SSブログ

永楽和全 鉄絵 千鳥絵片口盃  【5客】 即全箱 [幕末京焼]

当店の、夏ツアーもいよいよ後半戦です。

6月からのこのツアー・・・ひそかにピックアップテーマがございます。


「ちっちゃいもん倶楽部」


はい、そのまんまです。

当店セレクトの小さいもの・・・を特集してご紹介しております。


また、不思議と・・・ご縁があるもので、この2か月ほどの間にちっちゃいもん、色々と入りました。

ちーむを卒業したメンバーも居ますが、続々と増えつつあります。


今月末に、少し「大美正札会」にて展示するのと、本格的には9月1日からの東京日本橋 丸善での「はんなり骨董楽市」でフルメンバー登場する予定です。


それでは、結成初期メンバー(といっても6月下旬ですが[あせあせ(飛び散る汗)])から、ぼつぼつご紹介いたしましょう。




DSC05664-1.jpg




【永楽和全 鉄絵 千鳥絵片口盃 5客揃】 


幅  5.5センチ(各) 

高さ 3.2センチ(各)


明治時代 前期頃

即全極め箱





DSC05665-1.jpg


なんとも、かわいいフォルムなのです。


そのほんわり・・したカタチ、片口がくちばしのようで・・・全体で「千鳥」を現しております。


DSC05666-1.jpg


内側も轆轤目がきれいに魅せられております。


DSC05667-1.jpg


高台側です。


DSC05668-1.jpg


鉄絵により、千鳥の絵も。


盃と名うってますが、ぐい呑み形状ですね☆


幕末期に、九谷焼の改良に窯を上げて赴き・・・岡崎時代を経て、ふたたび京の地で製作をする頃は明治時代です。


これまでとはうって変わった世情の中、三井家との繋がりが深かったこともあり、この頃には注文品として用の器を多数手がけました。


仁清や金襴、染付などを全て完璧にこなした上で和全の到達した境地が・・・菊谷焼といった、侘びさの中に造形や、意匠の愉しさを込めた作品群です。


この作品は、小印だけなので判別はできませんが、釉調や土の感じから・・・明治10年代以降の和全の作品と推察できます。

故に、この頃は使うことを前提として納められた作品が多く、共箱無しで伝世していてもおかしくないのです。


DSC05662-1.jpg


DSC05663-1.jpg


この作品には、先々代の永楽善五郎であります、「即全」による極め箱となっております。



磯千鳥、は群れて海辺を飛んでいきます。



DSC05949-1.jpg



・・・のイメージで。( `ー´)ノ


DSC05952-1.jpg


日の出に波をバックにも飛ぶのです!



ちっちゃいもん倶楽部、トップバッターの五人組のご紹介でした☆



=======================================================

Journal of FUJII KOUNDO 《お問い合わせ先》


TEL 090-8578-5732

MAIL fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

=======================================================
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。