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楽旦入 織部写酒次 [新入荷]

器、にも力を入れております当店ですが、楽では向付が主になります。
(ここ数カ月はお茶碗が続いてますが・・・)

今日は、楽の酒次のご紹介です。

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旦入は楽の十代です。

寛政七年(1795)生まれ、安政元年(1854)没。

紀伊藩10代藩主の徳川治宝(1771-1852)が、御庭焼であります偕楽園焼をはじめるにあたり、表千家9代の了々斎とともに和歌山へ呼ばれ、偕楽園焼の制作や指導に携わりました。

旦入は、その業績により、文政9年(1826)5月に、治宝から、「楽」という字を隷書体で書いた治宝自筆の書を賜りました。

旦入は九代目了入と続き、名工で知られます。

その造形力、そしてデザインのモダンさは江戸後期の時代では異質のものであったことでしょう。

しかしながら、時代を超えて尚愛されるその作品の魅力は確かです。

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楽の織部写しは、本歌とはまた違う鮮やかでかつ品のあるグリーンが特徴です。

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見た目の形状だけでなく、使う上でも扱いやすさと重量の程良さも用の美に表れております。

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個人で愉しむもよし、懐石の場で登場するもよし、コレクションとしてもよし、です。

今の時代はこういう作品でも随分お手頃になりました。

※売却済み
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