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楽 旦入 絵唐津写 蛤向付 五客 [新入荷]

今週末からは、ベースです。(明日から岡山出張行ってまいります)

今月のベースは3週に渡って2日づつとなります。

6月14日(木)12:00ー17:00
  15日(金)10:00-17:00


  22日(金)10:00-17:00
  23日(土)10:00-17:00
  ※この両日は私が不在な為、父に留守番して頂いております。

  26日(火)10:00-17:00
  27日(水)10:00-16:00


 企画展示 “幕末期の国焼”


江戸後期のお茶碗や水指、向付等、25点をご紹介致します。

珍しいモノばかりです。

今回の企画展示出品作品より、ご紹介致します。


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楽 旦入 絵唐津写 蛤向付 五客


楽の向付の中でも、かなり稀少な部類に貼ります。

唐津焼では有名な蛤の写しになります。古くは桃山期終わり~江戸初期の頃から存在します。

5客揃いですが、火の加減で色調に個性がありますのでその内、2つご覧いただきましょう。

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なんともいえない味わいを上手く楽焼きで再現しております。

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造形的です。

この辺の処理は、慶入で制作された玄々斎好みの雀向付にも後に活かされております。

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印は、前印になります。旦入の初期です。

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こちらは白っぽい味わいですが、こちらはこちらでまた唐津らしいです。

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底面もしっかりあり、盛り付けしやすそうですね。

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『画から津写し 蛤向付  文政年 以 印 旦入』

箱は隠居時代の印です。

共箱ですが、文政時代に作ったものに箱書きされたか、もしくは隠居後に当時の印を使ったか、の2種類の解釈が出来ます。

江戸後期には唐津焼が中断していたこともあって、尾張国焼や京焼で、唐津の写しを求められる声が寄せられていたのでしょうか。稀に唐津写しが存在します。


出来栄えも、状態もかなり良い、楽の向付です。

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楽 旦入 

江戸後期の茶碗師。楽家十代。九代了入の次男。京都生。幼名は市三郎・惣治郎、名は吉左衛門、別号に秀人がある。了入に師事し、17才で家督を継ぎ襲名した。千宗旦から一字を贈られ、旦入と号する。
寛政7年(1795)生~嘉永7年(1854)歿、60才。

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