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五代川端近左 雲錦蒔絵大棗 内銀 即中斎箱 [新入荷]

ここ数日で一気に気温も下がってきましたね。

変な気候が夏より続いておりましたが・・・ようやく、冬に向かっていきそうです。

そうなると、あちこちで楽しみになりますのが、紅葉です。

時候の作品のご紹介をいたしましょう。

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五代川端近左 雲錦蒔絵大棗 内銀 即中斎箱


五代 近左

本名 三義 大正4年〜平成11年(1915〜1999)

奈良県に生まれ、昭和3年12歳で四代近左に入門いたしました。

昭和16年、四代が養女に迎えた姉の末子、吉子の婿養子となりました。その後、日本画を能田耕風に学びながら、家業は四代に師事いたしました。

大阪府展および市展で知事賞・市長賞を受け、日本美術展に数回入選。

昭和38年五代近左を襲名の後には個展に専念し、各お家元宗匠のお好みになる作品を数多く手がけてまいりました。昭和56年には大阪府知事功労賞を受賞いたしました。


三千家のお好み物の製作でも名を馳せ、その堅実な造り・重厚な作風・あでやかな意匠取り・・・は人気を呼び、全国の茶会では準十職の塗師として確実な地位を築いたのがこの5代です。

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5代の前期の作品で、蒔絵にまだ上品な艶やかさが目立ちます。

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内銀溜塗りです。

即中斎の花押があります。


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底には金銘が入れられ、別作であることがうかがえます。

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箱書です。

元々、祖父・父の時代より川端近左さんの作品は年間にかなりの点数を扱っておりました当店ですが、近年ではかなり厳選してのみ、でのご紹介をしております。

この作品は、雲錦蒔絵であり、春と秋はもちろん・・通年使用も可能です。

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流水蒔絵も施されており・・・・桜川、と龍田川を掛けられております。


正直、雲錦蒔絵ではこのバランスのお棗はそうないかと思います。

価格もお値頃です。

※売却済みです。




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