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名美アートフェア、準備完了です。 [催事]

久しぶりの、長距離運転は、、さすがに前より疲れるのが早かったです。まだ、本調子じゃない、です。^_^;

ということで、名古屋美術倶楽部でのアートフェアの準備が完了しました。

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今回は、新しいバージョンのブース設計をしました!

バーカウンタースタイルの変化球的な感じです。

対面接客ができ、なおかつ展示スペースを広く取れるのが特徴です。

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では、明日からの3日間、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております!
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明日、27日のベース [BASE215]

本日はリハビリがてらの2週間ぶりのベースでした。歩く速さが落ちてますのと、やはりまだ重いものは運べません。早く治らなければ…(^-^;

明日は6月のベース最終日です。

現時点で…

午前10時半~ ご予約有

午後~ 一件、ご予約となっております。


ご来訪のお客様には、お立ち寄りの前にご一報頂けると幸いです。m(_ _)m

ご連絡先 090-8578-5732 迄宜しくお願い申し上げます。


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藤井香雲堂 夏ツアー発表。 [催事]

腹腔鏡手術入院から、無事戻ってまいりました。

まだ、お腹が傷み、体力等もまだ戻っておりませんが・・・仕事は待ってくれません。(^^;

明日・明後日は6月最期のベースです。

6月26日(火)10:00~17:00

  27日(水)10:00~16:00 ※搬出の為、1時間早くなっております。


先週末は、留守中にお越し頂きました皆様、誠に有難うございました。

新ベースでは初の父の留守番でした。

明日からは私が参りますが、まだ本調子でないところも御座いましたら、ご容赦下さいね。


さて、当店の2018 夏~秋ツアーのお知らせです。


[ダイヤ]2018年 6月29日(金)~7月1日(日) 名美アートフェア 2018

7回目の参加になる、名古屋美術倶楽部のブース催事です。


名古屋美術商協同組合に加盟する美術商が、個性溢れる展示で皆様をお迎えいたします。様々なジャンルの美術品を鑑賞し、安心して気軽にご購入いただける美術品展示販売フェアです。恒例となりましたチャリティー入札コーナーも引き続き開催いたします。(6月29・30日の2日間)
 皆様お誘い合わせのうえ、是非ご来場ください。

  

平成30年
 6月29日(金) 午前10時~午後6時
   30日(土) 午前10時~午後6時
 7月 1日(日) 午前10時~午後5時


名古屋美術倶楽部 全館
   名古屋市中区栄3-12-13
   電話 052-241-4356


入場無料です


特別講演

「美を求める心」

講 師  白洲 信哉 氏
      文筆家

日 時  7月1日(日)
      午後1時~午後2時30分

場 所  名古屋美術倶楽部 4階ホール


入場には整理券(無料)が必要です。
当日10時より1階ロビーにて配布いたします。
定員になり次第締切らせていただきます。



[ダイヤ]東美正札会

恒例の年2回の正札会です!


7月7日(土)・8日(日)

平成30年
7月7日(土)10:00?18:00
7月8日(日)10:00?17:00


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[ダイヤ]第1回大美正札会 @大阪美術倶楽部

今年、初開催となります!

8月24日(金)
  25日(土)



[ダイヤ]丸善書店 東京日本橋店 ギャラリー  はんなり骨董楽市

年に1度の催事です。またいつもと違って楽しいです。

8月29日(水)~9月5日(火)

[ダイヤ]近鉄百貨店上本町店 アートギャラリー 骨董祭り(仮名)

昨年で催事場が無くなった上本町近鉄の、新催事です。

9月19日(水)~25日(火)

[ダイヤ]蝸牛会  @名古屋美術倶楽部

数年ぶり、の茶会連動の催事です。お茶会も愉しい趣向なのでお勧めです。

10月2日(火)・3日(水)

[ダイヤ]横浜 眞葛ミュージアム アート縁日連動イベント

こちらも、数年ぶりに登場です。ミュージアム主催で、今回も盛りだくさんです。

当店も参加して、2日間どっぷり眞葛香山に浸れるイベントです!

詳細は追々発表となりますが・・・

10月6日(土)トークショー  

   7日(日)眞葛焼鑑定会


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↑まずは、こちらが解禁となりました。 前回のような公開鑑定会になるかは、応募数によります。


[ダイヤ]東美アートフェア2018

やっと、参加権を得ました。初参加の大催事です!

満を持して、『香山式 KOZAN STYLE Ⅱ』やります。


10月12日(金)~14日(日)



まだ11月も続きますが、今回は夏~秋までのツアーのお知らせでした。


書いていて・・・既にどっと疲れてきました。(+_+)
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2018年6月18日の新入荷情報です。 [新入荷]

東京美術倶楽部の大会より帰りました。

新入荷情報を載せておきます。


♢永楽即全 乾山写雀茶碗 即中斎箱 ※ご成約済

 ふくら雀達がかわいいお茶碗です。 私のお稽古場の初釜では毎年登場するお茶碗で、なじみが 深いです。(^^;


♢加賀月華 紅葉呉器写茶碗  銘 龍田 板谷波山極箱 ※ご成約済

 また、いつか写真でのご紹介をしたいと思います。桑名の萬古焼の初代加賀月華は、板谷波山の 弟子でありました。


♢青木木米 七句茶碗 ※ご成約済

 有名な七句茶碗です。 3客直しがあります。 箱は合わせになります。


♢二代 眞葛香山 色染付荒磯画 花瓶

 高さ31㎝の大作です。当時は釉下彩のことを色染付とよんでおりました。
 ちょっと、値が張ってしまいました。。。(-.-)



さて、次のベースは22・23日になります。

私は本日より入院致しますもので・・・上記両日は、父がベースで留守番を致しております。

どうぞ、宜しくお願い申し上げます。



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東京出張中…。 [見聞録]

今日、明日と東京出張中です。

美術倶楽部の仕事から…三井記念美術館へ。

『没後200年 大名茶人 松平不昧公』

日曜で、最終日のせいか…凄い人人人。

観るの、大変でした…

しかし、過去の逸品の収集だけでなく、自己のセンスで当時の現代ものをプロデュースする能力の高さは、素晴らしいものがありました。

そのあとは…お散歩しながら日本橋へ。

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東京オリンピックの時に、突貫で通された首都高…

ビルを避けくねり、川を埋めて地面より下を潜りながら走るアップダウンは、世界にも例を見ない高速道路となりました。

景観を台無しに、との批判からこの先無くなるそうですが…この光景が無くなるとそれはそれで…?

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少し歩いて高島屋の方へ。

柳屋ビルディング。1964年のこれまた東京オリンピックの年に出来た当時のモダン建築です。

そこから斜め側には…

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手前はベルサール日本橋という数年前に建ったビルで、その奥は…今度の東京オリンピックに向けて、えらい高層ビルの高島屋別館が建築中です。

オリンピックの度に、東京は新しく改造されていくのですね。


おまけ。

手術前の食べ納めに恵比寿へ。

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東京から帰った翌日から病院です。^^;

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2018年5月28日~6月16日の新入荷情報です。 [新入荷]

大変遅くなりましたが、新入荷情報です。

明日・明後日と東京美術倶楽部への出張です。

そのあとは、いつもでしたら大阪・名古屋・京都と美術倶楽部出張ツアーなのですが・・・

19日より、手術で入院することになりました。(+_+)

6月末の名美アートフェアと7月頭の東美正札会を控えておりますので、ここしか日程が取れませんで・・

ベースは、予定通り営業致します。

22・23日は父が留守番しております。

26・27日は、手術が予定外のことが無ければ・・・・私が参ります。(^_^;)

どうぞ、宜しくお願い申し上げます。


十二代坂倉新兵衛 萩三島茶碗  翠露 而妙斎箱

石黒香香(香二) 隅田川焼 高浮彫蟹花瓶

九代 大樋長左衛門 四方手鉢 ※ご成約済

六代 大樋長左衛門 菊形中皿 二十枚 

五代 大樋長左衛門 柚味噌皿 五客   九代極め箱 ※ご成約済み

輪島塗 日月椀 十二客

初代 伊東陶山 露字 花瓶 橋本関雪題字

初代 伊東陶山 菱形 水指 橋本関雪漢詩入 ※ご成約済

太田垣蓮月 和歌短冊 名所月 むさしのの尾花が・・

仁阿弥道八 萬暦製模小皿 十枚 ※ご成約済

永楽和全 赤絵雲鶴四方小鉢

永楽保全 佐野長寛 蔵六亀香合  白檀塗 大綱和尚歌銘箱

永楽保全 於湖南 地捻染付酒飲

永楽得全 阿蘭陀写水指 即中斎箱

永楽即全 交趾竹蓋置 ※ご成約済

眞葛長造 古染付写 銀杏香合

初代 眞葛香山 仁清意老松画茶碗 七十五翁遺作箱

三代 清水六兵衛 金花山黒茶碗

二代 眞清水蔵六 仁清写荒磯茶碗

藤田喬平 カンナ茶入

永楽善一郎(保全) 祥瑞柘榴振出

十一代中川浄益 南鐐ヘキ目盆 即中斎箱


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本日のお知らせ。 [BASE215]

今日から、今月のベース始まります。

本日は、搬入・荷飾りがございますので『午後』からの営業となります。

本日のご予約状況です。

13時 1名

13時半 1名

夕方 1名

今日は、ちょっとお待たせするかもしれません…

ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。(__)
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楽 旦入 絵唐津写 蛤向付 五客 [新入荷]

今週末からは、ベースです。(明日から岡山出張行ってまいります)

今月のベースは3週に渡って2日づつとなります。

6月14日(木)12:00ー17:00
  15日(金)10:00-17:00


  22日(金)10:00-17:00
  23日(土)10:00-17:00
  ※この両日は私が不在な為、父に留守番して頂いております。

  26日(火)10:00-17:00
  27日(水)10:00-16:00


 企画展示 “幕末期の国焼”


江戸後期のお茶碗や水指、向付等、25点をご紹介致します。

珍しいモノばかりです。

今回の企画展示出品作品より、ご紹介致します。


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楽 旦入 絵唐津写 蛤向付 五客


楽の向付の中でも、かなり稀少な部類に貼ります。

唐津焼では有名な蛤の写しになります。古くは桃山期終わり~江戸初期の頃から存在します。

5客揃いですが、火の加減で色調に個性がありますのでその内、2つご覧いただきましょう。

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なんともいえない味わいを上手く楽焼きで再現しております。

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造形的です。

この辺の処理は、慶入で制作された玄々斎好みの雀向付にも後に活かされております。

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印は、前印になります。旦入の初期です。

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こちらは白っぽい味わいですが、こちらはこちらでまた唐津らしいです。

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底面もしっかりあり、盛り付けしやすそうですね。

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『画から津写し 蛤向付  文政年 以 印 旦入』

箱は隠居時代の印です。

共箱ですが、文政時代に作ったものに箱書きされたか、もしくは隠居後に当時の印を使ったか、の2種類の解釈が出来ます。

江戸後期には唐津焼が中断していたこともあって、尾張国焼や京焼で、唐津の写しを求められる声が寄せられていたのでしょうか。稀に唐津写しが存在します。


出来栄えも、状態もかなり良い、楽の向付です。

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楽 旦入 

江戸後期の茶碗師。楽家十代。九代了入の次男。京都生。幼名は市三郎・惣治郎、名は吉左衛門、別号に秀人がある。了入に師事し、17才で家督を継ぎ襲名した。千宗旦から一字を贈られ、旦入と号する。
寛政7年(1795)生~嘉永7年(1854)歿、60才。

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初代 伊東陶山 菱形 水指 橋本関雪漢詩入 [新入荷]

先日のご紹介作品の続きになります。

今度は、たっぷり?書き込まれた方の作品になります。

基本的に、あまりこういうタイプは食指が伸びない方なのですが・・・見ていると、なんだか形状も良いですし、長板に置いた光景がふと、目に浮かんだのです。

そうなると、手に入れずには居れません。(^^;

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初代 伊東陶山 菱形 水指 橋本関雪漢詩入


日本画家 橋本関雪(1883~1945)は、兵庫県神戸市に生まれました。

東京画壇在籍後、京都に移り大正期の京都画壇において活動。四条派の写実的な動物の描写を取り入れた新南画、新古典と呼ばれる絵画を次々と発表し、大正・昭和期の画壇において中心的人物の一人となります。

帝国美術院会員、帝室技芸員、シュバリエドレジョン・ドヌール勲章授与等多数の華麗な経歴を重ねました。 1945年没。

この水指、古染付である菱午水指を・・・文人趣味的に再解釈して造られております。

まずは、表面から・・・。


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『独り異郷に在って異客と為る』


 独在異郷為異客 独り異郷に在りて異客(いかく)と為る

 毎逢佳節倍思親 佳節(かせつ)に逢ふ毎に倍〃(ますます)親(しん)を思ふ

 遥知兄弟登高処 遥に知(し)兄弟(けいてい)高きに登る処

 遍挿茱萸少一人 遍(あまね)く茱萸(しゅゆ)を挿して一人(いちにん)を少(か)くを


 九月九日憶山中兄弟  九月九日山中(さんちゅう)の兄弟(けいてい)を憶(おも)ふ  
 王維(おうい)



 (口語訳)

九月九日=重陽の節句。
 山中=テキストによっては山東(上図)とするものもある。
 異郷=よその国。ここでは長安。
 異客=故郷を離れて旅をしている者。
 佳節=めでたい節句。
 親=ここでは一族の意。
 兄弟=ここでは弟のこと。一つ違いの弟王縉は総理大臣になった。
 登高処=処は、・・・する折、場合の意味。
 挿茱萸=和名を「かわはじかみ」といい、赤い実が成る。邪気払いの力があると信じられてい  た。九月九日の節句には茱萸を挿し、高所に登って菊酒を飲み、悪気を避け疫病を防ぐ風習が  あった。
 少一人=少は欠けている。一人は王維自身のこと。

 (わたしは)ただひとり他郷にあって旅の身となっている。
 (それゆえに)めでたい節句の日になると、いつもよりいっそう肉親のことが(なつかしく)思 いやられる。
(思えばきょうは重陽の節句である)はるかに(遠い故郷の様子が)しのばれることだ。
 兄弟たちは(そろって)小高い山に登っていることであろう。
 みんな挿茱の枝を(頭に)さして、そしてその中に(わたし)ひとりだけ欠けているのを(まざ まざと心に描くのである)。

 自分一人が欠けているから弟たちは懐かしがっているだろうなと思い、自身も懐かしがる、とい う間接的な表現になっている。
 王侯貴族とつきあいながらも年十七と若さが詩からにじみ出ています。




関雪は、父が漢詩に長けてたことから影響を受けたのでしょうか、自身も漢詩を得意としていたようです。

明治43年(1910):27歳の5月に、漢詩集『関雪詩稿』を出版しております。


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裏面に参りましょう。

  『寒食上作』     

  広武城辺逢暮春   広武(こうぶ)の城辺 暮春(ぼしゅん)に逢い

  汶陽帰客涙巾沾   汶陽の帰客  涙巾(きん)に沾(うるお)う

  落花寂寂啼山鳥   落花寂寂(せきせき)たり  山に啼ける鳥

  楊柳青青渡水人   楊柳青青(せいせい)たり  水を渡るの人

  王維

  (口語訳)
   広武古城のあたり 暮れゆく春のころ

   汶陽の人と逢い   涙で巾(きれ)は濡れ果てる

   花は寂しく散り    山には啼く鳥の声

   柳は青々と茂り   川には渡る人の影


 王維は長途の旅をして蜀からもどってきますが、都へ着くとすぐに洛陽方面の地方官に出されたらしく、二年ほど洛陽付近の任地を転々とします。そんななか重要な詩を書きます。
退屈な日々を過ごしていた王維は、ある寒食節の日、それは開元十六年(728)の清明節(陽暦四月はじめ)の前と思われますが、水のほとりで「汶陽の人」と再会しました。「広武」は水に近い山の名で、その麓に広武城(河南省鄭州市の北)がありました。広武城辺の「暮春」(晩春)がいかに素晴らしいものであろうとも、晩春の景に出会うことが「涙巾に沾う」ほどの重要事とは思われません。逢ったのは「汶陽の人」でしょう。
「帰客」とは地方から都にもどる旅人をいい、汶陽の人は王維が洛陽の近くで勤務しているのを知り、会いに来たものと思われます。転結句は整然とした対句でまとめられており、上(しじょう)の渡津(としん)の風景を詠っているように思われますが、「水を渡るの人」は、その日の旅宿にもどる「汶陽の人」でなければなりません。そのように考えてこそ、この詩の痛切な感じは理解できるものと思います。(王維解説HPより抜粋)


唐の詩人王維は十五歳のころ山西省から受験勉強のために都の長安に出ました。
勉強の合い間に上流階級の家に出入りして実力を認めてもらっていました。
王維の場合、絵と詩と音楽に秀でていたため王朝でも評判になり、サロンの寵児になりました。
二十歳ごろ(数えで二十一)進士に及第しました。


頭が痛くなってきました・・・(^^;

作品に戻りましょう。


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摘みは”柘榴”

中国では子孫繁栄を現す意匠です。

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初代伊東陶山の印

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共箱 甲

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共箱 裏

”白沙山人” は関雪の号です。 大正5年に自身の文人哲学を具体化した住居と庭園をアトリエをして完成させ、”白沙村荘”と名付けました。

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煎茶で重んじられていた文人趣味というのは、ある意味・・・知識や文化・美術に長けた人たちがサロンに集まって語り合うことを楽しみとする趣向です。

これはもちろん、抹茶でも通じるところがあるのですが大寄せでは伝えにくいところもあり、近年では解りやすいお道具が主流にシフトされてきてました。

しかし、またこういう話して、論して楽しむ・・・というのが復権しつつあるように思います。

なにより、面白いじゃないですか・・。

両面を時期で使い分けるのもよし、菱ということで3月にも、また馬ということで5月にも。

あとは、お使い頂く方にお任せいたします☆


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※ご成約済みです。


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お問い合わせ先  藤井香雲堂 藤井和久

メール fujii-01@xc4.so-net.ne.jp

直通電話 090-8578-5732

まで、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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初代 伊東陶山 露字 花瓶 橋本関雪題字 [新入荷]

ちょっと、普段と毛色の変わった作品が入りました。(^^;

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初代 伊東陶山 露字 花瓶 橋本関雪題字


帝室技芸員 × 帝室技芸員 のコラボレーションです。

どちらも、有名ですのでご説明は不要かとも思いますが・・・


橋本関雪

父から漢学を学び1903年(明治36年)、竹内栖鳳の竹杖会(ちくじょうかい)に入会。

1913年(大正2年)と1914年(大正3年)の文展で二等賞。

1916年(大正5年)と1917年(大正6年)の文展で特選を受賞。

帝展審査員を務め1934年(昭和9年)12月3日、帝室技芸員に選ばれる。

1935年(昭和10年)に帝国美術院、1937年(昭和12年)に帝国芸術院会員となる。

1940年(昭和20年)、建仁寺襖絵を製作。

1945年(昭和20年)に没し、画号の由来となった逢坂の関のあった滋賀県大津市の別邸・走井居(月心寺)の墓地に眠る。


これは当時のパトロン的な豪商などが、時勢に乗った作家さんを応援すべく特別注文したような作品です。

伊東陶山の初代は、少し時代が前ですので既に帝室技芸員として巨匠です。

対する関雪は30代・・・あくまで、関雪作品として出されておりますので、この辺は陶山などが注文主のご依頼を受けて胸を貸したような感じなのでしょうね。

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銘です。

底に陶山の印もあります。

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共箱

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なんてことのない作品ですが、形状の手練れた感じはさすがに初代陶山、そしてわずか一字、に抑えて・・花を邪魔しないように『露』の字を入れてあるのも文人的な感じです。

秋にさらっと活けてみるのも一興でしょう。


もう一点、橋本関雪 × 伊東陶山 で今度は真逆の作品も入りましたので、後日ご紹介致します。


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