SSブログ

金重道明 伊部茶入 [新入荷]

まだまだ寒い日が続きますね。

こういう日々は作品紹介の準備が進みます。(^^;

今回ご紹介致しますのは、当店では珍しい金重道明作品です。

DSC06704-1.jpg

金重道明 伊部茶入 

道明は陶陽の長男です。

桃山陶器の研究・再現に挑戦した父に倣い、備前焼の古を求めつつ、新しさも取り入れたのが特徴です。

ご自身も海外へ渡ったり、またスミソニアン博物館やビクトリア&アルバート美術館にも出品したり、西ドイツで巡回展もされました。

DSC06706-1.jpg

土は父陶陽が探し出した”観音土”と呼ばれる特別な備前の土を用いております。

DSC06708-1.jpg

観音土は、備前市田井山で採れた田土であり最上の土味であるといわれております。

その土を3年かけて熟成させます。

また精製しないので、不純物が混じりそれが逆に味わいとなって焼きあがるようです。

DSC06709-1.jpg


DSC06702-1.jpg


たっぷりとしたサイズです。

この作品は個展出展作で、未使用のまま眠っておりました。

DSC06703-1.jpg

仕覆もふたつあります。

※ご成約済



1934年 岡山県備前市伊部に金重陶陽の長男として生まれる
1956年 金沢美大工芸科卒業
1957年 「朝日現代陶芸展」初入選。以後、連続して入選
1958年 「日展」入選
1960年 渡米、翌年2月に帰国
1964年 「日本伝統工芸展」入選。以後、たびたび入選する
1968年 京都、東京国立近代美術館開催「現代陶芸の新世代展」出品
1969年 日本工芸会正会員となる
1971年 第3回金重陶陽賞受賞。日本橋高島屋「第二回金重道明展」開催
1976年 東ドイツにて開催の「日本の陶磁名品展」に出品
1980年 日本陶磁協会賞受賞
1983年 米国スミソニアン美術館「備前の名陶その源流から現代まで」に出品
大阪、岡山、ビクトリアアンドアルバート美術館にて開催の「現代日本陶芸展」に出品
1984年 西ドイツ国内巡回開催の「土と炎 現代日本の伝統陶芸展」に出品
1985年 岡山、福山天満屋、東京高島屋にて「作陶30年記念展」開催
1995年 61歳で死去
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0