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【打出焼 舟 向付 5客】 [食の器]

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打出焼の創始は斉藤幾太がその特有の粘りや土質の良さに着目して和田九十郎正隆や京都の陶工を招き、御庭焼の窯を築いたのが前身です。

明治42年(1909)に中川砂村指導のもと阪口庄蔵が打出春日町7(旧打出村字古敷23)の打出丘陵に登り窯を築き打出焼が始まりました。

作風は京焼系で阪口砂山(庄蔵)が手掛け、花入・菓子器・茶陶など、幅広く焼いている。

琴浦窯の和田桐山の初代が従事していたことでも知られます。

古い粟田風の味わいもあり、また文化人たちとの交流の地としても盛んで、雅な窯であったようです。

二代目が昭和40年代迄継続したが、現在では途絶しています。


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この作品は、薄造りに七宝透かしや象嵌を施した、上品な向付です。

その繊細さ故に焼成時の窯切れがありますが、上釉がきちんとかかっており強度もしっかりと仕上がっております。

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印は、ひらがなの”うちで”で、共箱も現存致します。

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サイズ 約15.5㎝×10.5㎝ 高さ5.5㎝


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※ご成約済み。




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