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二代 眞葛香山 染付扇香合 [眞葛香山]

あといくつ寝るとお正月~という感じになって参りました。

本日ご紹介致しますのは、二代香山作による染付扇香合です。

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二代の頃になりますと、茶道文化の復興により茶道具が多く見られるようになります。

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香山作品ですから、自家製による呉州の発色もよく、形状もきちんと扇子を開いたように波打っております。

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サイズ、手取り感も良く、炭点前にも使いやすそうです。

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染付扇香合は、型物香合長者番付では西の4段9位です。

上には祥瑞の扇もありますが、この作品の色や側面の仕上がりが祥瑞にひけをとりません。

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共箱

大正後期の作品となります。

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横井米禽 織部筒 向付 6客 [新入荷]

百貨店での10日間もの催事も、はや1週間・・・

まだ、3日間と少し残っておりますが、既に消化試合的な様相をかもしだしてきております。
(^_^;)

本日、ご紹介致しますのは、横井米禽の珍しい逸品です。

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織部の古作の風合いをうまく表現した筒向付です。

幅8㎝、高さ10.8㎝ 

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米禽は、大正時代に名古屋の東雲窯を買い取り、自身の作品の製作を始めました。

出自が古美術商であったので、逸品にたいする眼は肥えており、特に伊賀焼作品は秀逸で米禽伊賀と呼ばれ珍重されました。

織部は珍しく、この作品は無傷完品・共箱なのも嬉しいところです。




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上本町近鉄百貨店 本年最後の古道具市 開催中です。 [催事]

本日、近鉄百貨店での催事・・・既に4日が過ぎました。(^_^;)

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近鉄百貨店 上本町店 8階 アートギャラリーにて、本年最後の展示会しております。

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毎年、10日間!もの期間・・・まったり、ゆったり・・・やってます。

残り、6日間です。皆様のご来場をお待ち申し上げております☆

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仁阿弥道八 不二赤 茶碗 [新入荷]

楽焼、のご紹介が続きます。

といっても、今度は”本楽”ではなく”仁阿弥”の赤楽です☆

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仁阿弥の特徴的な、造形力に、大胆なデザインで富士を描き、見事なお茶碗に仕上がっております。

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窯変の黒っぽい部分もまた、意匠に彩を添え、白の富士を引き立てます。

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見込み

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”道八”と彫銘があります。

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共箱

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道八の共紐も現存します。


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なかなかの、ベストプライスです。

※ご成約済み


仁阿弥道八 天明3(1783)~安政2(1855).京都

「にんなみ」とも読む。京都の陶家高橋家の2世で,最も著名。名は光時,通称は道八,号は法螺山人など。仁阿弥の号は剃髪して仏門に入った 42歳以降用い,また文化9 (1812) 年に仁和寺宮家より法橋号を賜わった。主として京都五条坂で製陶し,晩年は伏見桃山でも焼いた。琳派や狩野派の絵を器体に写した雲錦手 (うんきんで) の酒器や茶器のほか,人物や鳥獣魚介などをかたどった置物類も得意とした。磁器も創製して名声を得,諸藩から多くの用命を受けた。
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十二代楽吉左衛門 弘入 ノンコウ七種の内 鳳林写茶碗 惺斎箱 [新入荷]

続きまして、楽茶碗のご紹介です。

こちらも、また珍しい作品かつ、みどころ有りです。

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十二代楽吉左衛門 弘入 ノンコウ七種の内 鳳林写茶碗 惺斎箱

弘入はそれまでの数代に比べて大人し目の作品が多く、しかし流儀茶道具としては抜群の出来栄えにより千家書付作品を多数遺しました。


楽弘入 安政4年(1857)~昭和7年(1932)


明治4年(1871)十二代吉左衞門を襲名。大正8年(1919)剃髪隠居して弘入と号す。

弘入は15歳で家督を継ぎましたが、当時は江戸時代の終焉と明治維新という時代の激動期の最中であり、様々な伝統文化も危機に瀕しておりました、特に茶道の衰退もあり苦難の時期を父である11代慶入と乗り越えました。

弘入の作品の特徴は他の楽に比べて全体的にクオリティや作風の安定さが見られます。

技術力はもちろん、弘入本人の精神的な強さというか信念のようなものも感じられます。

丸みをもった温和な作行きのものが多く、その中に独自の篦使いにより造形の魅力を閉じ込めています、赤樂茶碗の色調は変化に富み、軽やかな赤色を呈しているのが特長です。


この作品は、弘入の良さを全て含みながらも、さらに面白いのが、ノンコウ七種の中の『鳳林』の写しであることです。

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ノンコウ七種は、了々斎が大阪の茶人稲垣休叟と協議の末、伝世品より逸什七碗を選び出したのものと伝わります。

『鳳林』は金閣寺鳳林和尚所持であったことから、その名は付けられました。

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反対側より

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見込み

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高台側

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共箱です。

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惺斎箱

大正期の作品で、このサイズでこの出来栄えの弘入作品はなかなかご縁がありませんでした。

書付はありますが、価格は楽茶碗本体のみのものと変わらないお値打ち品で入荷です。


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ベースの営業予定のお知らせ。 [BASE215]

最新の営業予定表です。

12日 【クローズ】

13日 営業 14時半 1名 15時 1名 16時半 2名

14日 営業 ご予約1名

16日 【クローズ】

17日 営業 ご予約1名


こちらで、今月分のスケジュールは確定となります。

17日はご予約なしでご来店もお待ちしております☆
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13代楽吉左右衛門 惺入 空中作写寒月茶盌 歌銘写書 書付 淡々斎 [新入荷]

珍しい上に、なかなか唸らせる出来栄えの楽茶碗が入りました。


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楽吉左右衛門 惺入 空中作写寒月茶盌 歌銘写書 書付 淡々斎


本阿弥空中作の有名なお茶盌の写しです。

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本阿弥光甫

江戸前期の工芸家。本阿弥光悦の孫。父は光瑳。号は空中斎。家職である刀剣の鑑定に優れ、光悦の遺風を継ぎ茶道・書画・陶芸・彫刻をよくした。楽焼のほか信楽焼を得意とし、空中信楽と称された。本阿弥家の家記である『本阿弥行状記』を編集。天和2年(1682)歿、82才。


その血筋や家からか、作行きにもどこか刀剣の鮮やかな造形が感じられます。


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大樋長左衛門による寒月写しも人気ですが、樂による作品はかなりの希少さです。

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高台側より

箆使いの鮮やかさやシャープな切り口もなかなか、見所です。

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外箱 甲側

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外箱 内側 淡々斎

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内箱

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歌銘写し 本歌にも添えられている歌です。


山の端は それとも

見えずうづもれて

雪にかたぶく

有明の月


出典 源通氏(続拾遺)


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楽惺入 明治20年(1887)~昭和19年(1944)

大正8年(1919)32歳で十三代吉左衞門を襲名。

戦争が続く時代背景の中、書画、和歌、漢学、謡曲などに通じ、茶道文化の啓蒙に尽力。

惺入自身の真面目な性格がそのまま現れているような作風で、伝統的な技法の再現と様々な鉱石を採取して釉薬に使用し研究にも熱心でした。



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2018年12月9日の新入荷情報です。 [新入荷]

2点、追加入荷です☆


初代伊東陶山 唐草模様槌 香合

高橋清(淸山) 祥瑞意 茶碗



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ベース営業のお知らせです。 [BASE215]

現時点でのスケジュールをこちらにてお知らせ致します。

12日 『クローズ』

13日 14時半 1名
15時 1名
16時半 2名

14日 営業予定

16日 午後~営業予定

17日 営業予定

上記となっております。

なお、上記の営業予定日ですが、前日までにご予約が無い場合に『クローズ』になることもございます。

お手数お掛けしますが、何卒ご連絡頂けますと幸いです。



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2018年12月6日~7日の新入荷情報です。 [新入荷]

江馬長閑 紅葉蒔絵香合

石田陶春 丹波茶入 眼鏡箱

十三軒吉向 六剽絵 数茶碗 十客

亀井味楽 高取耳付茶入

加藤利昇 替茶器

香斎文京 黄瀬戸鶴ノ絵筒茶碗

大橋秋二 瀬戸黒茶碗 

正木焼 志野茶碗

御深井焼 井戸形茶碗

初代 眞葛香山 仁清写茄子画茶碗

平澤九朗 瀬戸黒茶碗



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