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森香州 虫明焼茄子瓜ノ画平茶碗 惺斎書付 [WEB BASE(商品紹介)]

1年半ぶりに香州作品が入りました。


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森香州 虫明焼茄子瓜ノ画平茶碗 惺斎書付


この茶碗は香州の代表的な作品のひとつです。

虫明焼の伝説となっている、12か月茶碗の一つに入っております。

虫明特有の色合いに鉄絵で茄子と瓜が描かれております。

12ヵ月茶碗を香州が研究の為に借り受けた際、1碗を割ってしまい・・・香州が製作して補ったという話が遺されております。

なんてことを、と思いましたが、その際にきちんとデザインや形状・サイズ等を遺したので、幻の本歌を見ることが出来ない後世の虫明作家方が”写し”を制作して現在に知られることになったのは素晴らしいことです。

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香州の”むしあけ”印です。 


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惺斎の書付があります。


香州はその名前からもわかりますように、近代虫明の祖であります香山の愛弟子でありました。

その技術力の高さと裏腹に、経営面では不器用だったようで・・・かなり苦難の人生を送られたようです。

何度か横浜の眞葛窯へ身を寄せていました。

軽井沢の三笠焼には香山の命を受けて職長として赴いたりもしております。

昨年の岡山県立美術館での初代香山没後100年展観に於きましては、香州作品も優品が多数展示されておりました。

作品は、近年では出物がかなり少なくなり、地元の虫明焼愛好家の間はもちろん、茶人の中でも評価が高まりつつあります。



森香州

1855-1921

伊木氏より父が窯を譲り受け、明治元年に初代眞葛香山に師事、その後何度も窯の再興を繰り返し明治32年に廃
窯となるが、虫明焼特有の味を出した有名な作品を数多く生み出した虫明焼中興の祖である。
香山の信任も厚く、香の字を受け継ぐ。




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