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【二代 眞葛香山(宮川香山) 乾山意黒釉梅画 茶碗】   [宮川香山 眞葛焼]

『十二鬼月』(じゅうにきづき)、鬼舞辻無惨が選別した最強の鬼たちで、上弦・下弦で12人居る・・などというのは・・・もはや世間では当然のように認識されつつありますが。。(^-^;


『二十四節気』(にじゅうしせっき)、は意外と知られておりません。


古い中国で、太陰暦の季節からのずれとは無関係に、季節を『春・夏・秋・冬』の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつで、一年を12の『節気』と12の『中気』に分類し、それらに季節を表す名前がつけられております。


立春(りっしゅん) 1月節 2月4日頃
雨水(うすい)   1月中 2月19日頃
啓蟄(けいちつ)   2月節 3月5日頃
春分(しゅんぶん)  2月中 3月21日頃

清明(せいめい)   3月節 4月5日頃
穀雨(こくう)   3月中 4月20日頃
夏 立夏(りっか)  4月節 5月5日頃
小満(しょうまん) 4月中 5月21日頃

芒種(ぼうしゅ)    5月節 6月6日頃
夏至(げし)      5月中 6月21日頃
小暑(しょうしょ)  6月節 7月7日頃
大暑(たいしょ)   6月中 7月23日頃

秋 立秋(りっしゅう) 7月節 8月8日頃
処暑(しょしょ)    7月中 8月23日頃
白露(はくろ)    8月節 9月8日頃
秋分(しゅうぶん)  8月中 9月23日頃

寒露(かんろ)    9月節 10月8日頃
霜降(そうこう)   9月中 10月24日頃
冬 立冬(りっとう) 10月節 11月7日頃
小雪(しょうせつ) 10月中 11月22日頃

大雪(たいせつ)   11月節 12月7日頃
冬至(とうじ)   11月中 12月21日頃
小寒(しょうかん) 12月節 1月5日頃
大寒(だいかん)   12月中 1月21日頃


・・・といった感じです。


そして、今ですが・・・・・『小寒』で『寒の入り』となり、『大寒』で『寒明け』となるその間でありますので・・・『寒中』のみぎり、となります☆


前説、が長くなりました。

寒中のお道具のご紹介です。(^-^;



DSC04403-1.jpg


【二代 眞葛香山(宮川香山) 乾山意黒釉梅画 茶碗】 


幅 12㎝~12.3㎝ 高さ 8㎝ 高台径 5.2㎝

大正時代 後期



香山のお茶碗の中でも、『香山式』というべき代表格が『黒釉』になります。


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手びねり、または轆轤挽きからのひねり形成が主となり、堅くなりがちの黒茶碗にどこか温かみのある形状、そして乾山意となる琳派風の絵付けで、独特の仕上がりになります。

出来そうで、他ではなかなか同じようには造れません。

形状・釉・絵付け、それらの絶妙なバランスセンスがいかんなく発揮されております。

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抹茶道具は、二代時代に本格的に製作されており、初代に比べて二代の方が作行や完成度は段違いに高いと言えます。


DSC04404-1.jpg

寒中、に一服。。。ほっこりします。



昨年、2月の大美特別展で、展示する予定だった作品です・・・。(-_-)







二代 宮川香山

MAKUZU KOZAN Ⅱ

1859(安政6年)~1940(昭和15年)


初代と共に作品を製作。
初代香山の長兄(長平)の子である。それが故に年齢差は17歳しかなく、その技術力は初代より確実に継承されている。海外へのマクズウェアの紹介と、加えて国内へのフィードバックに努め、眞葛の名声を揺ぎ無いものにした。初代没後は、自身の新たな感性も取り入れ時代の変遷に対応し、焼けない物は無いと言われる。途絶えていた古伊賀釉の復活、千家の茶陶作製等も行い、板谷波山と共に関東陶芸界の重鎮であった。



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