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楽 慶入 露山焼茶碗 薮内猗々斎箱 [新入荷]

昨年、ようやく手に入りました・・・露山焼ですが、先月も珍しい水指が手に入りました。

どちらも、すぐにご縁がございまして当ブログにて紹介する機会がありませんでした。(^^;

ところが、また、手に入ってしまいました!

いえ、本当にレアなやきものなんですよ。


早速ご紹介致します。


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露山焼

西本願寺法主第十九世本如上人の御庭焼です。

本如上人の命で清閑寺の裏山采嶺渓に仁阿弥道八が文政七年に開窯しました。

その後、他の陶工によると推測される作品(西本願寺の共箱付)が製作されておりますが、やはり伝世している中で、評価が高く素性のよいのが、後に西本願寺の訪れて製作した楽家11代慶入の作品です。

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このような灰釉で、轆轤目がよく出ているのが特徴です。

そして、慶入の特性として・・・やや小ぶり目なお茶碗で仕上がっております。

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この作品は、旧蔵者が釉薬のはじけた窪み部分を外側2カ所、内側2カ所に金繕いにて穴埋めを施し、お点前の際の茶巾すべり、お客様の飲み口の口当たりと整えております。


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土は、やや赤土であるのも特徴です。

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『露山土造』と慶入の筆が入ります。

そして高台内には、『露亭』の瓢印が押されております。


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露山焼は、西本願寺の関係からか・・・藪内流の茶家に作品が多く遺されております。

この作品も、12代薮内猗々斎の箱が添います。

露山焼自体は、表流、裏流も関係なく・・・国焼コレクター茶人により愛玩され、一部で知る人ぞ知るやきものとして伝えられてきました。

概ね、高値での伝世品となりますが当作品は、お値打ち価格でのご提供となります。


※ご成約済みです。
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