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世界に挑んだ明治の美 宮川香山とアール・ヌーヴォー [眞葛香山]

金沢美術倶楽部での恒例の正札会、若筍の会は無事終了いたしました。

私も昨夜日付変更前にはなんとか帰り着きました。

ご来場頂きました皆様、誠に有難うございました。また、当ブログがご縁の方々も数名いらっしゃってくださりまして、感謝に堪えませんです。

次は11月の金美特別展でまたお会いしたく思います。



さて。

告知が遅れてしまいましたが・・・・眞葛香山の来年に向けての大きな動きが始まりました。



世界に挑んだ明治の美 宮川香山とアール・ヌーヴォー

2015年4月25日(金)~2015年8月30日(日)まで

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名古屋のヤマザキマザック美術館の5周年記念展観として、横浜の眞葛ミュージアムの協力のもとに・・・西洋美術との対比をして新しい展開です。

エミールガレは香山に憧れていたという話もあり、今回の取り組みは非常に面白いものになっております。

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有名な重要文化財のこの作品も展示されます!


マザックさんのフライヤーをご紹介いたしましょう。

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幕末から明治にかけての激動の時代、日本古来の伝統工芸技術を身につけた職人たちは、急激な西

洋化の波にさらされ、大きな岐路に立たされました。明治政府は工芸を輸出産業と位置付け、積極

的に輸出を奨励したのです。職人たちは奮い立ち、入魂の作品をもって世界に挑んでいきました。

初代宮川香山(1842-1916)もそのひとりです。神業と賞賛される高度な装飾技術によって、世界の

美術愛好家らを驚嘆させた宮川香山の高浮彫の作品は、世界各地で数々の受賞に輝きました。


本展は超絶技巧と称賛された香山の高浮彫の数々やエミール・ガレ、ルネ・ラリックらの作品を紹

介します。また、アール・ヌーヴォーの作家たちに多大な影響を与えたといわれるルネサンス期の

フランス人陶芸家パリッシーの皿を写した19世紀の復刻版パリッシー・ウェアを展示します。

激動の時代を生きた明治の職人達が手業に込めた強い意気込み、又、それに触発され、少なからず

影響を受けたアール・ヌーヴォーの作家達との競演を、是非この機会に是非ご堪能下さい。


私も早く駆けつけたいところではありますが・・・


当店も、丁度会期中の6月に名古屋美術倶楽部にて眞葛香山の特集を行う予定です。

詳細はまたお知らせ申し上げます。





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