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永楽善五郎(和全) 菊谷焼向付 六客 [幕末京焼]

当店の取扱いで、ちょこちょこ登場致します、『菊谷焼』です。

今回は片口形の向付 6客揃です。

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菊谷焼は、岡崎から京都へ戻った和全が1882年(明治15年)に、一条橋橋詰から洛東高台寺鷲尾町に転居して始めたやきものです。

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京都時代や九谷時代の雅味溢れる作風から一転した、地味なテイストは、用の美を新たに見いだした和全晩年の境地の表現ともいえ、菊谷焼作品には独特の魅力があります。


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ひとつひとつに、味わいがありますもので・・・全客ご紹介致しましょう。(^-^)

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大体、全てが幅8.8cm 高さ7.5cmあたりです。


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最後の1客はこちら。

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”呼び込み”といわれるものです。

焼成中に、他の割れた破片が飛んできてくっつくという現象です。

福を呼ぶということで、”呼び込み”という言い方をされてやきものファンから古来より喜ばれていたものです。

その時の衝撃?で少し沓形に変形しております。

愛嬌ですね☆

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繭印は、三井家より拝領しており、菊谷焼は三井家の主導によるものという説があります。

お勧め品です。


※ご成約済
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