辻村史朗 小井戸茶碗 [新入荷]
初釜の季節です。
普段の大寄せでは『お薄』が主役ですが、今の時期は『お濃茶』をゆったりと楽しまれる事も多いと思います。
当店では現存作家を扱うことがあまりないのですが、今回は”出来栄え”で仕入れてみました。
もちろん、出物ですが。(^^;
辻村史朗 小井戸茶碗
井戸茶碗は高麗茶碗の一種で、朝鮮時代(1392~1910)に作られたものが16世紀初め頃に日本に伝わったといいます。
安土桃山時代の天正14年(1586)12月5日、博多の豪商神屋宗湛が招かれた茶会記にて、”高麗井戸”の名前が初めて登場します。
井戸茶碗は、朝鮮の雑器であったともいわれてましたが、近年では祭器であったのではなかろうかというのが定説です。
さらに、今の認識でおどろかされるのが・・井戸茶碗は陶器ではなく、磁器に分類されるということです。
鉄分を多く含むため、白く仕上がりませんが磁土によるものであるため、磁器に分類するのが適切ということらしいです。
辻村史朗は奈良の山奥で作陶されており、自然の力、独自の美意識、そしてなにものをも自分の手で作り上げる(家・窯・工房・茶室までも)そうです。
その制作活動の原点が、井戸茶碗に出会ったことであったようで、史朗といえば井戸茶碗が浮かびます。
その中でも、形状・重さ・釉調などがいい仕上がりに思えるこの作品です。
”かいらぎ”(梅花皮)もしっかりと。
共箱です。個展作品になります。
根津美術館にて、5年ちょっと前に恐ろしい点数の井戸茶碗を集結させた”井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ”、観に行きましたがその迫力たるや・・・
その中で展示されておりました、小井戸茶碗”蓬庵”(関戸家―蓬庵 鈍翁命名)と、”初霞”(讃岐高松某家伝―磯野家)に似ているかな・・・と思いますが、
根津美術館蔵の青井戸茶碗で、重要文化財の”柴田”が轆轤目も合わせて一番近いと、個人的には思っております。(^^;
普段の大寄せでは『お薄』が主役ですが、今の時期は『お濃茶』をゆったりと楽しまれる事も多いと思います。
当店では現存作家を扱うことがあまりないのですが、今回は”出来栄え”で仕入れてみました。
もちろん、出物ですが。(^^;
辻村史朗 小井戸茶碗
井戸茶碗は高麗茶碗の一種で、朝鮮時代(1392~1910)に作られたものが16世紀初め頃に日本に伝わったといいます。
安土桃山時代の天正14年(1586)12月5日、博多の豪商神屋宗湛が招かれた茶会記にて、”高麗井戸”の名前が初めて登場します。
井戸茶碗は、朝鮮の雑器であったともいわれてましたが、近年では祭器であったのではなかろうかというのが定説です。
さらに、今の認識でおどろかされるのが・・井戸茶碗は陶器ではなく、磁器に分類されるということです。
鉄分を多く含むため、白く仕上がりませんが磁土によるものであるため、磁器に分類するのが適切ということらしいです。
辻村史朗は奈良の山奥で作陶されており、自然の力、独自の美意識、そしてなにものをも自分の手で作り上げる(家・窯・工房・茶室までも)そうです。
その制作活動の原点が、井戸茶碗に出会ったことであったようで、史朗といえば井戸茶碗が浮かびます。
その中でも、形状・重さ・釉調などがいい仕上がりに思えるこの作品です。
”かいらぎ”(梅花皮)もしっかりと。
共箱です。個展作品になります。
根津美術館にて、5年ちょっと前に恐ろしい点数の井戸茶碗を集結させた”井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ”、観に行きましたがその迫力たるや・・・
その中で展示されておりました、小井戸茶碗”蓬庵”(関戸家―蓬庵 鈍翁命名)と、”初霞”(讃岐高松某家伝―磯野家)に似ているかな・・・と思いますが、
根津美術館蔵の青井戸茶碗で、重要文化財の”柴田”が轆轤目も合わせて一番近いと、個人的には思っております。(^^;
2019-01-08 15:34
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