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二代 清水六兵衛 雲鶴三島 茶碗 金繕い有 五代極め箱 [幕末京焼]

次は時代をさかのぼって・・・江戸期の六兵衛さん、二代目作品の御紹介です。

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二代 清水六兵衛 雲鶴三島 茶碗

江戸時代後期

幅 12.2㎝ 高さ 9.4㎝



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雲鶴模様が象嵌で施されております。


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反対側からも。

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見込み、底には『福』の字が彫られてます。

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印銘です。


非常に二代目作品としてはハイレベルのものですが、少々金繕いがございます。

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わずかなニュウもしっかりと金で補強しております。

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口縁部の直し部分です。


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箱 (甲)

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五代目による極め箱です。

昭和四年(1929年)の春に極めされたことが記されております。



二代六兵衛は、寛政二年(1790年)・・・初代が53歳の時に生れました。

当時としてはかなり高齢です。そして10歳の時に父である初代が亡くなり・・・六兵衛家は一旦中断してしまうのです。


その後、かなりの苦労をして文化八年(1811年)に家業を再興して、二代六兵衛(静斎)を襲名するのです。

初代の作風を受け継ぎ、実直な優品を造りつつ・・・轆轤目を効かせ、箆跡を残す・・・いわゆる『六兵衛様』式と呼ばれる表現技法は二代目によって確立されたのです。


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二代 六兵衛 

寛政二年(1790)生~万延元年(1860)没


没年は、長造と同じ年ですね。。。



※ご成約済です。



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