SSブログ

永楽保全 黄薬 菓子皿 【5枚】 [新入荷]

保全さんの珍しい作品が入りました。

DSC_2275_6851-1.jpg

アイテムとしては、黄交趾の銘々皿でよく永楽さんで見かけるものではありますが・・・保全作のは見かけないものです。

DSC_2279_6855-1.jpg

交趾、といわずに黄薬と書かれております。

この頃、保全は交趾型物香合などで黄色を使っておりました。

今のような澄んだ黄色でないことが、古作の風合いを思い起こさせます。

DSC_2280_6856-1.jpg

保全の善五郎時代の作品となり、偕楽園にて永楽印を受領した文政10年(1827)~天保14年(1843)の作と特定できます。

永楽家の長年のパトロンでありました三井の記念美術館には、保全の善五郎時代の作品は14点現存しております。

その中に、この作品と同様の物が御座います。(但し、三井家のは二十枚入)

DSC_2277_6853-1.jpg

DSC_2278_6854-1.jpg

軟質の陶胎で、三カ所の尖がったピンのようなもので支えて焼成されたようです。


保全の初期交趾焼の特徴的な作品になります。

その後、技術が上がったあとの黄交趾は、当ブログの過去に黄南京焼の酒盃でご紹介しておりますので、ご参照下さいませ。


※ご成約済です。

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。