞葛香山(宮川香山) 企画展
MAKUZU WARE
~千のテーマに通じる陶工、土と釉薬の魔術師~
香山式 4.5 『遊・華・祭』
江戸時代末期から大正期に活躍した初代香山は、京焼の伝統と世界の趣向を融合させ、陶器・磁器に関わらず自由自在に製作しました。
まさに魔術師。
そのセンスと技術は、常に世界最先端を走っており、国内向けに転換した後も、そして二代・三代と重ねた後も独自の世界観と製作レベルを保ち続けたのです。
今回は、明治の世界最先端技術であった『釉下彩』の希少作品を中心に、『彩り』の作品を集めました。
先月の展示から、さらにバージョンアップしました。
『香山式4』から『香山式4.5』へ。
新入荷、新発見を新たに追加して・・・より魅力あるラインナップです。
皆様のご来訪お待ち申し上げております。 ⇒ 終了致しました☆皆様のご来訪、誠に有難うございました!
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp
※当ブログはPC用サイトでの閲覧を推奨しております。
スマートフォンでご覧頂く場合もPC用表示をご選択下さい。
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【香山式 4..5】 ~東美アートフェア2022~ [催事]
【Technopolis TOKIO】
今でこそ、毎月のように仕事で行ってる『東京』ですが、YMO聴いてた30年前頃はいったいどんなキラキラした都会なんだろう?と思っておりました。
今でも、東京はやはり他とは違う『特別感』は感じるわけです。
大ファンである、角松敏生でもお馴染みの『Tokyo Tower』のすぐ近くにあります東京美術倶楽部にて‥三年ぶりの『東美アートフェア』が明日より開催されます?
当店も、三度目の挑戦。
もちろん、眞葛香山特集の『香山式 4.5』
先月の大美特別展からバージョンアップしておりますので、『.5』なのです。
皆様のご来訪を、お待ち申し上げております!
2022 東美アートフェア
会期:2022年10月14日?16日
会場:東京美術倶楽部 東美ミュージアム
住所:東京都港区新橋6-19-15
開館時間:14日10:00?19:00、15日11:00?18:00、16日11:00?17:00
料金:一般 2000円 / 学生・障害者手帳持参の方 無料
今でこそ、毎月のように仕事で行ってる『東京』ですが、YMO聴いてた30年前頃はいったいどんなキラキラした都会なんだろう?と思っておりました。
今でも、東京はやはり他とは違う『特別感』は感じるわけです。
大ファンである、角松敏生でもお馴染みの『Tokyo Tower』のすぐ近くにあります東京美術倶楽部にて‥三年ぶりの『東美アートフェア』が明日より開催されます?
当店も、三度目の挑戦。
もちろん、眞葛香山特集の『香山式 4.5』
先月の大美特別展からバージョンアップしておりますので、『.5』なのです。
皆様のご来訪を、お待ち申し上げております!
2022 東美アートフェア
会期:2022年10月14日?16日
会場:東京美術倶楽部 東美ミュージアム
住所:東京都港区新橋6-19-15
開館時間:14日10:00?19:00、15日11:00?18:00、16日11:00?17:00
料金:一般 2000円 / 学生・障害者手帳持参の方 無料
【眞葛長造 模松本萩 俵鉢】 [幕末京焼]
10月といえば、『収穫』の季節です。
9月に輝く稲穂の黄金の草原から、刈り取られたお米たちが次々と『米俵』へと姿を変えていきます。
米俵、といえば『大黒天さん』が連想されます。
ニコニコした笑顔で福袋を持って米俵の上に乗ってる、あの方です。(関西ではつい円広志を連想してしまいますが)
元々は、そんなスマイリーな神様では有りません。(^^;
ヒンドゥー教における、シヴァ神の化身である『マハーカーラ』が日本に伝わったのが由来といわれます。
『マハ―』は、『大いなる、偉大なる』という意であり、『カーラ』は『黒・暗黒』を意味し、併せて『大・黒・天』と訳されたのです。
その雰囲気からも、元はきつい形相の神様で、『軍神』『戦いの神』という側面と、『財をもたらすもの』『福の神』という二面性を併せ持った神様であったのです。
密教とともに日本に伝来し、日蓮宗などで崇拝されたりし室町時代辺りでは、既に現在のイメージで『福をもたらすもの』『五穀豊穣の神様』などということになったようです。
ちなみに、対となる『恵比寿さん』は『大漁追福の漁業』の神様であり、双方共・・・商いに繋がることから『恵比寿・大黒』は商売繁盛の神様と知られるようになったのです。
さて、前置きが長くなりました。
今回、ご紹介の作品は『俵鉢』です。
【眞葛長造 模松本萩 俵鉢】
幅 19.7cm × 16.4cm
高さ 10.5cm
高台径 7.3cm × 8.3cm
制作年代 江戸時代後期 (1843年~1860年頃)
共箱
長造作品では、香合や盃、茶碗では見られる『俵』ですが、このような『鉢』では珍しいものです。
俵形状は、お茶碗や鉢、ではそのまんまを意匠化出来るメリットがあるので、非常に人気なものです。
この作品でも、見事な造形となっており観る者を愉しませてくれます。
側面は俵を縛り上げた縄の感じを、箆使いにて表現しております。
幾何学的な紋様にも見えて、美しいですね。
右回りロクロにて大胆に形成し、眞葛窯のお家芸である『藁灰釉』にて釉掛けされております。
箆による窪みにより陰影が浮き出し、とても味わい深いのです。
なにより、珍しいポイントがもうひとつ。
『松本萩』を模しているのです。
寛文(1661-~73)年間に大和三輪の大吉兵衛が萩に招聘され、藩主『毛利家』に仕え製陶し始めたのが萩焼の始まりです。
のちに、『松本』の地へ移転したことから『松本萩』とよばれるようになります。
淡白に青を帯びたような釉調で、釉の止まるところに必ず溜まりがあり、また全体的に細やかな貫入を生じるのが特徴とされます。
その辺り、を再現しているのです。
幕末期は、奈良の赤膚焼や四日市の萬古焼、そして京焼に於いても『萩焼写し』の需要が高かったという傾向があります。
その時期は、萩が手に入らなかったのでしょうか・・・。
高台は『桝高台』です。
俵ということで、お米を測る『桝』と組み合わされるものでしょう。
四か所に切れ込みを入れた割高台で、土見せ部分となっております。
共箱です。
『東山眞葛原陶工 楽長造造』
甲書きには、『模松本萩 俵鉢』となっております。
サイズもなかなか、で飾るだけでも見応え充分なのです!
眞葛長造
1797(寛政9年)~1860(万延元年)
青木木米の弟子として作陶生活に入る。真葛ヶ原にて窯を開く。観勝寺安井門跡より「真葛」の号を賜り晩年華頂宮より「香山」の号を頂く。
長造釉といわれる独特の風合をもち、その雅味あふれる作風は仁清の再来を思わせる。江戸期の京焼の代表格のひとつと称される。
※売却済みです。
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Journal of FUJII KOUNDO 《問い合わせ先》
藤井香雲堂
TEL 090-8578-5732
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9月に輝く稲穂の黄金の草原から、刈り取られたお米たちが次々と『米俵』へと姿を変えていきます。
米俵、といえば『大黒天さん』が連想されます。
ニコニコした笑顔で福袋を持って米俵の上に乗ってる、あの方です。(関西ではつい円広志を連想してしまいますが)
元々は、そんなスマイリーな神様では有りません。(^^;
ヒンドゥー教における、シヴァ神の化身である『マハーカーラ』が日本に伝わったのが由来といわれます。
『マハ―』は、『大いなる、偉大なる』という意であり、『カーラ』は『黒・暗黒』を意味し、併せて『大・黒・天』と訳されたのです。
その雰囲気からも、元はきつい形相の神様で、『軍神』『戦いの神』という側面と、『財をもたらすもの』『福の神』という二面性を併せ持った神様であったのです。
密教とともに日本に伝来し、日蓮宗などで崇拝されたりし室町時代辺りでは、既に現在のイメージで『福をもたらすもの』『五穀豊穣の神様』などということになったようです。
ちなみに、対となる『恵比寿さん』は『大漁追福の漁業』の神様であり、双方共・・・商いに繋がることから『恵比寿・大黒』は商売繁盛の神様と知られるようになったのです。
さて、前置きが長くなりました。
今回、ご紹介の作品は『俵鉢』です。
【眞葛長造 模松本萩 俵鉢】
幅 19.7cm × 16.4cm
高さ 10.5cm
高台径 7.3cm × 8.3cm
制作年代 江戸時代後期 (1843年~1860年頃)
共箱
長造作品では、香合や盃、茶碗では見られる『俵』ですが、このような『鉢』では珍しいものです。
俵形状は、お茶碗や鉢、ではそのまんまを意匠化出来るメリットがあるので、非常に人気なものです。
この作品でも、見事な造形となっており観る者を愉しませてくれます。
側面は俵を縛り上げた縄の感じを、箆使いにて表現しております。
幾何学的な紋様にも見えて、美しいですね。
右回りロクロにて大胆に形成し、眞葛窯のお家芸である『藁灰釉』にて釉掛けされております。
箆による窪みにより陰影が浮き出し、とても味わい深いのです。
なにより、珍しいポイントがもうひとつ。
『松本萩』を模しているのです。
寛文(1661-~73)年間に大和三輪の大吉兵衛が萩に招聘され、藩主『毛利家』に仕え製陶し始めたのが萩焼の始まりです。
のちに、『松本』の地へ移転したことから『松本萩』とよばれるようになります。
淡白に青を帯びたような釉調で、釉の止まるところに必ず溜まりがあり、また全体的に細やかな貫入を生じるのが特徴とされます。
その辺り、を再現しているのです。
幕末期は、奈良の赤膚焼や四日市の萬古焼、そして京焼に於いても『萩焼写し』の需要が高かったという傾向があります。
その時期は、萩が手に入らなかったのでしょうか・・・。
高台は『桝高台』です。
俵ということで、お米を測る『桝』と組み合わされるものでしょう。
四か所に切れ込みを入れた割高台で、土見せ部分となっております。
共箱です。
『東山眞葛原陶工 楽長造造』
甲書きには、『模松本萩 俵鉢』となっております。
サイズもなかなか、で飾るだけでも見応え充分なのです!
眞葛長造
1797(寛政9年)~1860(万延元年)
青木木米の弟子として作陶生活に入る。真葛ヶ原にて窯を開く。観勝寺安井門跡より「真葛」の号を賜り晩年華頂宮より「香山」の号を頂く。
長造釉といわれる独特の風合をもち、その雅味あふれる作風は仁清の再来を思わせる。江戸期の京焼の代表格のひとつと称される。
※売却済みです。
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