SSブログ

河井寛次郎 櫛目 碗 [近代工芸]

たまに・・・民藝作品で、心にささる作品があり扱うことがあります。

私自身としては一昨年以来の寛次郎作品になります。

DSC00643-1.jpg

河井寛次郎 櫛目 碗

晩年の筒描きのような派手さはないものの、この中期作品の民藝らしい釉薬とほっこりした形状の中に・・・

DSC00649-1.jpg

掻き落としたこの意匠の、なんと上品なこと。

このわずかな手を加えることでただの民藝が、美術へと変化しているようです。

DSC00644-1.jpg

裏側です。

DSC00645-1.jpg

内側の色調を変えるのも、この時期ならではと思います。

DSC00646-1.jpg

茶溜まりも丁寧に仕上げられております。

DSC00647-1.jpg

高台

DSC00641-1.jpg

共箱


今年に京都国立近代美術館で開催された、『河井寛次郎展 川勝コレクション』の中でも同手の作品が展示されておりました。

DSC00643-1.jpg

1931年頃の作品です。

近代工芸ファンや民藝ファン以外の茶人の方にも愛玩いただきたい作品です。



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。