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楽 旦入 柚味噌皿 【5客】 [食の器]

楽の向付のご紹介です。

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楽 旦入 柚味噌皿 【5客】


楽吉左衛門の向付の中では、定番のアイテムのひとつになります。

その色彩や形状の侘び加減は、茶人さんにもお料理人さんにも人気の意匠です。


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元は、宗旦好みであり本歌は一入作といわれます。

歴代の作により写しが作られたことで、存在が広まりました。


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印銘があります。


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引き締まった小振りな寸法ですが、茶懐石の向付であるという目的意識で元伯宗旦により設計デザインされた当時としては新世代の向付であります。

桃山陶器との明確な違いがそこにあります。

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シンプルかる流れる形状は、利休の回帰を目指した宗旦の意識があり、調和と控えさを包括したものでしょう。

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状態良好です。

経年により薄いそげのようなものは有りますが、基本的に無傷完品です。

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共箱です。


楽 旦入(1795~1855)

寛政7年生まれ。楽了入の次男。


文化8年(1811)十代吉左衞門を襲名。

弘化2年(1845)剃髪隠居して旦入と号しました。

文政2年(1819)再度紀州へ趣き、徳川治寶侯・斉順侯のお庭焼きである偕楽園窯、清寧軒窯に奉仕しています。

旦入の作行きは父、了入の篦削りを主体とした作風をさらに押し進めたもので、茶碗の各所を引き立たせる篦は多彩をきわめ、篦削りの技巧的な完成をみせています。

また窯変による鮮やかな変化をみせる赤樂茶碗に特長があります。

この向付も赤楽の窯変の良さが見受けられますね。


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利休形 折敷に合わせてみました。 ・・・やはり、しっくりきます。


※ご成約済です。





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藤井香雲堂 JFK お問い合わせ先 


【メール】 fujii-01@xc4.so-net.ne.jp


【お電話】090-8578-5732


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