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【永楽保全 安南焼 饅頭蒸】 [幕末京焼]

ここ数日は、意外に暖かい日が続いておりますが・・・それまで、とこれからはグングンと寒くなってまいります。(はず)

そんな時にうれしい、席中の『ごちそう』を演出するお道具のご紹介です。



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【永楽保全 安南焼 饅頭蒸】


幅  12㎝

高さ 12㎝

時代 文政10(1827)~天保14(1843)年頃



寒中のお席にて、蒸し饅頭をお出しするというおもてなしがございます。


近代のお茶道具では、表流の道具として・・・・蒸しあがった饅頭を5個入れる、喰籠のような形状の菓子器が永楽が本歌として1種類、あとは真葛香斎による赤絵のもので蒸し器としてそのまま蒸してからお出しするものが存在します。

幕末明治頃のもので、楽家のお道具でも存在し、それらは小さく・・・1個用となっており、お茶会ではそれを正客にお出しして、次客以降は水屋からささっと出してくるという趣向のお席に入ったことがありますが、それはもう嬉しい趣向でした。

この作品は、このように一客用としてお使いいただくものです。

せっかくの蒸すお菓子ですから、大きめでほっこりしたいですね。


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このように、内側底に別パーツがあります。


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底に穴が開いております。 安南写しですので、お約束の赤土も再現されております。

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お茶碗に比して、パーツ数も多くなりますが、びしっと焼き上げられております。

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箱もスカッとしたものです。

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保全の善五郎時代によるものです。


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端正な形状にのびやかな龍が舞っており、やきものとしてのコレクターズアイテムとしても楽しいですね。



お値打ち価格です☆

※ご成約済みです。


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