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日本橋丸善書店 『はんなり骨董楽市』のおしらせです☆ [催事]

8月はお盆休みを8日間も頂戴しておりましたもので・・・あっという間に、ベースは本日で終了です。(^-^;

明日からは、大阪~名古屋~京都と3都美術倶楽部のオークション出張となります。

そして、週明けからは、ちょっと戦々恐々の東京行きです。。。


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岡本玉水

木目込み人形 孝子

昭和時代



当店では、異色?の仕入れです。

上品でかわいかったものですから。


玉水といえば、上野玉水という関西の木彫師が有名ですが、こちらは江戸の木目込み人形です。


元は都・・・京都で発達した木目込み人形でしたが、京都の人形師が江戸へ多数下ったことから伝わったようです。

文化の中心として江戸が盛んになってくる過程において、木目込み人形も京風から江戸風に変化していきました。

岡本玉水人形系と名川春山人形系の2系統が主流で、岡本玉水系の初代、小林鉄之助は幕末に京都より職人を呼び、自身も木目込み人形師として人気となりました。

江戸木目込み人形は、木彫りの人形の衣裳の部分に溝を彫って、布製を糊で埋めていく技法による人形です。

頭部は桐塑か素焼きで作られ、、胴や手足の一部は桐塑が用いられております。

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上品な造りです。


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『孝子』というのは、親孝行な子供のことをさします。

しっかり、お使いをしている人形ですね。



さて、今年のはんなり・・・は『卓に添える、彩り』という特集展示をいたします。

そこから、当店の作品の一部をご覧いただきます。


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三上揚光堂 七宝透 菓子器


蓋がガラスで出来ております☆

昭和期に注文で一定数製作された洒落道具です。


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宮田亀寿 染付徳利 一対


塩野熊吉郎という陶工が、天保年間に有田に赴き大変な苦労をして染付磁器技術を学び、仁阿弥道八に伝えました。

五条坂で仁阿弥が早いうちに染付作品を手掛けられたのは熊吉郎の功績でもあります。

その熊吉郎の子が、宮田亀寿です。

幕末京焼の染付の発展を支えた名工のひとりです。

この徳利は、手が異なるものを一対として所蔵されていたものを譲り受けました。


接近させて写してみると・・・龍が繋がるようです。(^^)/


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永楽得全 仁清半開扇 絵替向付 【10客】


既にご紹介致しましたこの作品も登場致します☆


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新型コロナウィルス対策も講じて、8月26日より皆様のご来訪を心よりお待ち申し上げております。



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