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初代 伊東陶山 露字 花瓶 橋本関雪題字 [新入荷]

ちょっと、普段と毛色の変わった作品が入りました。(^^;

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初代 伊東陶山 露字 花瓶 橋本関雪題字


帝室技芸員 × 帝室技芸員 のコラボレーションです。

どちらも、有名ですのでご説明は不要かとも思いますが・・・


橋本関雪

父から漢学を学び1903年(明治36年)、竹内栖鳳の竹杖会(ちくじょうかい)に入会。

1913年(大正2年)と1914年(大正3年)の文展で二等賞。

1916年(大正5年)と1917年(大正6年)の文展で特選を受賞。

帝展審査員を務め1934年(昭和9年)12月3日、帝室技芸員に選ばれる。

1935年(昭和10年)に帝国美術院、1937年(昭和12年)に帝国芸術院会員となる。

1940年(昭和20年)、建仁寺襖絵を製作。

1945年(昭和20年)に没し、画号の由来となった逢坂の関のあった滋賀県大津市の別邸・走井居(月心寺)の墓地に眠る。


これは当時のパトロン的な豪商などが、時勢に乗った作家さんを応援すべく特別注文したような作品です。

伊東陶山の初代は、少し時代が前ですので既に帝室技芸員として巨匠です。

対する関雪は30代・・・あくまで、関雪作品として出されておりますので、この辺は陶山などが注文主のご依頼を受けて胸を貸したような感じなのでしょうね。

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銘です。

底に陶山の印もあります。

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共箱

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なんてことのない作品ですが、形状の手練れた感じはさすがに初代陶山、そしてわずか一字、に抑えて・・花を邪魔しないように『露』の字を入れてあるのも文人的な感じです。

秋にさらっと活けてみるのも一興でしょう。


もう一点、橋本関雪 × 伊東陶山 で今度は真逆の作品も入りましたので、後日ご紹介致します。


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